夜の街を徘徊する。
今週も最高記録はフラの日になるのでしょうね、と思いきや。
打ち合わせのために駅から少し距離のある場所へ出向いた日のみが1万歩超えを記録し、フラの日はなぜか8,000歩台という謎現象が起こる。
いつもと同じ距離を歩いて行き帰りしたのになんでこんなに差が出た。誤差として処理するには振り幅が大きすぎる気もするのですが、原因は果たして。結局週間平均値は7,453歩/日でした。
夜の街を徘徊する
歩数を意識し始めてから3週目の特徴は、土曜日の歩数が伸びていたこと。理由は明確、深夜徘徊です。
お勤めをしていないので金曜の夜の晴れがましさとか土曜の朝の開放感みたいなものとはほぼ無縁の生活を送っておりますが、それでも私にとって土曜日はちょっと特別な曜日なのです。
なぜなら、唯一昼酒を許している日だから。
打ち合わせ等の予定さえ入っていなければ朝から飲もうが昼まで寝ていようが基本自由なのですが、そうなると生活が乱れに乱れることは目に見えている。よって、毎日早寝早起き、昼から酒を飲むのは週末の土曜日のみ、というルールを自ら設定しているのです。もちろん、誰かと約束がある時はこの限りではありませんが。
先週も早起きしていそいそと所用を済ませてから、散歩がてらいそいそと昼飲みに出かけ、早々に帰宅。その後はワイン片手に部屋で映画など楽しみ、軽く昼寝して、と予定のない週末の王道コースを大満喫。しかし夜になってまた外に出たくなり、久しぶりの深夜徘徊を実施したのでした。
深夜に街に出て何をしているかというと、別に何もしていなくて、文字通りただの徘徊です。
深夜徘徊は工場見学
生活がすっかり朝型になったこともあり、夜遊び的なことはほぼしなくなったこの頃。プレイヤーとしてではなく、完全なる傍観者の立ち位置にて所謂夜の歓楽街を流す行為は謎の面白さがある。自分も確かにそこにいるんだけど、ちょっとした隔たりがあるというか、工場見学っぽいというか、目の前でリアルVシネが繰り広げられているような感覚。Vシネ観ないけど、夜のイメージとして。
千鳥足のお父さんやら調子に乗って大声を出す大学生あたりはこのシーンにおける主要キャストとしても、慣れない酒で泥酔している若い女の子なんて見かけちゃうとハラハラして、お嬢さん電車があるうちに早くお帰りなさいななどと声をかけたくなったりもします。
不思議なのは、昼間あれだけそこかしこに溢れている外国人観光客を殆ど見かけないこと。東京は夜遊びスポットが少ないことが不満とか何とかいうアンケート結果を以前読んだことがあるけれど、彼らはどこにいるのか。六本木とかか。
訪日客の「夜遊び消費」狙え 勝負は8時から午前3時(NIKKEI STYLE)
ミュージカルに、音楽ライブやダンス。欧米では大人が深夜まで楽しめるクラブ文化が根付いている。世界でナイトタイムエコノミーと呼ばれる「夜遊び経済」を盛り上げようという機運が、日本でも高まってきた。
そうか。観光客向けの夜遊びってのは深夜にも楽しめるわかりやすいショーやライブであって、リアル夜東京探索ではないのか。当然といえば当然だし、いくら治安のいい日本でも怪しい歓楽街ウロウロなんてハードル高いのかもしれないけど、街の日常を覗き見るのも面白いんだけどな。
そう思うのは、私が地味な旅好きだからでしょう。そしてこの深夜ご近所徘徊は、いつも旅先でやっているそれと同じ行為だわ、と今書いていて気が付きました。
目ぼしい通りをパトロールした後、韓国料理店のカウンターでビールを飲んで帰りました。健康を意識して歩数がどうとか言ってるくせに深夜散歩でビール飲んでちゃ台無しですが、気持ちのいい夜だったのでまあいいじゃないですか。
時折湧き上がるこの深夜徘徊欲。最近はすっかり収まってたのに、なんで急に出たくなったのかしらと考えてみれば、おそらく季節問題です。暖かくなるとおかしな人が増えるといいますからね。私もその一員ですね。
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