あまりにも充実したおこもり生活。
公開日:
:
これからの働きかた

初めての在宅勤務に、戸惑っている。そんな人も多いのではないでしょうか。
急遽フルリモートに切り替えた取引先の方々などの様子を伺っていると、何かしら問題が生じているようで、しかしそれぞれに意見が違っていて面白いです。
いや、面白がるような状況ではないのは百も承知ですけども、普段同じ仕事をしていて、同じ時に、同じ変化を強いられた人たちでも、それぞれの生活が異なれば感想が違うのは当然なのだなと改めて感じた次第。
それぞれがそれぞれの方法で工夫しながら、なんとかやっているのだ。
案外しんどい在宅仕事
ちょこちょこ話を聞いていて最も多いのは「ずっと家にいるのが思った以上にしんどい」という意見。特に平時はアクティブに動きまくり、人に会いまくる営業的な仕事をしている人や社交的な人は、動けないこと自体にストレスを感じているようです。
また、家族がいる、特に小さなお子さんがいる方は、家では全然仕事に集中できない、子供の世話をしながら仕事もこなすのはもう無理、という声も。自分専用の仕事部屋がない場合も多いし、家族だって、家に仕事を持ち込まれることに慣れていない。これは確かに大変でしょう。
満員電車乗りたくないし、パソコンさえあれば家で仕事できるんだから、自分もリモート勤務してみたいな〜と、在宅勤務に肯定的だった人でさえ、実際に経験してみると思ったほどいいものじゃなかった、会社に行きたい、となるケースもあるようです。
確かに、そもそも仕事をすることを想定していない自宅は勝手が違いすぎて、普段オフィスで行なっている通常業務をこなすのは難しい。デスクがない、椅子がない、ネット環境も整っていない、さてどうすれば。みたいなところからスタートするのは結構大変ですからね。
あまりにも充実したおこもり生活

そんな中、異なる意見も。
まず通勤にかかる時間がなくなり、普段オフィスにいる時に発生する雑務、例えば誰かに呼び止められるとか、電話に出るとか、ちょっとした会議とか、そういうものがなくなって、自由に使える時間が増えたのがめっちゃうれしい。平日に掃除洗濯などの家事ができるの素晴らしいし、何より普段は面倒で一切やらなかった自炊ができて健康的かつ経済的。睡眠時間も増えて、すごく充実しています、楽しいです!
などと別に聞いてもないのにウッキウキの連絡をしてくるところからしてよろこびに満ち溢れており微笑ましい。
この人がたまたま環境の変化を面白がる、あんまり孤独感を感じないタイプであることも要因だけれど、自宅は帰って寝るだけの場所、みたいな仕事中心の生活をしている一人暮らしの若い人は、自分の暮らしに目を向ける行為すら新鮮に感じるのかもしれません。
なんにせよ、全然ありがたくないこの出来事をきっかけに、考え方、暮らし方、働き方を大きく変える人、変えざるを得ない人が多数出てくるのでしょう。事態が落ち着いたらすっかり元に戻る、ということは、多分ない。
さて、わたくしはといえば、幸いなことに暮らしぶりはあまり変わっていません。
もともと自宅やカフェなどで仕事をするスタイルだったので、改めてワークスペースを整える必要もなく、不自由も特になし。強いて言えば、オンラインミーティングに慣れなくて困ったな、くらいでしょうか。
しゃべり云々以前の問題として、モニターに映る自分の顔にギョッとする。別に私の顔がどうなっていようが仕事にはまったく影響はないし、相手方も当然気にしちゃいないのだけれど、自分の顔が悍ましいのは、嫌なもんだねえ。相変わらず、人に会わない生活でも、化粧はしてるのにねえ。
ノーメイクは、やめました。
暮らしぶりは変わらないといいつつ、仕事自体はストップしたり延期になったりしているので影響はゼロではないけれど、まあ、それはこの際仕方ない。どうにかするしかあるまいて、どうせ不安定な人生だと観念して踊っています。ホイホイ。
関連記事
-
-
40代フリーランス、50手前で正社員になれるか。
会社勤めをやめてから、早いもので干支が一周しようとしています。 東京都内で屋根のある家
-
-
週休3日勤務、生まれたその1日で何をする。
いやー、スランプ気味だわ。というメッセージを送ると、 「え、crispyさんでもスラン
-
-
50歳目前での仕事探し。
2021年初の歯科検診にいってまいりました。歯科通いもかれこれ4年目に突入。おかげさまで口
-
-
何をやっているのかよくわからない人。
地元へ戻った時、久しぶりに会った知人に今どういう仕事をしているのか、と問われたので答えると
-
-
今すぐ時給を上げる方法。
週明けが締め切りの仕事がありましてですね。お話をいただいたのは少し前だったので、そんなにタ
-
-
Clubhouseが怖い。
先日から散々迷いまくっていたスマホ問題について、続報です。脱携帯から早10年。これ以上はも
-
-
ブログというツールの可能性と発展。
奥さん、師走です。 寒いのが苦手なので冬場は日本を脱走してどこか暖かい場所で過ごしたい
-
-
田舎暮らしや社会貢献がしたくなったら、それはひとつのサインである。
妖怪多毛女の呪いを解くために、いつものサロンへ。 お盆どこか行ってました?あら、ご実家に帰
-
-
趣味のアレでお金を稼ぐ大型連休。
好きこそ物の上手なれはまぎれもない真実ですね。 マラソンなんて、走るのキライな人が上達
-
-
50代で起業、異業種への転身。
そういえば、あの人は今どうしているのだろう。 ふとそんなことが頭を過って名前を検索して