遊んで暮らせるなら、中身はどうでもいい。

公開日: : 最終更新日:2020/03/02 これからの働きかた, ミニマルライフ

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「お互い割といい感じの流れになっていた」と書きました。

寿司をつまみながら、いよいよ食えなくなったらバイトするという。

友人はこれまでの努力が実を結び、なるべくしてそうなっているのだけれど、自分の場合は文字通り「流れ流れていつのまにか」という表現が適しているように思えます。

「いい感じ」といっても、超ビッグプロジェクトが動き出したとか、巨万の富を手に入れたとか、これまでのキャリアの集大成となるほにゃららがほにゃららしたなどという華々しいものではなく、まあ、そう悪かないわね、程度のもの。

しかし、そう悪かないことの悪くなさを、しみじみ感じているのであります。

結局は、遊んで暮らしたいだけの人

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不真面目が服を着て笛吹きながら踊っているような人間の戯言として聞き流していただきたいのですが、わたくし、遊んで暮らしたい欲が人一倍強いです。

いかにして働かずに暮らすか。

かれこれ30年以上にもなる労働歴を振り返ってみても「仕事がデキる」人であった瞬間はただの一度もないし、戦略的とか効率的とかビジネス論点視点などのそれっぽい能力がごっそり抜け落ちている、気がする。まず、列挙した能力の例からして発想が貧困。加えて、誰にでもできる簡単な仕事が苦手だったりもするし、ハクション大魔王より数字に弱い。

つまり、人様との競争が発生するような仕事を選べば、100%負け戦になる。だからこそ、自分にできること、欲をいうなら、やっていて苦にならない、まあまあ面白いと感じる何かを駆使し、どうにかこうにか小金を稼ぐことが私の生きる術だし、そうできたら自分自身も楽しかろうな、と思って生きてきたフシがあります。

で、現状まあまあそういう状況になっている。

遊んで暮らせるなら、中身はどうでもいい

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遊んで暮らす、なんてデタラメなところまではいかずとも、やりたくないことをやらないで済む方法ってのも、案外簡単に見つかったりする。

若かりし日の私はしんどいから満員電車には乗りたくないなあと思っていて、でも仕事してりゃさすがに乗らないわけにもいくまい。などとカッチカチの頭で思い込んでいたものです。

これだって「時間をずらす」というアホみたいにシンプルな方法で実現可能。

激しい朝活、AM6:00が限界説。

自分でコントロールできることって、実はいろいろある。そう考えてみれば、遊んで暮らすという壮大な夢(?)の実現も、そう難しくないのでは、という気になりませんか。

もちろん今だって、毎日酒をあおりながら歌い踊っているだけでお金がザクザク湧いているわけではありません。でも、人のアイデアやお金を拝借しながら、自分の好きなこととか、やってみたかった遊びをさせてもらい、さらにはお駄賃までいただいているという感覚が相当ある。

ありがたいじゃないか。

加えて自分はさして能力がなく、スキルもないからこそ「これがダメならもう終わりだ」みたいなプライドもない。ただ、目の前に転がっている仕事に何らかの面白みを見つけ出し、必要ならば新しいことを学び、その過程で幾ばくかの金を稼ぎ、あたかも遊んで暮らしているかのような錯覚さえ得られれば、仕事の内容はなんだっていいのかもしれないなあ。と、昨日の一件で思ったのでした。

なんだっていい、は言い過ぎか。向き不向きもあるし、現実問題仕事内容はある程度限られてくるにせよ、今日時点での考えは、まあまあこんな感じ。

「遊んで暮らしたい」など、私のような独身一人暮らしの中年がおいそれと口にしてはいけない言葉のような気がしないでもありません。でも、最近まあまあ遊んで暮らせているな、いいぞいいぞうふふ、と思ったので、備忘録として記した次第です。来週になって、また状況がガラリと変わって、仕事が1ミリたりとも面白くなくなってしまっても、それはそれ。その時に策を考えるといたしましょう。

自分で仕事を作る方法、副業、複業、週末起業。




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Comment

  1. 日記シリーズ、更新があるたびにワクワクしながら読んでいます!

    ネットで稼ぐなら日記は絶対ダメと言われていますが、やっぱり日記風エッセーというカテゴリーが好きです。昔はブログといえば日記だったのに、今では中身の無いまとめサイトばかりで淋しいですね。

    僕は会社勤めなので、フリーランスで在宅勤務のCrispyさんは憧れです。最近定年退職の話を聞く機会があって「遊んで暮らす」がちょっと現実味を帯びてきたので、タイムリーな記事でした。

    • crispy-life より:

      トム(仮名)さん

      なんと、日記をたのしみに待っていてくれる特異な方がおられるとは!

      おっしゃるように、私も人の日記を読むのが大好きで、一次情報皆無の「こたつ記事」が大嫌いで、せっかくブログをやっているなら日記を書かずしてどうする!と思い立った次第です。でも、書いてみたら以外と難しくって、これ、面白い?とか思っちゃうんですけども、トム(仮名)さんが読んでくださるのならそれだけで書く価値があるというものです。

      ありがとうございます。

      ところでトム(仮名)さん、いつの間にかYouTuberデビューもされているのですね。私は動画方面はからっきしなのですが、この界隈でもいろいろ思うところはあり、また後日記事にしたいと思います。

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