孤独でも楽しそうな日本人 身軽な一人旅派は今後も増えるか。

公開日: : 最終更新日:2020/05/19 旅人への道, 生き方と考え方

去年発表された2014年のデータですが。

参考 じゃらん宿泊旅行調査2015(じゃらんリサーチセンター)

●「一人旅」は2004年度の調査開始以来、10年連続増加し15.9%。
● 特に、20~34歳男性では2004年度からは12.0pt増加して、26.9%に達した。

国内旅行に限った内容ですが、一人旅を楽しむ人は年々増加傾向にある模様。中でも男性一人旅の伸び率が圧倒的です。

20~40代の女性は家事育児などで一人旅の機会自体が持てない人も多いのでまあこういう結果になるのでしょう。そして女性はいくつになっても友人2~3人で連れ立って観光旅行、なんて珍しくありませんが、男性はどうなんだろう。高齢者の団体旅行はよくみかけるけれど、男2人で温泉旅行ってあんまりないんでしょうか。

孤独でも楽しそうな日本人

男性の一人旅が多い理由は数々あれど、複数で固まって旅行する機会が少ない、というのも一人旅割合が大きくなる原因のひとつなのかもしれません。

個人的には女性の一人旅にも男性の二人旅にも疑問点など何もないけど、友人の男性は男二人で旅行なんか絶対に行きたくない、温泉なんかもってのほか、って言ってたなあ。女性とならいいのかしら。男同士の旅って「ハングオーバー! 」みたいな感じで、楽しそうじゃないか。あそこまでは別にしなくていいけども。

男2人の温泉旅行って、昔ほどではないにしても、女性は牛丼屋に入りにくく、男性はスイーツの店に入りにくい、みたいなああいう感覚にカテゴライズされるものなのでしょうか。自分の意志だけではどうにもならないことって確かにあるからね。

関連 一人の時間を楽しめる理由と一人で街を味わう理由。

と言っても、私のような単独行動をこよなく愛する人間にとって今の日本はかなり恵まれた環境であることは確か。一人で行動することをよしとしない風潮が強い地域で生きていくならば、今みたいな生き方はできなかったかもしれません。

参考 フランス人が驚いた日本の「一人飲み」文化(クーリエ・ジャポン編集部ブログ)

一人で酒場に入って飲むことは、フランスではあまりよく思われない。店の隅に追いやられ、誰にも相手にされないだろう。酒を飲むことは、本質的に社交的な行為とされているからだ。
日本では違うらしい。仕事を終え、会社の同僚と居酒屋で飲んだ後、別のバーに行って一人で飲み直すというのはまったく不自然ではないのだ。

これは東京を訪れたフランス人記者による日本の酒場体験記。

「孤独でも楽しそうな日本人たちとフランス人記者の『はしご酒』」

というタイトルからも異国で奇妙な文化に触れた新鮮なショックが伝わります。

一人旅ではできないこと、誰かと一緒ではできないこと

「孤独でも楽しそう」。
自分の常識では孤独とは切なさであり悲しみであり喜びとは無縁のものだったはずなのに、それをにまにま楽しむ摩訶不思議な日本人。いや、実は一人で飲みに行ってお隣さんとワイワイやるってのは既に「孤独」ではないんだけども、こういう驚きの声を見ると自分の常識の通じない世界を体験することの面白さを感じます。

自分の常識は誰かの非常識ってね。

自分が持っている常識との「違い」の面白さを実感できるのもまた、旅の醍醐味。けれど、自国や自分のことがわかっていなければ異文化との「違い」を面白がることはできない。
誰かと一緒にいるとそんな旅の気付きや発見を瞬時に共有できるのが大きなメリットだけれど、一人で異文化に身を置くほうがひしひしと「違い」を感じるようにも思います。それは異文化に触れると共に同時進行で自分を知る作業も進めているからなのかも知れません。

関連 シェアハウスは居酒屋に似ている。

さて、今後も一人旅を楽しむ人はぐんぐんと増えていくのでしょうか。

一人で行動するのは恐怖、落ち着かない、眠れない、寂しいなど、あまりにもマイナス要素が多い場合はやはり誰かと一緒に旅するほうが楽しめるはず。それでも一人でいるからこその発見、なんてのもあり、そして誰かと一緒だからこそ経験できることも大きい。

