迷惑な独り言と脳内会話、頭の中がうるさい。

By: Jon S
先日、某紙の人生相談コーナーにて、家族の独り言が多くて辛い、という内容のお悩みが掲載されていました。
悩み相談や質問ができる掲示板などはWebにも溢れているけれど、編集なしの匿名お悩み相談所は悪い意味で混沌としておりうっかり足を踏み入れると心の底から後悔することしきり。
その点新聞の人生相談欄は格段に味わい深い。
中には本格的に深刻な問題を抱えている方もおられるので味わい深いなどという表現は不適切かもしれませんが、さほど緊急性のないそれは純粋な読み物として興味深く、さらには人間の多様性について考えさせられる秀逸なコンテンツであるなあ、などと考える。
みんなそれぞれ、何かに悩み躓きながら生きているのだ。
年をとると独り言が増える理由
さて冒頭の独り言に関するお悩み。
独り言といっても単にどっこいしょとかあーしんどなど、オーソドックスな独り言がうるさい、というものではなく、ありとあらゆる独り言が他者に向けての憎悪や侮蔑で構成されており、一緒にいるだけで気が滅入るとの内容でした。
テレビに向かって思わずつっこんでしまう癖のある人は少なくないでしょうが、家族や同僚など近しい人が聞くに堪えない言葉で誰かをブツブツと罵る行為を繰り返していたら、ちょっと勘弁してくださいよとなるのも無理はないでしょう。
独り言。
もともとは全くなかったけれれど、最近になって私もよいしょ、とか、えーっと、さて、などのちょっとした独り言を発している気がします。
しかし独り言ってなんで出てくるんでしょうね?
参考 年をとると“独り言”が増える理由(ニュースポストセブン)
加齢によってワーキングメモリーの容量が減少すると、無意識に外言語化され、独り言として口に出ることが増えるんです
加齢。
若くても独り言が多い人というのは存在します。あまりにうるさい独り言は職場での迷惑行為として挙げられることも多いそうで。
関連 キーボードを打つ音がうるさい人のせいで仕事ができない時の対策。
若い人の独り言は単なる癖であったり、周りに同意を求めたいとか寂しいなんて理由からくるものかもしれませんが、もともと全然言わなかったのにぽつぽつ出てくるってのはまさに加齢なんでしょうね。さらには大脳皮質の衰えとか言われると泣く。
頭の中が騒がしい
私の独り言はお悩み相談の方のように深刻な状態ではないけれど、口から出てこない独り言、つまり脳内会話は年々増加していると感じています。
脳内会話を英語にしている時はわざとというか、意識して英会話練習をしようと試みている時なので問題ないとして、それ以外の脳内会話がうるさくてたまりません。
あれ、なんかヤバいこと言ってますかね?待って、ブラウザ閉じないで。
ここのところおかげさまで公私ともに忙しく、人と話す機会が多くてその時間は脳内会話はなりを潜めているのだけれど、一人になるとさっきまでの対話の反芻から突然出てくる幼少の記憶、明日はおろか来年、再来年、挙句の果てには来世についてまで事細かに考え、一人会話を始める始末。
別に辛いこと、悲しいことを考えているわけではないけれど、明日のおかずから資産運用まで幅広いジャンルに関してもうひっきりなしに脳内会話が続くと傍目にはぼーっとしているだけに見えてその実妙に気ぜわしいのです。大丈夫、ブラウザ閉じないで。
書き瞑想は効果的だけれど
以前も何度か同じようなことを書いているけれど、なんかいよいよマズイのでは、と思う。他人が私の頭を支配しているなんていうオカルトなアレではなくて会話しているのは自分なので全然怖くはないにしても、寝ている時もおしゃべりはずっと続くので睡眠の睡眠たる爽快感に欠けるのです。
いろいろ工夫はしているんですけどね。
しかし昨今瞑想を取り入れたいと考える人が増えているらしいのは、誰しもが少なからず脳内会話をうるさく思っている証拠なのかしら。ああ、他人の頭の中が覗けないのがもどかしい。
相変わらずブログを書いている時はものすごく集中していて書き終わったらスッキリ、の書き瞑想は気持ちいい。
だからといって一日中書いているわけにもいかず。解決策はどこに。写経?
あああ、これを書き終わったらまた会話が始まるのか、うるさいなあ。映画でも観るか。
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