苦しみながら捨てても意味がない。
使わないものはさほど躊躇せずに捨てるタイプではありますが、時々全く使っていないのにも関わらず何故か幾度となく難関を潜り抜けて在り続けているものもあります。
そういうものはただ単に見逃していた場合もあるのですが、結局はタイミングの問題だと考えています。
「あ、捨てよう」
そう思えた時が別れのベストタイミング。
ということで、その時が来るまで無理やり捨てるようなことはしなくなりました。ものを数を少なくすること自体が目的ではないので、所有物の数についてはあまりストイックに考えていません。
今日捨てたもの
- ビーズのネックレス
10年近く前に購入したネックレス。多分1~2回しか使っていません。
見た目はなかなか好みだし、あの服にあわせよう、なんてイメージもできるのですが、実際つけて鏡をみるとなんだかしっくりこない。で、却下。
幾度となくそんなことを繰り返しつつ、殆ど出番がないのに何故かタイミングが合わずにこれまで残っていました。
結構大振りで目立つデザインなので今回の南国への旅では使えるかも、と思い持参。黒のワンピースと合わせて1日使ってみました。
結果。
うん、気が済んだ。
見ている分には好きなんだけれど、自分には似合わない、そして、重い。1日使ってみて、またこれからも使いたいかと考えてみたところ、答えはNO、でした。
というわけでここバンコクにてさようなら。上手に使えなくてごめんね。
本来ならもっと前に手放していてもおかしくなかったネックレス。特段思いでも、強い思い入れもない品だったので、今となってはここまで残っていたことが少々不思議なくらいです。が、これぞタイミング。わざわざ旅行に連れ出しておいて突然さよならするなんて冷徹な気もしますが、お互い納得のいく別れ…のような気がします。
「ものがどうしても減らせない」
「生活をシンプルにできない」
そんな悩みをよく聞きますが、引越しなどの理由でどうしてもものを減らさなくてはいけない状況ではない限り、捨てられないものを苦しみながら無理やり捨てる必要はないわけで。自分の理想とする部屋や生活をあれこれと考え続けていれば、そのスペースに必要ないものは自ずと「捨てタイミング」が訪れるのではないでしょうか。
そして「捨てる」ことだけでなく「増やさない」ことを意識すると「捨てタイミング」にも気付きやすくなるように思います。
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