書店にいる、迷惑な客ですらない客。
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大きな荷物をがっさり処分して以降、特にこだわりのないものに関しては電子書籍で読む派になりました。
そんな自分でも、最寄駅前にあった大型書店の閉店に困惑している。
大型書店やネット書店台頭影響を受けて街の書店が立ち行かなくなっているとずいぶん前から聞いていたけれど、大型書店も似たようなものなのでしょうか。
書店にいる、迷惑な客ですらない客
駅前書店の閉店で何が困るかってそりゃ、書店に気軽に立ち寄れないこと。
ここ20年、居住地はコロコロ変えてきたけれど、思い返せば最寄駅付近に大なり小なり必ず書店があり、毎日のように行っていました。以前は月に数冊は書店で購入していたのが、そのうちネットで買うようになり、またしばらくして電書になり。
考えてみれば、私みたいなのがいるから、閉店してしまうのですね。自分で自分の首を締めているのですね。
書店にある書籍をネットで購入することはできても、日々変化する棚の様子をネットで眺めることはできない。棚が見たくて書店には日参するくせにその場ではたいして買わないんだから、本当に迷惑な客、というか、もはや客ですらないんだなと思う。あと、関係ないけど書店にいると無性にトイレに行きたくなる。
ただ冷やかしにくるだけの、客ですらない客。心から申し訳ない気持ちになりつつも、やっぱり棚を眺めたくて、また書店へ足を運んでしまうのです。
先日恵比寿で時間ができたので向かったアトレの有隣堂で、ベストセラーだか、おすすめ本だかの棚を見てびっくりしました。
トップの位置に君臨していたのは「パワーウィッシュノート」なるもので、次いで「自分で「始めた」女たち 「好き」を仕事にするための最良のアドバイス&インスピレーション」など、とにかく若い女性向けのエッセイ本とかスピリチュアル系書籍がずらり。
この手のランキングって書店のロケーションや客層によってガラリと変わるのは当然のことだけど、恵比寿ってこんな感じなのかと。いや、レディースファッションがメインのアトレだからか。浜松町の文教堂の同日ランキングはいかに。
あと漫画部門では「凪のお暇」もプッシュされていました。会社を辞めてしゃりしゃりと断捨離をして、しばし休息期間に入る。これは日々笑顔を絶やさない恵比寿女子の心根をくすぐる設定なんだろうな。と、ドラマを見て思う。
ドラマといえば今一番気になっているのは「全裸監督」なんだけど、サブスク系はプライムでお腹いっぱいというか、ウォッチリストが消化できず全然追いつけていないので、Netflixにまで手を出す勇気が出なくてもじもじしています。書店の話がまさかの全裸着地です。
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Comment
1/13のまるいです。
あっ、頭数に入ってなかったら1/14です。
共感ポイントは最寄り駅前の本屋さんがなくなっちゃった事ですが、全裸着地のおもしろ展開芸は多分私にはムリ。
こういう展開できる人になりたいです。
でも、このドラマの宣伝を見た時は「見たい!」
と思ったので、そこ共感です!
まるいさん
話がまったくまとまらないこの感じこそ、私が話すのが下手な理由なのだろうなとがっかりします。とっちらかりすぎ。。。
あ、まるいさんは1/13ですのであしからず♪
crispy様
お疲れ様です。
今の住まいを決めた理由が近所に
なかなかデカい書店があったからです。
地方ゆえ、駅からタクシーで帰る時もこの書店名を
告げれば良いという、まさにファンタスティック。
国内外何処に旅しようと、書店と文房具店は
必ず入りますから、閉店の絶望感はよく分かります。
本は書店買い派ですが、買うと増えるし
読めてない本もありで何ともはや。
本すら読めてないのに、Netflixを始めあちら系は
手を出す余裕が無い所へ全裸。
まさかのcrispy様も気になってるとは
ナイスですね!
お待たせし過ぎたかもしれない本を
読了した頃、DVD出ないかな?とw
ちゅーなーさん
おわかりいただけますか、この絶望…。だったらちゃんと買い支えろよという話でしかありませんが、場所を取るものがなかなか増やせないというジレンマがありますねえ。
そしてすでにNetflixに着手されていたとはゴージャスではないですか!
早速視聴した友人からの情報によると、山田のとおる寄せがかなりの確度らしく、余計観たくなってしまいました。関係ないですけどやまだのとおるよせってなんか美味しそうですね。オクラのゼリー寄せとかそいう感じ。
NetflixドラマってDVD化されるんでしたっけ?私もそちらに期待したいと思います。
10点満点!
kyokoさん
えっ!? 全裸??
『自分で「始めた」女たち』、若い女性に耳ざわりのいいことを書いて買わせる浮わついた本じゃないですよ~。自営業の女性たちのインタビューです。
受注を焦って大企業にふりまわされたり、他人に判断を委ねて痛い目にあったりした厳しい現実も語られています。
立ち読みでいいので中身をのぞいてみてください。crispyさんが先日実施されたイベント(ブログでレポートを読ませていただいたのみですが)ともそれほど遠いものではないと思います。
ブログ愛読していますしイベントも良い試みと応援しています、crispyさんに対してどうという意図はないので、念のため。リプライも不要ですよ。
あの本が世間で若い女性カテゴリにくくられ、他の読者を遠ざけているのかなとわかってちょっともどかしい気持ちになったのです。
月谷真紀さん
コメントありがとうございます。
確かに、この表現には語弊がありますよね、大変失礼いたしました。
実は他にも女性向けらしき本がたくさん並んでいたのですが、若い友人に勧められて気になっていた「自分で「始めた」女たち」以外のタイトルが思い出せず、さらに全裸に着地させるという無理が祟ってやや乱暴な書き方になってしまいました。
この日はパラパラとめくって白髪が素敵なマダムの写真を眺めるに止めてしまったのですが、インタビュー系の本は大好きなので読んでみたいです。紙しか出ていないようですが、あの感じならやっぱり紙で読むべきかな、とか…。
リプライ不要と書かれていたのですがどうにもお伝えしたくて、すみません。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。