手羽焼き、おつまみ奴献立。
鶏肉を焼く。だから、焼き鳥。
焼き鳥は、焼いて塩を振るだけで出来上がるありがたいつまみゆえ、定期的に食卓に上がっております。
焼き鳥にするならば、もも肉もむね肉は当然、せせりあたりもいい。しかしこれが手羽先となれば、なぜかちょっとした特別感がありませんか。
手羽焼き、おつまみ奴で晩酌
- キャベツと油揚げの味噌汁
- 三つ葉とえのきのおろし和え
- おつまみ奴
- 手羽焼き
キャベツと油揚げの味噌汁
いりこ出汁の味噌汁。実は油揚げとキャベツ。味噌汁の出汁はいりこが定着してしまいましたね。
三つ葉とえのきのおろし和え
ゆでたえのきと三つ葉を大根おろしとポン酢で和えたもの。
おつまみ奴
豆腐に刻んだぬか漬けと千切りの大葉、ごまをのせ、ごま油をまわしかけた冷奴。使ったぬか漬けはなす、大根、キャベツ。味付けはぬか漬けの塩気で補うので、古漬けを使うのがベストです。
手羽焼き
手羽先をフライパンに皮目からのせ、こんがりと焼き色がつくまで焼きます。両面焼いて中まで火が通ったらうつわに盛り、粗塩を振ってレモンを添えます。付け合せは同じフライパンで炒めた青ねぎ。
パリッと香ばしく焼けた皮にぷりぷりの身。まずはビールで!といきたいところだけど、奴やおろし和えが控えているのでしょっぱなから冷酒にしてみました。今宵の気温がもうちょい高かったら、迷わずビールを選んでいたかな。
身を骨からきれいにひっぺがしながら、焼き手羽ってちょっと大人っぽい味がするなと思う。なんでだろう、骨に近い身独特のあの香りがそう思わせるのかしら。
そういや子供の頃は手羽先ってそんなに好きじゃなかったんだった。ねぎまタレとかのほうがよっぽどわかりやすい美味しさだし、何より骨の形が複雑で食べるのがめんどくさい割に可食部が少ないのが気に食わん、と思っていたんだった。
そもそちゃんとした焼き鳥店に子供が出入りするものなのかどうかという疑問は残りますが、私などは幼少の砌から酒場英才教育を施されて育ちましたのでね。焼き鳥はいつだって身近な存在だったのに、今になって苦労しております。現在の住まい近辺で、いい焼き鳥の店が見つけられないのです。だからしてこんな風に、家でちまちま焼いて食べているのです。
店で食べる焼き鳥と家で食べる焼き鳥は、全く別の料理だけれど。
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