バンコク女性一人旅。ナナ駅近くのゲストハウスに滞在する。
安価で便利なホステルを活用しまくってみた今回のバンコク。
実際に利用してみたホステルを紹介する記事も今回がラストです。
1軒目は今時モダンなタイプ、2軒目は環境のよいクラシックなタイプ、と来ての3軒目。ここを選ぶべきかどうかは正直少し悩んだのですが、まあこういう機会じゃないとなかなか選ぶこともないだろうと思い勢いで予約。
既出の2軒に比べると素直におすすめ!とは言えないのですが、ある意味エキサイティングな日々を過ごすことができました。
CheQinn Bangkok Chic Hostel
今回泊まったのはBTSナナ駅近くにあるCheQinn Bangkok Chic Hostel(チューチンバンコクチックホステル)。
レビューの評価は非常に高いのですが、はて、わざわざここを選ぶべきなのか…と少々迷ったのはそのロケーション。
バンコク好きの男性ならご存知の方も多いでしょうが、このホステル付近は思いっきり夜の歓楽街。女の子がいっぱい待機しているいわゆる「ゴーゴーバー」が密集しているエリアなのです。
よって、今回の写真は夜バージョンでどうぞ。
歓楽街のど真ん中、といった風情の通りを横道に逸れた突き当たりにあるこのゲストハウス。近隣にも数軒同じような規模の宿泊施設がありました。
小さな小路の一番奥なので歓楽街のど真ん中とはいえ静かです。チェックイン時にキーデポジットとして200バーツ預ける必要あり。
1Fロビーにあるカウンター。
こちらではコーヒーやアルコール類がオーダーできるのですが、残念ながらゲストが自由に使えるキッチンはありません。食器類は借りることができるけど少々使い勝手が悪いかな。
ロビーにはおそらくゲストが置いて行ったであろうタイや近隣国のガイドブッグが。
館内は新しいわけではないけれどこざっぱりしていて清潔が保たれています。
フロア毎に男女分かれているのでトイレ、バスも男女別。やっぱりこっちのほうが落ち着きますね。
部屋は狭いけどベッド毎にスーツケースも入りそうな大きな引き出しがついている点は高ポイント。収納スペースがあるのはありがたいです。
よかったところ、悪かったところ
少々使い勝手が悪いところがあるので到着早々は失敗したかなあと思ったのですが、ロケーションは非常に便利。夜の歓楽街というギラついた雰囲気に抵抗のある方にはおすすめしませんが、駅は近いし、夜遅くまで人がいっぱいいて賑わっているので意外に安全なエリアなのかもしれません。
よかったところ
- 収納スペースが大きい
- 女性用ドミトリーは空いている
- WIFIが快適
- 場所がわかりやすく便利
- 徒歩1分の場所にコンビニがある
- 全体的に清潔
- 夜遅くまで賑わっており意外に安全
やはりこのロケーションがネックなのでしょうか。女性用フロアは異常に空いていました。滞在中バスルームで他の人に出くわしたことはありません。
設備としては及第点といったところですが、強い魅力を感じたのはやっぱりこの立地で過ごすという非日常な体験。ナナ周辺はあまり女性が遊ぶようなところじゃないですが、実は嫌いじゃありません。
夜になるとスクンビット通りに出現する屋台の賑わい(まあ売られている品はエゲツナイ夜のおもちゃだったりするのですが)、10cmヒールを履いて腰をふりふり歩くセクシーな女の子、厚化粧のレディボーイ、バーカウンターから彼女らを眺める中年外国人男性たち、そしてこの街で過ごす人々の腹を満たす屋台。
混沌とした空気の中に人間くささと生きる活力のようなものを感じる場所。とにかく外国人が多いので雰囲気としては六本木のような感じでしょうか。
近くには水タバコを楽しめるレストランが軒を連ねるちょっとしたアラブ人街もあったりして、タイにいながらまた別の異国情緒を感じることもできます。
この街のど真ん中で数日間だけど「暮らす」という体験はなかなかにエキサイティングでした。
この後姿はホステルで知り合った大学生。
香港を経由してやってきたチャイニーズの彼女はかなり人懐っこい女の子で、自己紹介もそこそこに
「お腹空いたから何か食べにいくの付き合って!」
と、すっかり就寝体勢だった私を再び夜の街に連れ出しました。
