ブランドの箱が捨てられない。
部屋の片付け真っ最中の友人より
「靴の箱って、どうしてる?」
と質問されました。
つまり、取っておくか、それとも捨てるか? という問いです。
ブランドの箱が捨てられない
私の答えは
「取っておいたり、捨てたりする」
というもの。何の面白みもない回答で恐縮ですが、事実なのだからそう答える他ありません。
普段よく履く、棚に常駐している靴類は、箱にしまって収納する機会がないので捨てる。最近で言えばこのあたりがそうです。
一方、さほど登場機会は多くないものの、処分には至らない靴たちは、購入時に入っていた箱に入れて保存しています。履くのに少々気合がいるヒール付きブーツとかですね。
あまりにも普通過ぎる我が回答に、そうかそうか、そりゃそうだよね、と同意しつつも彼女は言う。
「ブランドの箱が捨てられない」
と。
ただキレイなものが好きなだけ
靴が好きで、ついつい買いすぎてしまうという彼女。それでも40を過ぎたあたりからはヒールが辛くなってきたこともあって、かなりの数を処分したそうな。
しかし、どうしても捨てられないのはブランドものの靴、そしてその箱。中には一度も履いていない靴もあるらしい。
「未使用で保存状態がいいなら、売れば?捨てるよりも気が楽だし」
と提案する私に
「履いてはないけど経年劣化が激しくて売るにも売れない状態かもしれない」
との答え。
「かもしれない」とは、そんな懸念があるほど昔に購入した代物だということですね。嗚呼、人に歴史あり。
靴はともかく、箱も捨てられない、捨てたくない。そういや、以前もそんな話を書いたっけ、と思い出しました。
靴箱の彼女も、コスメの彼女も、何不自由なくブランドものを買える立場。ゆえに、経済事情のままならなさから来る執着云々とは程遠い。結局は、キレイなものが好きなだけじゃなかろうか。あの手のブランドの箱って、それなりに美しいからね。
「なんか捨てられない」と苦笑する友人には「捨てたくなった時に捨てればいいんじゃない?」と言いました。
もしも友人の部屋が空き箱まみれで足の踏み場もなく、捨てられないでいることに心底悩んでいるとしたらばまた別の意見を言っただろうけど、自らが頑張って稼いだお金で購入してきた戦利品をキレイに保存し、また、収納できるスペースがある部屋に住んでいるのであれば、そう大きな問題はない。何事も、タイミングってやつがあるからね。
しかしブランド箱愛好者って結構多いのね、と思いつつメルカリで調べたら、結構いい値が付いていて驚きました。ショップ袋が1,000円ですって、奥さん。
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