「普通に美味しい」味噌汁とごはんの夕食。
慣れないニキビの対処に困り果てる。
ニキビ経験値が浅いので対処法がわからない。と表現するほうが近いのですが、とにかく長引きすぎてさすがに焦ってきました。
そこで、実験することにしたのです。
「普通に」美味しい、味噌汁とごはんの夕食
そう、先日ちらりと触れた人体実験とはこのことです。
ニキビと赤鼻の原因ではないかとうすうす感づいていた要因を取り除けば変化は見られるのか?という実験をしたくなりました。早い話がしばらく酒を止めようという作戦です。
しかしわたくし、酒を飲まないとなると途端に食べる気が失せるというか、いろいろどうでもよくなってしまう困った体質。
せっかく人体実験と称して1週間も酒を断つ(大げさ)のだから、ここは何らかのテーマを掲げたい。ならば私好みのおばあちゃん的質素晩ごはんで通すというお遊びはどうだろう。ちょうど味噌汁+ごはんという食事の面白さと奥深さに改めて感心していたところだったし、今週は「普通に美味しい」味噌汁とごはん縛りでいってみようじゃないか、と思い至ったのでした。
白菜とひらたけの味噌汁、目玉焼き丼献立
- 白菜とひらたけの味噌汁
- 大根皮のしょうゆ漬け
- 春菊のからし和え
- 目玉焼き丼
白菜とひらたけの味噌汁
ざくざくと大きめに切った白菜とひらたけをたっぷり入れた味噌汁。出汁は昆布。
大根皮のしょうゆ漬け
こちらはいつもの漬もの。
春菊のからし和え
ゆでた春菊を塩、和からし、ごま油で和えたもの。
目玉焼き丼
ごはんを茶碗に盛り、目玉焼きを乗せてしょうゆをかけたもの。目玉焼きは白身のふちだけカリッと強めに焼き、黄身は生に近い状態にて仕上げました。
味噌汁とごはんだけ、といいつつ目玉焼きとからし和えがついてますが、これは食材が余っていたから。そして、無性に目玉焼きをのっけたごはんが食べたくなったからです。
ああ、目玉焼き丼のシンプルながらに抗いがたい破壊力。
卵かけも悪くないけれど、目玉焼きにしょうゆちょろっと垂らすのはまた格別の旨さですね。
きっと、油の風味とカリッと焼けた白身のフチの食感から得られる快感がこの丼の大きな魅力なのでしょう。料理ってほどでもないけど、凝った丼に決して劣らない美味がここにある。
さて前述した「普通に美味しい」とは、「一汁一菜でよいという提案」の中で土井善晴氏が書いておられて確かにと頷いた言葉。
最近の若い人がよく使う「普通に美味しい」という言い回しにはなるほどと思わされる。家で食べる毎日の食事に必要なのは特別なご馳走やとびきり豪華な食材などではなく、普通の美味しさゆえに毎日飽きずに食べられるこんな献立なのではなかろうか ─ というような記述があったのです。
なるほど、そう考えれば言い得て妙。「普通に美味しい」は、単なる言葉の乱れと切り捨ててしまうには惜しい、家庭料理的飽きない料理のニュアンスを上手く表している言い回し、とも取れます。
普通に美味しい具沢山の味噌汁にごはんがあれば、なんとかなる。
酒を飲まない日の夕食としては十分、というか、このおかずでごはんを日本酒に変えても全然アリだわと思ってしまう粗食地味つまみ好きな私ではありますが、今週はこのお遊び記録にお付き合い下さいませ。
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