今日捨てたもの 8/20 10年分のスケジュール帳を処分。
今月は毎日何かひとつ捨てると決め、毎日実践しています。
これまでは割りとほいほい手放してきました。
でも、今日はほんの少しだけ、心がチクリと痛みました。
少しだけ。
今日捨てたもの
- スケジュール帳
ダンボールに詰め込んであったスケジュール帳。数えてみたら、ちょうど10年分ありました。
10年…。
この10年、本当にいろんなことがありました。
モノを減らしながら移動を続けるという今のライフスタイルが出来上がったのも、これまでの生活から得た知識と経験の蓄積があったからこそ。私の30代のエッセンスがギュッと詰まっているのが、このスケジュール帳なのです。
バリバリ会社員時代、独立したての頃、家庭で問題があった時、外食や家飯の記録、などなどが、10年分。結構な「ライフログ」財産だと言えるのではないでしょうか。
でも、これを手放したからといって、私の10年が消えるわけじゃない。
ましてや、10年が無意味だったわけでもない。
今までは捨てるなんて考えもしなかったスケジュール帳を、なぜ今突然手放す気になったかというと、ふと読み返してみたから。
スケジュールをトリガーに当時を思い出すと、なんだかとても辛かったのです。
30代は環境の変化も多く、自分がどんな生き方をしたいのかが見えず、表向きは順風満帆を装いつつも心の中は不安だらけ、という時代でした。
多忙な仕事のスケジュールや華やかなお誘いの予定がびっしり書き込まれている中にぽつぽつ綴られた不安な心情を吐露する言葉。ああー、そうだよね、楽しいフリして実はしんどかったんだよね、と、今の私なら当時の自分を労ってあげられます。あの頃は「辛い」と思うことすら怖かったから。
でも、そんな30代を経たからこそ今こうしてお気楽にのほほんと40代を過ごせているのだから、決してあの日々は無駄ではなかったのだと思えます。
そう納得できたのなら、きっと今が捨てタイミング。
いやあ、頑張ったよね、おつかれさま。
そういや8年程前に仕事の関係で著名な占い師さんに運勢を鑑ていただいたことがあったなあ…と思い出し、その時取ったメモのページを探すと
「本当にやりたいこと、進みたい人生は2013年からスタートする」
と書いてありました。
当時は
「ええー、とっくに40過ぎてるし!そんな歳でやりたいこと見つけたって遅すぎ…。」
と愕然としたものですが、今思えばかなり当たってますね。うふふ。
あと
「会社勤めは向いていない」
との記述も。
ああ確かに、もうそのチャンスは巡ってこなさそうだもんね。
今はもう若い頃のように占いに一喜一憂することはありませんが、10年間の記録を読み返してみて、唯一笑みがこぼれたのがこのページで、なんだかよかったと感じたのでした。
関連記事
-
-
旅の持ち物リスト、最小限、冬、1週間。
By: Loco Steve[/caption] 前回2週間の旅の荷物を備忘録的に書いておき
-
-
片付けの快感、ささやかなカタルシス。
掃除や片付けといった家事は取り掛かるまでは面倒極まりなくても、いざ実行してみると一種ストレス
-
-
片付ける度に出てくる、妙なもの。
比較的時間はあれど、ずっと雨続きの週末。 わざわざ出かける気にもなれず、なんとなく部屋
-
-
親の視点から考える 「気持よくできる 実家の片付け」
先日書店をうろついていて、たまたま高齢者向け雑誌のコーナーに目が止まりました。 やはり
-
-
旅の荷物、便利な小細工と必需品。
雑誌やサイトで 「女性の海外旅行の必需品は?」 などというお題でいろんなグッズを
-
-
あなたの願いをひとつだけ叶えてあげます。ただし…
By: Nishanth Jois[/caption] クリスマスイブですね。 子供た
-
-
非常時の備え、普段使いをスライドする。
住環境に恵まれていることもあり、普段から食材のストックはほとんど持たずに生活しています。
-
-
お金を使わない節約生活、のつもりはないのだけれど。
By: Katie Brady[/caption] 何しろ持ち物が少ないし、買い物も少ないし
-
-
70代ミニマリスト主婦の財布。
年末年始は地元に帰省すると決めております。 これは年がら年中なんの予定もなく自由気まま
-
-
見えない収納で一石二鳥。
吊り下げ方式を導入してから1ヶ月。 収納グッズの恐ろしさ 優柔不断なお片づけその後。
- PREV
- 何年かぶりの健康診断で発覚した驚きの事実。
- NEXT
- ミニマリスト女性の服とファッション。