料理に時間をかけないための、作りおき以外の方法。

公開日: : 最終更新日:2018/09/10 シェアハウス, 食べること

先日コメントでご質問をいただいておりました、ありがとうございます。

ご質問内容は以下。

いつも夕食はお時間何分ほどで作られるのでしょうか?それといつも食べている朝ごはんや、昼ごはんについてもよろしければ教えてください。

結論から先にお伝えすると、調理にかける時間は30分くらい、朝ごはんはパンが多く、昼は食べないことが殆どです。

と言ってももちろん毎日がこの通り、ではありませんが。

準備にかける時間は30分程度、だけど

1人暮らしの方が普段の食事準備のためにどれくらいの時間を使われるのかわかりませんが、私はおおよその目安として30分程度、と決めています。
というのも、現在私はシェアハウス住まいなのでキッチンはもちろん共用。ありがたいことにシングル向けの一般賃貸と比較すると格段に充実した設備が揃っているキッチン、しかも館内に大小数箇所設置されており

「混み合っていて順番待ち」

になるようなことはまずありませんが、それでもなるべく調理は短時間で済ませようと考えているのです。

調理、と言ってもいつも簡単なものばかりなので普通に作ったとしてもたいした時間はかからないのですが、現在の環境では調理時間以外にも必要なひと手間があります。

それは、片付け。

普通の住まいであれば使った調理器具は流しにつけておいて後で食器と一緒にまとめて片付ける、という技が使えますが、共用キッチンは調理が終わったら次の人が気持ちよく使えるように使う前の状態に戻しておく、というルールがあります。ルール、というかマナーの範囲ですね。

よって、この時間を含めて30分程度で収めたい、と考えると、調理はよりスピーディーに済ませる必要があるのです。

調理に時間がかけられない環境のメリット

By: Jeff

ええー、やっぱりシェアってめんどくさいね。
と思われるかもしれません。正直、最初の頃は私もなかなか慣れなくてあたふたしていました。

が、時間の制限(と言っても自分で勝手に設けているだけですが)があるなかでいかに効率よく、でも満足できる食事を作るか?にゲーム感覚でチャレンジしてみるとこれがなかなか面白い。おかげで今では1年前よりもかなり上達しました。
晩酌をすることもあって、以前は

「あーめんどくさいからもう片付けは朝起きてからでいいや」

なんて、シンクに食器おきっぱなしで寝てしまう、なんてことも少なからずありましたが、もちろん今はそれができない。少しの不自由と引き換えに常にキッチンをキレイに保つ癖がついたのは、生粋のズボラ人間にとっては大きな収穫と言えるでしょう。前向きですねえ。

もちろんたまには時間をかけてのんびり料理したいな、と思うこともあります。魚とかレバーとか、下処理が必要な食材を使う時も多少余分に時間がかかりますからね。

そんな時はメインのキッチンでテレビをみながらコトコト煮込み料理を仕込む、なんていう選択肢もあるので、時間をかける、かけないのメリハリをつけて毎日の食事を楽しんでいます。

料理に時間をかけないために、方法はただひとつ

あわせ調味料や「素」として使い勝手のよい半調理食材をストックしておくと毎日の調理が格段にラクになります。

が、私の場合は冷蔵庫の関係でストックできるスペースがないので、あれこれ作りおきもできません。第一一人暮らしでうっかり豊富に作りおきしちゃうと食べ切れなくてダメにしてしまうこともありますからね。

となると、方法はただひとつ。

「毎日、簡単な料理を作る」

これにつきます。当たり前ですが。

調理に時間をかけないための方法として有効なのは

  1. 少ない素材で1品作る
  2. 切る手間を少なくする
  3. 調理工程を減らす
  4. 味付けをシンプルにする
  5. 漬物など毎日でも飽きない常備菜を作る

などでしょうか。

例えば、1.八宝菜を作るよりキャベツの塩炒めのほうが早い 2.千切りより手でちぎるほうが早い 3.野菜を茹でて調味料で和えるだけで1品できる 4.肉や魚を塩焼きにしてレモンをかけるだけなら早いし失敗もない 5.糠漬け

といった具合です。

いやあ、こうして書き出すとまさにゲーム感覚ですね。そしてやっぱり料理とファッションは似ている。

参考 洋服が少なくなると、コーディネイトはもっと真剣になる。

もちろん今日は絶対八宝菜が食べたい!というなら別ですが、単に野菜炒めの気分なら材料をあれこれ揃えることにこだわらなくてもいいよね、というお話。

晩酌時間を大切にし過ぎている

ちなみに朝ごはんはパンが多いです。これは育った環境によるところが大きいでしょうか。

参考 神戸に来たら絶対に外せない、2つのパン屋。

パン+何か、というよりもタルティーヌとかオープンサンドとか、それだけで完結するような簡単なサンドイッチ系にコーヒー、といった組み合わせが多いです。出先で済ませることも結構多いかも。

そして昼は誰かと一緒に外でランチする時以外は食べないことが多くなりました。これは

  • 昼ごはんを食べると眠くなる
  • 夜ごはんを早く食べたい

という理由によるもの。超夜型の生活サイクルを早寝早起きに切り替えたので、早めに夕食を済ませようと思ったら昼を食べる隙間がなくなってしまったのでした。

が、最近少々痩せてきてしまったこともあり、この食生活が体のために正解なのかどうかは少々疑問。そのうち少し変更を加えるかもしれません。

いずれにしても悲しい程に晩酌を大切にし過ぎています。大切にしているけれど、手間はかけない。そう、時間をかけてベタベタと構うだけが愛情ではないのです。

さらには手作りにこだわる必要もないのでは、とも考えているのですが、長くなってしまったので続きはまた改めて。

と、ざざざっと駆け足で書いてしまいなんだかよくわからない回答になってしまいましたが、実はずっと不人気だった料理記事にコメントをいただくことが増えてちょっぴり嬉しい今日この頃、なのでした。

関連 簡単で飽きない自炊のコツ。

 




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Comment

  1. ぽこぴた より:

    わたしも、シェアハウスで生活したメリットのひとつが、片づけをすぐに済ませる習慣がついたことです!
    うちのシェアハウスはこじんまりしていて和気あいあい、一緒の空間でそれぞれ同時に作る感じですが、それでも時短、省スペースを考えると、すぐに片づけるのが習慣になりました。
    あと、ゲーム感覚で料理するっていうのもめっちゃわかります!

    • crispy-life より:

      ぽこぴたさん

      おおー、同意していただけて嬉しいです!シェアハウスあるあるですよね。

      面倒っちゃあ面倒なんですが、視点を変えれば制限もまた楽しいというか。
      こうしてなんでもゲーム感覚で取り組む姿勢が身につけば、人生もいろいろ捗るような気がしています。

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