にじますのぬか漬けタルタルソース添え、蒸しなす献立

古漬けをタルタルソースに使う。これ、結構好きなリメイク手法なのです。
といっても、前回食べたのはもう2年も前のこと。
山形の酒 出羽桜 咲 発泡日本酒で晩酌 紅鮭ソテーぬか漬けタルタルソース添え。
気に入っている割には頻繁に登場しない理由は、ぬか漬けの余り具合とマヨネーズの口問題にありまして。
タルタル作戦にはグッドコンディションなぬか床に漬けっぱなしになった古漬けが必要だし、マヨネーズ系の味を欲する「口」であるタイミングもかなり大事なのです。
この度無事に両者が整いましたので、魚にどっさりと自家製タルタルをかけてやりました。
にじますのぬか漬けタルタルソース添え、蒸しなす献立

- きのことキャベツの味噌汁
- 蒸しなす
- にじますのぬか漬けタルタルソース添え
きのことキャベツの味噌汁

たっぷりのキャベツとえのき、しめじが入った味噌汁。出汁は昆布ときのこたち。
蒸しなす

蒸したなすを手でざっくりと割いてうつわに盛り、鰹節をのせてしょうゆでいただきます。
にじますのぬか漬けタルタルソース添え

酸っぱくなった古漬けを刻み、同じくみじん切りにした玉ねぎ、ゆで卵、マヨネーズ、酢、胡椒と合わせてタルタルソースを作ります。にじますは両面に塩胡椒を振り、油をひいたフライパンで両面こんがりと焼きます。にじますをうつわに盛りつけ、タルタルソースをたっぷりのせたら完成。にじますと一緒に焼いたじゃがいもとオクラ、レッドキャベツとレモンを添えました。
一般的なタルタルソースとはやや趣が異なる和風なソースは、魚介類によく合います。使う古漬けは多分なんでもOK。今回は大根、にんじん、キャベツのぬか漬けを使いました。
古くなったものは古くなったなりに活用する。

ぬか漬けシーズンである真夏に床のコンディションを悪化させてしまうという失態をおかしましたが、無事に復活いたしました。
冷蔵庫でぬか床を保存する方式を採用している我が家では「丸1日漬けたら食べごろ」としています。もちろん、漬ける野菜の種類や大きさ、床の塩具合によってベストな漬け時間は異なるのですが、夕食で食べて減った分を新たに漬けてまた次の日に食べるのが通常のサイクルです。
しかし、床に埋めた野菜を消費しきれずに在庫がダブついたり、また意図的にダブらせたりすることも多々あり。すっかり塩っぱく酸っぱくなった古漬けはタルタルソース以外にも、炒めたり乗せたり混ぜたりと、つまみ作りに案外活躍するのですよ。
いわしの梅蒲焼、おつまみ奴献立。
ぬか漬けの卵炒め、塩昆布キャベツ献立。
食べ物ってのはとれたてぴちぴち新鮮がありがたいものですが、古くなったらなったでそれなりの使い道がある。むしろ、古くならないと出せない味もあるんだから頼もしい。と、思いませんか?
頼もしいついでに、50年娑婆に漬かった自分のよき使い道もそろそろ知りたいのですが、どなたか。
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