この後、彼女が屋台で麺を食べたいというのでじゃあ私はビールでも飲むわ、でも12時回ってるからコンビニじゃ買えないよね(※タイでは深夜00:00~11:00、14:00~17:00の時間帯はアルコールの販売が禁じられています)、なんて話していると、屋台の目の前のバーで飲んでいた気さくな男性がバーからビールを回してご馳走してくれました。
若い女の子を連れているとこういうこともあります。
結局彼女とは翌日も行動を共にすることになったのですが、聞けば彼女のご両親はなんと私より4つも年下!こんな若い女の子と2人異国で遊ぶことになるなんて、いやはや、旅は道連れとはよくいったものです。楽しかった。
悪かったところ
- 共用スペースが充実していない
- ベッドにカーテンがない
- 洗濯物を干すスペースがない
- 洗濯機使用料が200バーツと少々高め
- タオルが有料
前の2軒が洗濯物を干せる大きなテラスや自由に使えるキッチン、ゆったりと過ごせるソファなどがあったのでゲストハウスというものはそういうもの、とすっかり思い込んでしまっていた私。こちらでは残念ながらそういったスペースは用意されていませんでした。
洗濯機は設置されているものの、洗濯~乾燥までできるマシンの使用料が1時間200バーツ(約740円)と割高。しかも全自動で自分で調節できないとのことで、ここでの洗濯は下着類の手洗いしかできず。またもやピンチハンガーが活躍しました。
また、バスタオルも有料でしかもデポジットが必要でした。借りる際に200バーツを預けて、チェックアウト時にタオルを返却すると150バーツ戻ってきます。
うーん。こうして改めて書き出してみると使い勝手としては前の2軒に比べると落ちるなあ。
この環境が嫌いじゃない人であれば女性でもきっと気に入りそうな面白さはあるのだけど、ロビーに椅子やテーブルはあるので食事などはできるもののベッド以外にゴロ寝できるようなスペースもないので、長期滞在には向かないかもしれません。
ただ、このやたらと人間くさい雰囲気はなんだか妙に気に入った私。次回も数日間ならば滞在してみてもいいかも…なんて思ってしまうのでした。
CheQinn Bangkok Chic Hostel
21/10, Sukhumvit 4, Klongtoey, Sukhumvit, Bangkok, Thailand
関連記事
-
-
行き方を他人に委ねて生きている。
一人でタクシーに乗るのがあまり好きではないので極力使わない派なのですが、行き先によってはそう
-
-
河口湖畔、マミアーナジレッジで別荘遊び 日本散歩・山梨県
少し前のことですが、念願の山梨に行ってきました。 今まで足を踏み入れたことがないし、東京からの
-
-
荷物が少なければ鞄の中はすっきりするのか。
By: Maegan Tintari[/caption] 多くのモノを持たない生活をしている
-
-
パシフィックセブリゾート滞在記録 セブ・マクタン島。
セブ・マクタン島にあるパシフィックセブリゾートの滞在記録。 今回はリゾートを楽しむ旅ではな
-
-
移動のお供に最適、ジャンボンクリュ・コルニッション。
いやー、びっくりした。 東京駅、激混み。 在来線のラッシュにすら縁のない私、こん
-
-
神戸 新開地「大谷」の貝つぼ焼きと、マスコット。
貝のつぼ焼きは、わが故郷神戸の名物料理である。 その事実を知ったのは、昨年の年明けでし
-
-
旅の準備が簡単になった理由。
By: JD Hancock[/caption] 旅に出るのは好きだけど、旅の準備が苦手で.
-
-
リュックサックしょって街に出ない。
出かけるタイミングだったからか、ここのところやたらと鞄の話ばかりしています。 秋・2週
-
-
50目前、3年以内の目標。
妄想癖が強いからでしょうか。 とにかくあれこれ計画したり、想像したりするのが好きで、
-
-
香港一人旅 見晴らし抜群でおすすめ、海沿いのホテル。
珍しく香港島側のホテルを選んだ今回の香港の旅。 関連 香港一人旅 坂のある街 中環 S
Comment
多少、不便ですがスティサンかラマ9のホテルに泊まってます。
スクムと比べると半額で泊まれるので。ホテルですが。
カワさん
そうそう、この辺りのちゃんとしたホテルは結構いい値段しますよね。
今回はホステル巡りという妙な企画(?)を立ててしまったがゆえに滞在場所が偏ってしまいましたが、次回はまた別のエリアで過ごしたいです。