捨てるのすら面倒なもの、ストックでこころ豊かになるもの。

公開日: : 最終更新日:2018/03/15 ミニマルライフ, 捨てる

cebu-diary-06-2

久しぶりに整理して、何もない状態になりました。何もない。文字通り、ゼロ。

郵便受けにチラシやら何やらたまるのがすごくイヤで、ほぼ家に持ち込むことはありません。

モノが多い、捨てられない、片付かない。ならば、まずは不用品を家に入れない工夫から。

しかし同じ役目のものでも現実問題スペースを取らないとなると、途端に捨てるのが億劫になるのはなぜなのか。

空っぽの受信トレイ

chiayi-hotel-12

キレイさっぱりゼロになったのはメーラーの受信トレイ。

近頃はちょっとしたやりとりはメッセージアプリを利用するのでメールの送受信はめっきり減りましたが、メール文化もまだまだ現役バリバリ。基本的に現在進行中とか要返信のものだけ受信箱に表示されるようにしておいて、その他は即削除、またはアーカイブするスタイルであります。

が、この作業を数日怠ると未読も既読もそのままの状態で受信トレイにどんどんと溜まっていき、だんだん分別が億劫になり、次第に手がつけられなくなる。当然、手がつけれれないのだから、つけない。結果、カオスとなる。

本日はたまたま気が向いたので、カオスに挑んだというわけです。

せっかく挑んでおいてこんなこと言うのもなんですが、削除したメールの90%以上が未読かつもはや不要なメールじゃなかろうかと思う。

銀行とかクレジットカードの利用リマインダメールあたりのセキュリティ関連は開封せずとも不要ではないが、本来読んでなんぼのインフォメーション、メルマガ系はほぼ読んでない。じゃあ購読止めろよという感じだけど、その作業を思うだけでげんなりするのです。

各社メルマガ担当者のみなさまには申し訳なく心苦しいし、自分の書いたメルマガが同じ目にあっていたらと思うと涙が溢れそうだけれど、今後その手のメールは別フォルダに振り分けてざっくりいってしまおうと考えた次第。

でも、初めてマイMacがインターネットに繋がった20年前のメルマガ(ってその頃あったのか)をまだ保存していたら果たして、とも考える。どんなだったか、ちょっと読みたい気もする。特に有益な情報なんてないだろうけど、こう、歴史資料として。迷惑メールの遍歴あたりもなかなか味わい深そうだもの。

ストックでこころ豊かになるもの

hongkong-foods-2

話は変わって、ストックについて。

日用品と呼ばれるものの予備は一切スタンバイしておりません。

予備って、例えば歯磨き粉とか洗濯洗剤とかシャンプーとか石鹸とか、そういう細々としたストック。2個セット売りだとか、キャンペーン的な何かでたまたまもうひとつついてきた、なんてケースは別として、予備がないと不安だからという理由にて買い増すことはありません。

まあこれはストックせずとも困りはしない都会の便利さに乗っかってるだけだけども。

依存ありきの儚いシンプルライフ。

よって、買い置きがないと不安だという人の心理はイマイチ理解できません。しかし、ああこういうことね、と思うこともあり。

それは、酒。酒のある暮らしの安心感は異常。

例えば、一升瓶。例えば、ビールの箱買い。例えば、ワインの複数本大人買い。オーダーしていたこれらが家に届いたときのとんでもない満足感。こういうのが豊かな暮らし、心の平穏に繋がるのね、と真剣に思う。

洗面所の棚に歯磨き粉を何本もストックしている人もきっと同じ気持ちなのでしょう。歯磨き粉が心の平穏に繋がるのであれば、まあそれもいいではないですか。少なくとも酒よりは健康的でしょう。磨けば。

なぜこんなことを書いたのかというと、今バッグインボックスの包容力に夢中だから。2Lとか3Lとか入ってて、レバーをピーってやるとワインがダーって出てくるやつ。もちろん誤解に過ぎないんだけど、永遠に注ぎ続けてくれそうなこの感じ、なんだかめちゃくちゃ幸せじゃないですか。

軽いし、酸化しないし、捨てるの簡単だし、ボトルワインとはまた異なる次元で、満たされる。

キッチンで蛇口ひねったら生ビールが出ればいいのになあと夢見たことは一度や二度じゃないけれど、そんな夢に似た喜びがバッグインボックスには宿っている。ということを、今、誰かに伝えたかったのです。ボックスつながりの受信ボックスのくだりも今となっては単なる前フリです。

ミニマリストの持たない暮らし

そして今夜の音は、room335。

 




関連記事

今日捨てたもの 2/12 10年選手。

By: asenat29[/caption] 飽きっぽい性格の癖に妙に物持ちがいいです。

記事を読む

せいだのたまじ献立

せいだのたまじ、千切りキャベツ蒸し献立。

「せいだのたまじ」とは、山梨の郷土料理。小ぶりな芋を甘い味噌味に仕立てる素朴なおかずです。

記事を読む

40代のスキンケア、冬。旅に持参したアイテムはたった2つ。

昨年の夏にスキンケアに関する記事を書きました。 参考 40代のスキンケア。基礎化粧品を

記事を読む

春の大試着会、インナー1枚で広がる着こなしの可能性。

先日のクローゼット一掃であれこれ処分したこともあり、インナーとTシャツを新調しました。 捨てる

記事を読む

持たない暮らしの年末大掃除 ’17 いろいろ捨てる。

だらだら持ち続けていた大物をようやく捨てました。 関連 使わないもののゆくえ、捨てられ

記事を読む

思い出のモノを整理して、過去の自分と対峙する。

基本的に本や雑誌は読んだら処分しています。 私にとって必要なのはそれらから得られる知識

記事を読む

ミニマリストのキッチン

80代ミニマリスト主婦の変化。

ミニマリスト主婦シリーズ、2021です。ミニマリスト主婦の記録今年は例のアレがアレなもので

記事を読む

帽子はいくつ必要か。

帽子が欲しいです。 と、書き出して考える。以前は毎日のように帽子を着用していたけれど、

記事を読む

もう増やさないルールを破り、新しくカードを作った理由。

ポイントカードやメンバーズカード、そしてクレジットカードはもう増やさない方針を貫いて生きてきました

記事を読む

今日捨てたもの 大切なのは数か否か。

By: Craig Leontowicz[/caption] もしかすると今年最初の捨て記事か。

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

韓国・釜山一人旅の食事 その1。 釜山名物をたしなむ。

年をまたいでしまいましたが、韓国・釜山旅行記の続きです。韓国

ミニマリスト主婦の貯金残高。

年末年始はいつものように帰省して、伝家の宝刀寝正月をキメてき

仕事帰りにふらっと富山一人旅。

12月のある夜のこと。いつものように部屋で一人酒を飲んでいて

師走の逆転ホームラン。

手術する必要があると言い渡されビビり散らかしていた私。

生涯独身なんて、選ぶんじゃなかった。

恐ろしく肩が痛いので病院に行ったら、肩関節周辺炎、いわゆる「

→もっと見る

PAGE TOP ↑