そのままでいいのに、手を入れるからダメになる。

公開日: : 最終更新日:2018/11/07 生き方と考え方, 読書, 食べること

炊飯器はいるのかいらないのか

白ご飯の旨さは冷めていた方がよくわかるものであり、炊きたてこそが美味いというのはむしろ思い込みである。

先日読んだ「おいしいもののまわり」にそんなことが書いてありました。

曰く、昔は炊きたてのご飯は贅沢品だったので家長や長男しか食べることができなかった。その特別感へ憧れから、ご飯は炊きたてが最高!みたいな考えが根付いているのではないか、と。

言われてみれば、そうかもしれん。未経験どころかこの目で見てもいない大昔の風習に未だになんとなく縛られているなんて、おかしなものですね。

そのままでいいのに、手を入れるからダメになる

 

普段の食事ではあまり白ご飯を食べない生活の私。当然炊飯機会は少ないのですが、現在の食生活になる前から炊飯器の保温機能が嫌いでした。

減らす計画、炊飯器はいるのかいらないのか。

保温したまま時間がたったご飯って美味しくないし、白ご飯をわざわざずっと温めておく必要性も感じられない。よって、炊飯器はその名の通り炊飯のみに使用しており、保温することはほとんどありませんでした。炊けたら出して、小分けにして即冷凍。

家族がいるなら保温機能の使い道もいろいろあるのでしょうが、一人暮らしの食卓ではまず不要。そのままで十分おいしいのに、なんとなく便利そうな家電に頼ってわざわざ不味くして食べるってのは本末転倒というか、悲しみさえ漂うお話ではありませんか。

などと偉そうな口を叩いてはおりますが、その昔弁当生活を謳歌していた時代はありがたくタイマー炊飯を活用していたんですけどね。

今日捨てたもの 憧れの曲げわっぱ弁当箱。

便利家電なんて云々いいながら、結局は自分だって文明の利器に頼り切って生きているのであります。

贅沢ってそういうこと

ガサエビ丼

もちろん、頼る利点があるからこそ偉い人がいろいろ開発してくれるのであって、新しい機能になんでもかんでもダメだしするつもりはありません。そして、手をかけ暇をかけ、こそが愛情だとも思わない。

働いていないという罪悪感。

道具はうまく使ってこそ生きる。何に重きを置くか、何を選び、何を捨てるかは、人それぞれ違うのだ。

本書には炊きたてのご飯しか食べられないという男性は、炊きたてこそが至高と思い込んでいるお母様によっぽど大事に育てられらんだろうとか、味のついていない白いご飯を食べられない子供はまだ本当に美味しいご飯を食べたことがないのではなどという記述もあり、たかが白ご飯ひとつからでも見方を変えればさまざまな想像ができるものだなと不思議な気持ちで読み進めました。

料理人の切り口で語られる食や道具について読んでいると、ていねいな暮らしとは縁のない私でも、きちんと正しい手順で炊いたご飯をおひつに移して、ふっくら旨い頃合いを見計らって食べてみたくなりますね。塩むすびに純米酒の組み合わせって、意外とイケるしね。ご馳走って、贅沢ってそういうこと。

見習うべきは、ていねいな暮らしなんかじゃない。

汚れの目立つ白いエプロンをあえて選ぶってのもいいな。私のような粗忽者が台所で白なんてまとったらば初日でダメになることは目に見えているけれど。

 




関連記事

にんじんとセロリのアーモンドサラダ 小松菜のオイル蒸し じゃがいものクリームチーズ和え チキンソテー

チキンソテー、にんじんとセロリのアーモンドサラダで赤ワイン。

なんぞこれ。 久しぶりに皮パリパリチキンソテーでワインでも飲んだろかいと考えたらパリパ

記事を読む

白ワイン おつまみ

ワインで家飲み 野菜のロースト、アボカドチーズ。

週末は何故かついついワインを手に取る習慣が。 さて、今夜のおつまみ。フライパンで焼いて

記事を読む

エンサイと豚肉の炒めもののっけごはん

エンサイと豚肉の炒めもののっけごはん。

エンサイ。つまり、空芯菜です。 先日勢いで購入した香り米があるし、これはのっけごはんし

記事を読む

葱の肉巻き献立

晩酌献立 白葱の豚肉巻き、にんじんと卵の炒めもの。

遅くなる夜は潔く外食を選ぶかか出来合いのもので済ませることが多いです。が、先日は後は盛るだけ

記事を読む

外でランチはもう古い?ランチタイムは消えるのか。

なんと!気がつけばもう2年が経過しているではないですか。 関連 休肝日は休胃日に。夕食

記事を読む

イカ大根、タアサイのおひたし。

毎晩晩酌タイムを楽しみにしているのですが、週に一度の休肝日を取るようになってからというもの火

記事を読む

50代で起業、異業種への転身。

そういえば、あの人は今どうしているのだろう。 ふとそんなことが頭を過って名前を検索して

記事を読む

後悔しない生き方なんて。

免許の更新のため、最寄りの警察署に出かける途中で、そういや東京で免許の更新をするのは初めてだ

記事を読む

休肝日のメニュー

抜歯で休肝日の晩ご飯 餃子入り野菜スープとぬか漬け。

以前も何度か休肝日のメニューについて書いたことがありました。 関連 休肝日の鶏出汁こん

記事を読む

なすとピーマンの味噌炒め献立

なすとピーマンの味噌炒め、トマトとわかめのツナサラダ献立。

本日の晩酌献立に使用した野菜は、なす、ピーマン、トマトなど。 一気に夏が近づいてまいり

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

強力美白サプリの作用で、白髪は増えてしまうのか。

アトピーが原因で両腕に残ってしまった色素沈着のケアを記録して

納豆炒めのチシャ包み
「包みまくる」という、ぜいたく。

パリッとみずみずしい葉野菜、チシャ。いいですよね、大好きです

2021年、買ってよかったものベスト3。

1年間の買い物を振り返るこの行事も、早いもので7回目となりま

コールラビのふりかけ入り卵焼き献立
ロールキャベツ酒粕シチュー、コールラビのふりかけ入り卵焼き献立。

久しぶりの干し野菜で、これまた久しぶりのロールキャベツを作り

50代間近「ととのう」ということ。

年明け早々、ずっと気になっていた場所に出かけてきました。

→もっと見る

PAGE TOP ↑