要領が悪い人の料理。

公開日: : 最終更新日:2018/07/31 ミニマルライフ, 家飯, 食べること

condiments

要領が悪い人、それは私です。
どれくらいの悪さかというと、効率を重視して動ける人、もしくは要領のよさという素質を生まれながらにして持っている人からすれば、見ていてややイラつくであろうなと想像できる程度には悪いです。

しかし先日このようなコメントを頂戴しまして。

毎回でなくともたまに手順というか、何かを作りながらこの作業もした、等の手引も載せてもらえると嬉しいです!

近頃は料理とも呼べない程度のお手軽つまみしか作っていないというのに参考になるのだろうか、という不安はありますが、せっかくリクエストをいただいたので、お答えしたいと思います。

要領が悪い人の料理

かわはぎと豆腐の酒蒸し

例えばこの日の献立の調理手順。

かわはぎと豆腐の酒蒸し献立。

  1. 鍋に水を入れ、頭と腹を取った煮干しを放り込み強火にかけて出汁をとる
  2. レタスを洗ってちぎる
  3. 塩蔵わかめを洗って水につけて戻す
  4. ぬか漬けを洗って切りうつわに盛る
  5. 油揚げとしめじを切る
  6. かわはぎをセットし火にかける
  7. 煮干しを取り出してあくを取り油揚げとしめじを入れる
  8. かわはぎに豆腐追加
  9. レタスサラダを仕上げてうつわに盛る
  10. 大根おろす
  11. かわはぎにわかめ追加
  12. 味噌汁を仕上げてうつわに盛る
  13. かわはぎをうつわに盛る

 

焼き油揚げで晩酌

また別の日では。

焼き油揚げの酢醤油かけ、小松菜のおひたし献立。

  1. フライパンで小松菜をゆでて切る
  2. フライパンで油揚げを焼き始める
  3. 塩蔵わかめを洗って水につけて戻す
  4. ぬか漬けを洗って切りうつわに盛る
  5. ねぎを切る
  6. 鶏スープを温めはじめる
  7. おひたしをうつわに盛り仕上げる
  8. 鶏スープを仕上げてうつわに盛る
  9. 油揚げを切ってうつわに盛り仕上げる

 

何か抜けてないかな、大丈夫かな。いずれの日も調理にかかった時間は15~20分程度でした。

要領が悪いからこそ気をつけていること

 

鯖のオイル煮

最近は晩酌献立がパターン化していてすっかり無意識でしたが、改めて気をつけていることは何かと考えてみれば

  • 出来上がりに時間のかかる料理は2品まで
  • 小鍋とフライパンしか使わない
  • 時間がかかるものを先に仕込み始める
  • 極力途中で包丁やまな板を洗わないで済むような順番で切る
  • 同じくらいのタイミングですべての調理が終わるようにする

などでしょうか。

作りおきをしないで短時間で準備するとなれば、簡単なものを作るしかない。よって、ある程度の「調理」が必要になるものは2品までしか作りません。内訳はほぼ汁もの+メインの2品ですね。あとは切るだけの漬けものとか、ちぎるだけのサラダ、和えものなどでお茶を濁します。

一人暮らしの料理 簡単で飽きない自炊のコツ。

味噌汁がある日に真っ先に取り掛かることといえば煮干しの解体です。毎回これをやるのが面倒な場合は予め水出ししておくという方法もありますが、意外に好きなので最近は毎回解体してます。まあ数秒の手間ですしね。

煮るとか蒸すは素材によってはそれなりの時間を要するので、先に仕掛けておいてその間に和えたり漬もの切ったりします。

そして調理器具をたくさん使うと作業が煩雑になってしまうので、基本は小鍋とフライパンだけで戦っています。これさえあれば大体のことはできる気がしております。

最低限の調味料と調理器具。

まな板についても同様で、先に豚肉とか切っちゃうと生食する野菜やら漬けものを切るのに洗わなくちゃいけなくなるので、切る順序はそれなりに考慮しています。ねぎとかにんにくあたりの匂いの強い野菜も同じですね。まあこの辺りはまな板の端っこを使うという技でもどうにかなりますが。

で、最後の「同じタイミングで仕上げる」については、温かいものは出来立ての温かいうちに食べたいから。でももちろんあるのですが、もはやライフワークと化している晩酌献立撮影を考慮してのことでもあります。料理写真って面白いもので、出来立て状態じゃないと美味しそうに見えないんですよね。よって、ぬか漬けもなすなど色が変わりやすいものがある時は、撮影の直前に床から引き上げるなどしております。

日本人の食生活の主役とも言える「ごはん」が登場しない時点でおまえの料理はなんの参考にもならんのだ、という声は私の耳にもなんとなく届いてはおりますが、その点は私の力では如何ともし難く、何卒ご容赦いただければ幸いです。

うーん。

改めてまとめてはみましたが、おお!と目を見張るようなコツやテクニックは、何もでてきませんでした。やっぱり一番のポイントは

「簡単なものを作る」

これに尽きますね。

旬のものならば焼いて塩振るだけで十分魅力的な一品にってその上経済的。シンプルな料理が凝った料理に劣るわけじゃないし、手間暇をかけることだけが愛情じゃないからね。

食べること、飲むことに対する考え方

 




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Comment

  1. にょこチャイマサ より:

    こんばんは。
    にょこチャイマサです。さっそくリクエストに応えていただき、ありがとうございます。嬉しいです。
    そして料理手順はもちろん、手間暇かけるだけが愛情じゃない との言葉に感激しています。
    小鍋とフライパンで戦っているとのこと。たしかに使える器具を厳選することはおのずと作る順番、切る順番も考えてから取り掛かることになりますね。明日からは小鍋とフライパンだけに絞り、料理を始める前の調理場の整頓と、手順のシュミレーションをもっと大事にしようと思います。
    また機会があったら手順も紹介してくださいね。
    これからも楽しみにしています♪ありがとうございました!

    • crispy-life より:

      にょこチャイマサさん

      こちらこそご質問をいただきありがとうございました。こういうリクエストにお答えするのは楽しいので大歓迎です!料理に苦手意識があるといいつつも、こうして試行錯誤されていることこそが、にょこチャイマサさんの愛情なのだなあと感じております。

      調理器具を絞ると調理自体がシンプルになるのは確かなのですが、ご家庭によってよく作る料理や量も違うでしょうから、小鍋とフライパンにこだわらず、使いやすいものを探ってみてくださいね。

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