今日捨てたもの 誰にでも似合うメガネとトレンド。
ファッションアイテムの中でも特にこれが好き!という偏りのある人は多いもの。
女性なら鞄とか、男性なら腕時計とか。男女問わず収集癖を擽られるのは靴、あたりでしょうか。
満遍なくあれこれ欲しいタイプの私は何かに特化はしないけれどもそれでも全体量から考えると靴、鞄のパーセンテージは高めでした。今もやや高め。というか、全所有物に対してファッションアイテムの量が多すぎ。
どうしても小物って多くなるよねえ、なんて思っていたのですが、数だけを考えると私にも思いっきり偏りのあるアイテムが存在しました。
今日捨てたもの
- メガネ
セルフレームのメガネ。10年程前に購入したと記憶しています。
そう、私の偏りとはメガネ。
今でこそかなり絞り込みましたが、一番多かった時は30本以上所持していました。その中でもここ数年最も登場回数の多かったこのフレーム。プラスチックがかなり劣化してきたし、もうそろそろダメかなあとは思っていたのですが、なんと、踏みました。シャワールームで、風呂上がりに。
生まれて初めてです、不注意でメガネ壊したの。
メガネかけたまま寝ちゃって壊したとか曲がっちゃったなんていう話を聞くことはあっても、大事なメガネを不注意で壊すなんて信じられん、と正直なところ思っていました。だって、視力の悪い人間にとってのメガネってかなり重要ですから。いやいや、外してから寝ろ、どんだけ急激な睡魔に襲われてんだよ、と。
それなのに、寝落ちよりさらに乱暴な踏みつけるという行為にて愛用品を破壊してしまった。ショックであります。
悲しいかなメガネ痕が気になるお年頃。
最近はコンタクトレンズの使用も増やしてはいるけれど、長年私の目になってくれていたフレームの最期としては我ながら酷いものがあります。本当にごめんなさい。
誰にでも似合う、は存在するか
さてたくさん持っていたメガネですが、その中でも日常的に使っていたのは結局のところ3~4本でした。
30過ぎてコンタクトレンズを使い始めるまではメガネ一辺倒だったので、毎日掛け替えても1ヶ月間のバリエーションがあるコレクションは楽しかったのだけど、まあそんなに日替わりにはできないんですね。洋服とかメイクとか髪型との相性もあるし。そもそも持っているのがかなり個性的なデザインのフレームばかりだったからでもありますが。
もちろんたくさん持っている利点もあって、一番は傷みが遅いこと。たった1本のメガネを365日使うよりは、何本かをローテーションで使う方がそれぞれの寿命は延びるわけです。これはメガネに限らず、服でも靴でも同じですね。
が、せっかく延命したフレームをずっと使い続けられるかというとそうでもない。洋服ほどのスピードではないにしても、メガネのデザインにも当然トレンドがあって、それに乗っかったものをたくさん持っていても、結局は数年で使えなくなってしまう。さらには誰にでもどんな服にでも似合うカタチとか色、なんていう定番も存在しないわけで。
そしてメガネって洋服よりも断然購入機会が少ないからか選ぶ力がなかなか鍛えられないのがもどかしい。お店で
「これは定番のデザインだから長く使えますよ」
なんて言われてへえそうかと購入したら全然トレンドアイテムだった、なんてこともありますからね。さらに顔面のど真ん中にくるものだから主張も激しいというなかなか厄介な代物でもあります。
メガネの形、トレンドは巡る
ざっと思い返してみても、80年代あたりは上下幅大きめのボストンが主流で90年代に入ったあたりが顔の印象をあまり変えないオーバルのツーポイント。その後アクセサリー的にメガネを選べる時代が来て、カラフルなプラスチックのスクエアとか逆ナイロール、女性には細身のフォックスタイプが人気だったような。その後ボリュームのある黒のセルフレームのビッグウェーブが来て、ここのところは細身のウェリントンとかセルブロウナイロールなどクラシックなタイプが強い印象。
メガネもファッションの一環なので、結局は流行りの形も巡るんですよね。最近の流れは80年代のそれと近いもの。
服と同じくトレンド無関係に自分の好きなものを選べればそれでよし、なんだけど、いかんせん顔はどんどん変わっていくからしっくりくるフレームもその時々で変わるのもまた事実。デザイン云々よりも使用感を重視したいとか、そろそろ遠近両用が欲しいとか、いろいろあるしね。
さて、日常使いのフレームをなくしてこれからどうしましょう。
今新調するならば軽いフレームがいいのでリムが細いボストンあたりが気分かなあと思うのですが、今でも普通に使えるのに全然使ってないフレームがあるのでね。服と同様、新しいものを導入せず今あるお気に入りを使う作戦でいきましょうか。
なぜお気に入りがあるのに使ってないのかって?それは、度が合っていないから、それだけです。レンズを新調するのが面倒で放置していたというこれまた情けないお話でした。
まずは一番使い回しのききそうなプラスチックフレームに新しいレンズ入れてくるかな。
関連記事
-
キーボードカバーの必要性と耐久性 2代目。
どうせまた1年くらいでダメになるだろうから、来年の今頃また同じ検証をしましょうね。 そ
-
旅を支えるシンプルケアと日焼け肌のアフターケア。
いやー、焼けた。 関連 ビーチリゾートお気軽一人旅 2016。 今回は到着日の天
-
買わない日々を経て、おっかなびっくり前進中。
By: momo[/caption] 7月は何かと物入りでした。 何事もいつまでもぐず
-
手持ちの服で乗り切るオフィスカジュアル。
ふざけた、もしくはだらしない、いや、カジュアルすぎる服しか持ち合わせがないデタラメな人間が、
-
実はいらなかったと気づいたものを、再び取り戻すか。
例のアレが想像以上に長引いていて、良くも悪くも共存に慣れつつあるこの頃。行動が制限され、生
-
ヒールを履けない女、毎日ヒールを履く女。
週末は所用があり友人と原宿で待ち合わせをしていたのですが、会うなり 「春水堂へ行きたい
-
いかにして働かずに暮らすか。
先日某誌の編集者から 「毎度読者の食いつきがいいのは老後不安煽り系のネタだ」 と
-
未知の味、ミニマリスト主婦の困惑。
私がまだ10歳かそこらだったので、昭和50年代の話です。我が家のマドンナこと実母は、若い頃
-
色あせた日常の底上げ、ポイントはふたつ。
大型連休も終了し、通常モードに戻りました。あーあ。 昨年のゴールデンウィークは特に何も
-
荷物の少ない旅。旅行中の洗濯はどうする?
セブに来て1週間。既に滞在場所は3箇所目になりました。 暫く住んでいたことのあるエリア