苦手意識がある方が、結局上手くなる理由。
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最終更新日:2020/03/22
これからの働きかた
自分の中に専門的な知識が溜まっていない分野について書かねばならない機会が多いこの頃。背景や用語を調べつつの作業にやたらと時間がかかることに辟易し、プロに思いをぶつけました。
「どのように訓練すれば、書くべきことを素早く、そして的確にまとめられるのでしょうか」
情報の正確性もさることながら、スピードも求められる某紙記者氏曰く
「ものによります」
とのこと。そりゃそうか。
書くのが苦手な人の方が、書くのが上手くなる理由
新人記者の登竜門は事故系記事なのだとか。確かに、交通事故などを報じる記事に必要な要素はほぼ決まっており、テンプレに当てはめて書きつつ技術を鍛えていく工程は、なるほどなあと思います。
「例えば会見の記事を素早く正確に書け、と言われたらもちろん書けますけど、私は今すぐ意図的にバズらせる記事は書けないし、求人広告とか特殊なものだって、ある程度慣れないと多分書けない。そいうことです」
そうですか。何のために書く文章かによって、トレーニング方法も変わる。ごもっとも。
テンプレに当てはめるとか、決まった構成に沿って書く作業は、相当力のつくトレーニングのような気がします。幼少時にひらがなの練習でやった「なぞり書き」みたいなもので、お手本を真似ることで正しい形やバランスの取り方が、自然と身についてゆく。一方で、自己流・デタラメで長らく進んでしまった場合、生まれ持ったセンスや才能のある人なら自己流で見事に花開くが、そうでないほとんどの人は正しい方向への矯正が難しく、応用が効きにくくなるという危険性をはらんでいる。
文章力に限らず、苦手意識のある人ほど書物なぞを参考にしながら体系立てて基礎から学ぼうとするため、結果的には「なんとなく得意かも」という人以上のスキルを手に入れるのではなかろうか。しかも、最短距離で。
英会話経験ゼロから短期間で淀みなく話せるようになった人の勉強法。
そう考えれば、苦手意識って、結構いいものですね。いや、「いい」のは苦手意識じゃなくて、己の現状を認識し、一から学べる素直さのほうか。
正しさなんて誰にも求められないブログの文章や、テンプレで書けちゃう晩酌ネタはともかくとして、未知の分野について書くことについては、私も大いに苦手意識を持っている。しばらくはこの苦手な作業が続きそうなので、いまさらのなぞり書きでも写経でもやるしかないですね。最短距離とは言わないけど、コツコツ筋トレ。
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