ワーク・シフト ─孤独と貧困から自由になる働き方の未来図

公開日: : 最終更新日:2018/03/19 生き方と考え方, 読書

hand

2年ほど前に話題になっていた「ワーク・シフト ─孤独と貧困から自由になる働き方の未来図」を遅ればせながら読みました。

2025年、私たちはどんなふうに働いているだろうか?ロンドン・ビジネススクールを中心とした、「働き方コンソーシアム」による、
世界規模の研究が生々しく描き出す2025年に働く人の日常。「漫然と迎える未来」には孤独で貧困な人生が待ち受け、「主体的に築く未来」には自由で創造的な人生がある。どちらの人生になるかは、〈ワーク・シフト〉できるか否かにかかっている。

2025年。

もうすぐそこまで来ていると感じられる「未来」です。

下流民か、自由民か。地球規模で人生は二極分化する

私はその頃まだ50代。「働く」ということを卒業している年齢ではありません。というか、私たちの世代は70過ぎたら年金だけで生活なんてわけにはいかず、体が動く限り、そして仕事がある限りは働き続けることになるでしょう。なんて考えていると昭和に生まれて日本がイケイケどんどんだった頃も見ている自分にとって、時代が変わったことを認識するのは案外難しかったかも。

私のように特別なスキルを持っていない「凡人」が、何の手も打たずに目先の収入だけを考えた生活を続けていれば、本書で表現されているような「孤独で貧困な人生」になることは避けられないでしょう。

関連 シンプルに生きるためのポータブルスキル。

私は基本的に1人が好きなので「孤独」にはめっぽう強いと自負しています。でも「貧困」には弱い。貧しい生活はしたくないがために、ついつい目先のことを考えて動いてしまいそうになります。今まさに人生を再構築しようともがいている最中ですが、元々何もできない人間がどれだけ主体的に動いたところで「自由で創造的な人生」なんて手に入るわけがない、なんて悲観的になったりもします。

でも、だからと言って動かないということもできない。「やらなかった後悔」はしたくないからです。

 

望まない選択肢にきっぱりノーと言う

チャレンジは時にリスクとなり得ます。しかし「みんながしている普通の生き方」をするだけで「普通の生活」が手に入る時代はもう過ぎていて、しかも一般的な生活イコール自分の幸せではないということに気づいてしまったらもう手に負えない。リスクを負ってでも動かざるを得ないんです。

結局本書の内容は次の一文に集約されている気が。

自分がどういう人間なのか、人生でなにを大切にしたいのかをはっきり意識し、自分の前にある選択肢とそれぞれの道を選んだ場合に持っている結果について、深く理解しなくてはならない。そのためには、自分が望まない選択肢にきっぱりノーと言う姿勢か必要だ。

普通はそうだから、みんながしているから、40過ぎたから、女性だから、なんていうエクスキューズに逃げ込まないで自分自身の選択で人生を切り開いていく。

ああ、なんて恐ろしい!

関連 ダウンシフトは「降りる」こと?減速して自由に生きる

でも、これができないと自分の望む人生は手に入らないことも事実。日本に生まれ育ったことはとても幸運なことだと思うし、いつ銃弾が飛んでくるかもわからず怖くて一歩も外に出れない地域で暮らす人のことを考えればもの凄く贅沢を言っているのはわかっているけれど、私の人生は誰かのそれとは切り離して考えるべきでもあって。

なんて、どんどん混沌としていきます。

以前選択肢過多に関する記事でも書いたように、情報を得れば得るほど雑音も同時に拾ってしまい、何が自分の本心なのかがわからなくなる時もあります。けれど少なくとも今の状況を作り出したのは誰でもなく私自身。そして、きっと、間違ってはいないと思いたい。

この人生も既に折り返し。これからどんな風にシフトしていけるかわからないけれど、できるだけ悔いのない選択をしたいものです。

 




関連記事

By: Horia Varlan

簡単だけど、誰もやらない方法で差別化する。

By: Terry Johnston[/caption] 先日からオンライン英会話スクールに

記事を読む

hongkong-foods-49

30歳過ぎたら絶望的、会えない長い日曜日。

「お酒飲めないと、人生損するよって先輩が言ってた」 ブランチがてら仕事をするために出か

記事を読む

By: Kamaljith K V

自分のことばかり考える家族。

By: Roderick Eime[/caption] 夏休みにどこかリゾートでも行きたいな

記事を読む

By: Hey Paul Studios

本当に怖い、妙な考え癖と思い込み。

まだ後半を書いていませんが。 参考 巣鴨地蔵通り商店街から庚申塚へ。東京散歩・豊島区

記事を読む

By: Tri Nguyen

一人暮らしは気楽だけれど、一人じゃないって素敵なこと。

By: Tri Nguyen[/caption] 一人暮らし歴がそれなりに長くなってきました

記事を読む

By: Rubbermaid Products

服を買うなら捨てなさい スタイリストが提案する持たないスタイル。

By: Rubbermaid Products[/caption] 先日発売されたばかりの地

記事を読む

suginami_56

薄くて軽い、お付き合い。

どうやらこの街にも、長く居過ぎたようだ。そう感じたのは、その日特に行きたい店を思いつかなか

記事を読む

By: Katie Brady

お金を使わない節約生活、のつもりはないのだけれど。

By: Katie Brady[/caption] 何しろ持ち物が少ないし、買い物も少ないし

記事を読む

spain

たったひとつだけ願い事が叶うなら ’15。

By: Kevin Dooley[/caption] 昨年のクリスマスイブにこんなことを書い

記事を読む

NY_upsndmid_17

恋するボディビルと結弦ファイル。

筋肉を愛でる女性が増えているとかいないとか、テレビで見ました。 筋肉。己のそれではなく

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

アッシパルマンティエ
アッシパルマンティエ、ナッツ入りサラダで赤ワイン。

ここのところずっと、日本酒ばっかり。たまにはこう、こっくりした

akabane57
職場の人間関係に悩み、孤独力を促進。

職場の悩みの多くは、人間関係にあると聞く。 仕事そのもの

わかめと卵の炒めもの
数少ない冬の愛用品よ、さようなら。

うつわは好きだし興味もあるけれど、コレクション癖がない上に一人

150212lg
捨てるタイミングをくぐり抜けてきたものあれこれ。

先日立てた今年の目標のひとつに 「ものを減らす」

たらとわかめのしょうが蒸し献立
たらとわかめのしょうが蒸し、オレンジ白菜の梅おかか煮献立。

毎度おなじみ、フライパン蒸し料理です。 そして食材余りの

→もっと見る

PAGE TOP ↑