春日野道 お好み焼き「えみちゃん」暫定1位店は神戸にあり。

By: JOHNNY LAI
お好み焼きが好きです。
関西でお好み焼きというとやっぱり大阪が本場だよね!てなことになりがちですが、私は声を大にして言いたい。
お好み焼きは神戸のほうが旨い、と!!!!
もちろん大阪のお好み焼きもいいのですが、同じお好み焼きといっても、作り方からして違うので、同じ料理として扱っていいのかどうかも疑問。
大阪のお好み焼きは生地とキャベツ、卵などを混ぜ合わせたものを鉄板に乗せ、その上に具材を乗せて焼いていくタイプが多いです。
お好み焼き好きの暫定一位店は神戸にあり
一方神戸のお好み焼きは大阪に比べて生地の水分量が多く、ゆるい。
よって、キャベツと混ぜて焼く方式であっても、生地だけがキャベツ下に落ち、クレープ状に薄く焼きあがるのが特徴です。
また、最初からキャベツと混ぜずにクレープ状に鉄板に伸ばした生地の上にキャベツを乗せていく方式を取っている店もあります。広島のお好み焼きもこのタイプでしょうか。残念ながら私は広島風のお好み焼きも好きなのですが広島に行ったことがなく、本場の味を語れません。ああ、行ってみたい。
さて、神戸神戸と言ってますが、私が最も信頼しているのは神戸市中央区の極一部地域に密集しているお好み焼き店のそれ。
神戸といえば長田のぼっかけ(スジ煮込み)お好み焼きなどが有名ですが、私が推したいのは神戸の中心地である三ノ宮の一駅隣「春日野道」界隈のお好み焼き文化。
まず地元の人しかいないような商店街のある街ですが、なぜかお好み焼き屋さんが多い。
生田川付近に点在しているお好み焼き屋さんの評価が密かに高いのをご存知の方も多いかもしれませんが、その中で私が一番好きなのは「えみちゃん」というお店。
初めてここのお好み焼きを食べた時、カリカリと焼き上がった生地をヘラで切り分けて口へ運び、ビールとともに流し込みながら
そうよ、お好み焼きって、こういうもんだよ!!!
と、一人で大きくうなずいてしまいました。
おばあちゃんが焼き、おじいちゃんがサーブしてくれる鉄板テーブル3つだけの小さな小さな店。お客さんは地元の顔なじみばかり。そんな何気ない場所で素晴らしい味と出逢えます。しかも、豚、イカ、スジ、などのレギュラーお好み焼きが1枚400円。
400円ですよ??
もっと都会のほうでは立派な海老や貝の入った1000円オーバーのお好み焼きが当たり前のように焼かれているというのに、ここでは400円。たしか瓶ビールも400円くらいだったような。
いいの?こんな美味しいもの400円で食べさせてもらっていいの?ねえ、おじいちゃん!!とおじいちゃんに絡まずにはいられません。(しないけど)
なんてことないシンプルなお好み焼きで、サイズもそんなに大きくはない。でも、本当に美味しいと思う。
特徴といえば、普通のソースの他に韓国風のコチュジャンソースが置かれていることかな。これがまたビールに異様にマッチする。
いろんなところでお好み焼き食べまくってきたけど、コストパフォーマンスも考えると、私の中で暫定1位と言ってもいいかもしれない、とまで惚れ込んでいるお店。
おすすめは写真の豚+かすのお好み焼き、550円。
油かすとはホルモンの一種で、お好み焼きに入れると独特のコクが出てグッと旨みが増す魔法の食材。最近仕入れ値が高騰しているらしく、油かすトッピングのみちょっとお高めの150円。それでも、550円!!!
書いてたらまた行きたくなったなー。えみちゃんのお二人はご高齢ですが、いつまでもお元気でお店が長く続くことを祈るばかりです。
関連 神戸で酒を飲むならば。お好み焼き、ベトナム中華、大衆食堂。
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