洋服が少なくなると、コーディネイトはもっと真剣になる。

By: swong95765
最近ブルーのシャツにボーイフレンドデニム、セルフレームのメガネに中折れ帽、足もとはスニーカーというカジュアルなコーディネイトが気に入っています。
同じ系統のアレンジで少しフェミニンに仕上げたい時はデニムをロールアップして足もとをパンプスにしたり、メガネをサングラスに替えたりしてあれこれ研究中。
このお気に入りコーディネイトで使っているシャツもデニムも中折れ帽も、すごく気に入っているにも関わらず以前はあまり活用できていませんでした。
なのに今になってまさかのスタメン起用。
好みのスタイルが変化したのも理由のひとつですが、もっと明確な原因がありました。
少なくてもほとんどの服が一軍選手

By: William Klos
気に入ってるんだけどあまり使えていなかったのは、やっぱり選択肢が多すぎたのだと思います。クローゼットに服はたくさんあるのに今着たい服がない。だからもっと買わなくちゃ!の繰り返し。
たくさんの中から選べるというのはとても贅沢で楽しいことではあるけれど、時に混乱も招くわけで。
参考 “選択肢過多(Choice Overload)” 多くの候補から選べるのが幸せ?
かなりアイテム数が絞られている今は自分が何を持っているか全てを把握しているし、限られたアイテムの中から何をどう組み合わせて今日の気分を演出するか、ということを考えるのが楽しい。
あんなにたくさん持っていたのに服がないー!と騒いでいた頃は、今思えば真剣に服と向き合っていなかったような気がします。
ファッションコーディネートと料理は似ている
再三書いているような気がしますが、コーディネイトを考えるのと料理はとても似ています。
ほぼ毎日自炊で晩酌を楽しむ私ですが、今は珍しい食材や調味料を使う凝った料理ではなくて、シンプルでも如何に美味しいものを作るかを追求したい気分。酢の物を作ろうとしたら酢が切れていたので慌ててスーパーに買いに走る、のではなくてないならないでさて、ポン酢で和えるか、それともオイルを使って別物にしようか、などと考えるのが楽しい。
コーディネイトを考えるのも同じ。
このシャツに合わせたいパンツがない!と慌てて買いに行くのではなくて、このシャツとデニムに何をプラスすれば、若しくはマイナスすればうまく馴染むのか、と考えるようになりました。
まあ悩んだら新しいものを買っちゃったほうが手っ取り早いんですけど、今までそうやって安易に新しいアイテムを投入し続けていたのがその洋服を輝かせる方法を真剣に考えられなかった原因でもあるわけで。
手持ちのアイテムと真剣に向き合うと、また違った表情を見せてくれる。
なんてことを書くと洋服が捨てられなくなるからやめて!と言われてしまいそうだけど、洋服がグッと少なくなった今だからこそそんな風に感じられるのだと思います。
さて、明日は何を着ようかな。
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私には趣味らしい趣味がありません。 趣味らしい趣味ってなんだって話ですが、なんでしょう。 ア
Comment
予備やバックアップがあると人間適当になります。
人間は複数集まると、ほかの誰かがやってくれるだろうと手を抜きます。
リンゲルマン効果とか呼ばれるこの現象、服を買うときにも起きているような気がします。
「これが似合わなくてもほかに何着かあるお気に入りを着ればいい」
そんな気持ちで選んでいると、適当な服ばかりが増えますよね。
「ここでダサい服を選んでしまうと、明日から外出不可能!」
くらいの心意気で選べば間違いないですね。
しゃどみさん
コメントありがとうございます。
会社や組織でも利益に貢献している人数は全体の20%だとかいうデータもありますね。
私はそこまでストイックに持たない生活をしているわけではありませんが、お気に入りの洋服とは出来る限り多くの時間を共有したいです。
今後ともよろしくお願いいたします。
初めまして。
いつも楽しみにしています。
一年かけて断捨離をしている
40歳主婦です。
当然衣類も減らし
一軍のみである事が
これほど管理しやすく、
ストレスまで減る事に驚いています。今回の記事も本当に共感致しました。
毎日夕方には翌日の
コーディネートを考えています^ ^
またお邪魔します。
ma.naさん
コメントありがとうございます。
1年かけて断捨離ですか。
それくらいの時間を掛けてものとじっくり向き合うのは理想的だと思います。
全員が一軍って楽しいですよね。たくさん持っていなくてもファッションは楽しめるんだと私も日々実感しています。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。