何を捨て、何を残すか。大切なのは数じゃない。
コンパクトカメラの修理にようやく着手した、と書きましたが。
メーカーのサイトには該当機種修理に関する記載があったので営業所に直接持ち込もうと前のめりになるも、ページによっては取り扱い不可の記載も。
少々弱気になって出かける前に電話で問い合わせしてみると、
「大変申し訳ないのですが、取り扱い終了機種でございます」
と、電話越しでもわかるくらしに心から申し訳なさそうにお断りされてしまいました。いえいえ、仕方ないことです、こちらこそすみません。
愛用品が教えてくれたこと
さて、この機種の修理期間がいつ終了していたのかは定かではありませんが、もしかしたら修理が必要だなと最初に感じた2年前にはもう既に終わっていた可能性もあります。
あの時さっさと行動していたら、ああ、あのカメラどうしようかな、なんていう思いを頭の片隅でもやもや発酵させることはなかったのですね。いや、もちろん毎日毎日カメラのことを考えて暮らしていたわけではないけれど、未完了項目はいつだって体に悪い。
関連 片付けは後回し、先送り。未完了タスクの蓄積が明日の自分を苦しめる。
大切にしていたモノに改めて教えられた気分です。
教えられたはいいけれど、じゃあ仕方ないねと諦めることもできず、バタバタと検索。いくつか問い合わせた中で
「古い機種なので修理できる保証はありませんがか、一度見せて下さい」
との返事が一通。ありがとうございます、早速手配します。やるだけやってダメだったらいよいよ諦めもつくからね。しかし次の旅までに修理が間に合うのかという問題はある。
やれやれ、物事を先送りにしてるとこういう羽目になるのです。やるやるっていつやるの、来世かってね。
そんな訳で、もしも無事に修理ができたら今回の旅はコンパクトカメラで。無理ならいつものように一眼持参。そして当初の計画通りいずれの場合も手提げ一つで行ってみようと思います。
何を捨て、何を残すか。大切なのは数じゃない。
2泊3泊なら全然問題ないけれど、そこそこ長期間の旅、どこまで減らせるか?と自分に問うてみたのですが、今回は細かい移動を伴うさらに全く土地勘のない場所への旅、これは身軽であればあるほど楽だと判断しました。
旅の荷物を減らすためにはアイテム数を絞るのも大切だけれど、カバンのサイズと重量の上限を厳守するために大切なのはむしろ数ではなく大きさ、重さなのは明白。例えば、ちょっと厚手の生地のワンピースを1着よりも薄手で軽いトップスとスカートの2着セットのほうが嵩張らないのであれば、選ぶべきは後者なのですね。
と、改めて書くと至極当たり前だけれど、数字にばかりこだわってしまうと時に本質が見えなくなる。
よし、今回のコンセプトは決定した。したらばどのメンバーでどんな打線を組むべきか。
などと考えていたら、嫌いな旅の準備もちょっとだけ楽しくなってくるような。こないかな。
とにかく準備が苦手で面倒くさがりのスットコドッコイなものでこの手のプランニングはあまり好きではないのですが、まあこれもパズル的なお遊びと考えればまた楽し。やたらめったら新しいアイテムを投入しない、といういつも通りのルールに則り、このゲームをプレイしてみようと思います。
しかしなんですな。
旅行には行きたいけれど綿密な計画や準備は嫌いで重い荷物も持ちたくない。だからといって旅先で着の身着のまま過ごすのもイヤで好きな装いを楽しみたい。
アレはイヤだこれは面倒、でもあれはしたいこれもしたい。結局のところワガママで欲張りなだけですね。
まあでもいいじゃないか、やりたいことあるけどまた今度ねいつかそのうちにね、っていつやるの、来世かってね。
関連記事
-
ミニマリスト主婦の師走
例のアレもひとまずおとなしくなっているということで、今年も年末年始は帰省することにしました
-
やきものライナーで行く 益子陶器市 その1
うつわが欲しいなあ。そう思い始めたのは自炊率が高くなったからでしょうか。 関連 ミニマリストの器え
-
何を持っていたか、もう思い出せない不思議。
By: Matthew Pearce[/caption] 先日発注していた品物が届きました。
-
10kgの荷物の目安、スーツケースを持たない旅。
今回の旅は約3週間ですが、スーツケースなしで行こうと決めていました。 関連 荷物を持た
-
酷く暑い夏、何を着る?
さほど汗をかかない体質。だったのは、もう遠い昔のことのようです。 近頃は自宅から駅ま
-
夏はギョサン1足でまかなえる気がしている。
先日下着を入れている引き出しをあけてみたら、いつのまにか靴下が一足だけになっていました。
-
1人で飲むなら、定食で。韓国・ソウル一人旅で食べたもの その1。
昨年11月に出かけた韓国・ソウル。思いのほか高くついた韓国旅行。ソウルぶらぶら一人旅記録
-
もう、おしゃれを諦める。
諦めました、あなたのことは。 どうも、ナオコです。ナオコ、寒いです。 ここのとこ
-
ミニマリスト主婦は80歳。
みんなのマドンナ、ミニマリスト主婦も2020年に80歳を迎えます。 70代ミニマリスト
-
目標達成、すべてがパーフェクトではない。セブ日記 15
折れそうに尖る月を屋上から見る。 月がすごく綺麗に見えるから、後で屋上行ったほうがいい