携帯電話を持たない人、電話で会話したい人。
相変わらず電話が苦手なので、通話頻度は減少の一途を辿っています。
LINEやらメッセンジャーやらのおかげで通話どころかメールのやりとりすら殆どしないで仕事が完結するケースも増えたし、テキスト派が増えつつあるのは電話嫌いにとってありがたい流れ。
しかし、当然ながら完全にゼロ、にはなりません。
電話でお話したいんです
「先ほど電話したんですが、『電源が入っていない』のアナウンスが流れました。お話したいのですが」
そんなメールを受信して、あ、ホントにすみません、と思う。
電話には出られないことが多々ある(嘘)のでメールでご連絡をいただいたほうが助かります、とは常々お伝えしているのだけれど、相手から「お話したい」と言われるとさすがにお話せざるを得ない。電話に出られない(正しくは出たくない)、はあくまで私の都合であって、社会のルールではないからね。まあ電話することだって別に社会のルールじゃないけども。
しかしこうも通話から遠ざかってしまうと、電話に対する意識は変わる。おそらく今の私と電話との関係性は1950年代あたりの電電公社的スタンスではなかろうか。つまりは、通話という行為が日常生活に溶け込んでいなさ過ぎる。ゆえに
「ああ、今日はA社のBさんと『お話』する約束をしたから、心して挑まねば」
などと、朝からどぎまぎしてしまうのです。そして、朝一でくるはずの電話が一向に鳴らないとどうしていいかわからなくなる。うっかりトイレも行けやしない。
電話って、こんなものじゃないですよね。しかも携帯電話なんだから、いつだって気軽に掛けて掛けられて、もっと自由なものですよね。私だって昔は普通に掛けたり掛けられたりしていたはずなのに、おかしいなあ。
そんなこんなで朝からずっとドキドキしながら電話を待っていたのだけど、結局かかってきませんでした。弄ばれている。いや、元はと言えば私が悪いのか、Bさんごめんね。
あれがダメならこれがある火星田
ところで先日、新規の案件に関してやり取りしていて、そこそこ手応えがあったのでこれは、と期待していたら、最終段階でポシャってしまいました。あ、前述した電話云々が理由じゃないですよ。別件ね、別件。
ややチャレンジングな領域ゆえに多少の不安はあったものの、やりたかったのにな、残念だわ。
残念。と言いつつも、まあいっか、と思っている私。これがダメでもまた別の機会があるでしょう、そっちで頑張ればいいよね、という気持ち。
よく言えば執着しない、悪く言えば物事にこだわらなさすぎ。この去る者追わず的スタンスは果たして吉なのか凶なのか。でも、あれがダメならこれがある、という考え方ができるのは不安定な働き方をしているからこそのメリットなのだ。
考えてみれば火星田マチ子の母のような生き方をしている。大昔は冗談で、ああいう働き方が理想的だよねーなんて話していたけれど、まさか現実のものになろうとは。
言霊って怖いですね。気をつけよう。
関連記事
-
-
見えない収納で一石二鳥。
吊り下げ方式を導入してから1ヶ月。 収納グッズの恐ろしさ 優柔不断なお片づけその後。
-
-
“BRAND COLLECT” にブランドアイテム買取を依頼してみた。
先日ZOZOとBrandearで買い取ってもらえなかったアイテムが返送されました。 >&g
-
-
スマートフォンのない生活 ’19
このままでは、画面を見つめるだけで人生が終わってしまう。 眼精疲労と腱鞘炎風の何かにや
-
-
少ない服の着まわし、失われた季節感。
まさか7月にジャケットを引っ張り出す羽目になろうとは。 東京はここしばらく、やけに肌寒い朝
-
-
最小限の旅ファッション、問題はいつだって靴だった。
旅の荷物について考えています。 また旅行かよ!といい加減言われそうですが。 関連 旅人への道。
-
-
割れ窓理論とパリのマダムで考える本当に欲しいもの。
By: Anthony J[/caption] 任侠ものの映画が上映された映画館から出てくる
-
-
買わない日々を経て、おっかなびっくり前進中。
By: momo[/caption] 7月は何かと物入りでした。 何事もいつまでもぐず
-
-
買い物にだけ酷く臆病なのはなぜ。
先日ブログを書いている途中で回線が途切れたので、あれ?充電し忘れた? とルーターを確認すると
-
-
ドミニック・ローホー シンプルを極める 成熟した自我とは。
ドミニック・ローホー氏。 シンプルライフを目指す人にはすっかり御馴染み、でしょうか。以前も著書を
-
-
今日捨てたもの 9/5 昔の部屋のカーテン。
毎日ひとつづつ捨てる月間は無事終了しました。 が、今後も何かを手放した時には備忘録とし
- PREV
- 秋刀魚のしょうが蒸し、キャベツと蒸し鶏の梅わさび和え献立。
- NEXT
- ミニマリスト主婦の退屈な毎日。