基本的には一人が気楽で好きだけど、久しぶりに友人と旅したスペインはエキサイティングだったし、簡単にどちらがいい、とは言い切れないなあ。

一人旅と誰かと一緒に出かける旅。
例え同じところへ行ったとしても、その内容は全く異なるものになるのでできればどちらも得意でいるのが理想かな。一人じゃどこへも行けない、誰かと一緒じゃ息苦しい、とバッサリ切り捨ててしまわずに、その時々の気分と状況で小狡くいいとこ取りできれば一番いいね。




関連記事

絶対に一緒に仕事をしたくないタイプ。

久々にパンチの効いた出会いがありました。 と言っても色っぽい話などではなく、単なる仕

記事を読む

初心者 瞑想

何一つ変化していないのに揺れる不思議。

お釈迦様バースデイ月間だから、というわけではありませんが。先のことばかり考えて、肝心要の「今

記事を読む

パクチーが食べられない人間がベトナムを旅できるのか。

一人旅でベトナムに来ています。 本当に危ない、ベトナム・ホーチミン一人旅。 一人

記事を読む

Air Asiaが8/31まで絶賛大セール中。これは乗っかりたい!

Air Asiaが8/31までセールを実施しています。 >>参考 Air Asia 

記事を読む

人生を変える、便利なことば。

次年度からの計画に関するミーティングの席での話。新サービスのコンセプトとして「人生を変える

記事を読む

日本人女性は長寿世界一、何歳まで生きたいか。

By: José Antonio Morcillo Valenciano[/caption]

記事を読む

「航空券が届かない」苦情相次ぐ 海外旅行、代理店を使う?

これは旅人にとって気の毒かつ、恐ろしいニュース。 旅行代理店「レックスロード」(東京都新宿

記事を読む

2022年の運勢を占う。

年の瀬です。今年も毎度恒例の年間占いまとめをやってみました。随時更新しています。 2

記事を読む

イは忙しくないのイ。

なんか忙しいなあ、落ち着きたいなあ、と感じる時、その原因は本来の意味での忙しさではなく、なん

記事を読む

18歳から42年間引きこもり 「テレビを見てたら60歳になっていた」

この話が真実なのかどうかは知る由もありませんが。 参考 18歳から42年間引きこもった

記事を読む

Comment

  1. ちゅーなー より:

    crispy様
    いつも興味深い記事をありがとうございます。

    …男二人旅は想像すらしません笑。
    キモくてウザいからです。男はバカでガキだから。
    女性のように二人旅を大人目線で味わえないんです。

    テレビの鉄腕ダッシュが男にウケてるのは
    男のやりたい事をタレントがやってくれるからです笑。
    弥次喜多的な、ギャンブル的な、スポーツ的な…
    そんな要素があれば二人旅も出来ますが…
    でなければ、一人旅か旅しないか苦笑
    私も一人旅専門です。

    • crispy-life より:

      ちゅーなーさま

      いつもありがとうございます。

      >…男二人旅は想像すらしません笑。

      あらら、やはりそういう方少なくないのですね。
      おっしゃるように何かテーマのある旅ならば男同士気兼ねなく楽しめる気もしますがどうなんでしょう。
      2人でゆっくり温泉旅行、なんていうのはもしかしたら至極女性的な発想の旅なのかもしれませんね。

      私も基本的に一人が好きですが、今回久しぶりに友人と旅したことで誰かと一緒に過ごすことの面白さを思い出した気がします。

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

ミニマリスト主婦の大物ショッピング。

ミニマリスト主婦の2022年秋レポート、続きです。ミニマリス

ミニマリスト主婦、初めての車椅子。

秋の連休を利用して、実家の両親宅に顔を出してきました。

冷麺
冷麺定食と辛さ耐性。

たくさん作ったポッサム活用レシピ、第三弾です。積極的に何もし

サロンドプロ カラーオンリタッチ ブラシ
ファンデーションすら使ったことのないおばさんのメイクマイナーチェンジ。

相変わらずメイクにはこれといったこだわりがないまま過ごしてい

かれいの煮付け献立
かれいの煮付け、もずく納豆で晩酌。

好きな食べ物のジャンルを聞かれたら、野菜と即答します。聞かれ

→もっと見る

PAGE TOP ↑