素人のくせにしったかぶる。
ごぼうがあったら、まず何を作り、食べたくなるか。
答えは、柳川風煮ですね。卵とじですね。
柳川風はごぼうから出る色のせいで、普通の卵とじ料理と比較して見栄えがよくありません。
しかし、黄色を残すためにごぼうを酢水にさらして真っ白にしたりしてしまうと、柳川の柳川たる味わいは損なわれる。よって、卵のくすみ上等で挑みます。
豚肉の柳川風、ピーマンの梅おかか和え献立
- きのことキャベツの味噌汁
- ぬか漬け
- ピーマンの梅おかか和え
- 豚肉の柳川風
きのことキャベツの味噌汁
昆布出汁でエリンギとえのきを煮て、ざく切りのキャベツと油揚げを加えて味噌を溶き入れます。きのこのうまみたっぷり。
ぬか漬け
本日のぬか漬けはきゅうりと大根。大根がかなり酸っぱくなってきたので軽く塩抜きしてから薄切りにし、ごまをまぶしました。
ピーマンの梅おかか和え
千切りにしたピーマンをさっとゆで、出汁がらおかかのふりかけと叩いた梅干しで和えたもの。
豚肉の柳川風
フライパンに昆布出汁、しょうゆ、みりんを入れて煮立て、豚薄切り肉と薄切りにしたごぼうを加えます。アクを取りながらごぼうがやわらかくなるまで煮たら溶き卵を流し入れ、三つ葉をのせてふたをします。卵がかたまったら完成。うつわに盛りつけ黒七味をふっていただきます。
うん、灰色ががってる。三つ葉のおかげでいくぶんマシにはなっているけど、美味しそうな色ではありません。しかしごぼうと豚肉の旨味をしかと閉じ込めた甘辛味の卵が、燗酒のお供としてものすごい存在感を発揮するのですよ。派手さはないけど、底力のあるニクいヤツ。
素人のくせにしったかぶる。
卵とじに三つ葉をあしらうのは大好きだけれど、それは鶏肉を使った親子煮に適したやり口。
親子煮、きのこおろし献立。
豚肉とごぼうの柳川ならば、やはり白ねぎたっぷりがお似合いなのでは?と、ギリギリまで迷っておりました。
その迷いの出所は、どぜう鍋。ごぼうがたっぷり入った小ぶりの鍋に、さらしねぎをたっぷりのせて山椒をふっていただくー。そんなイメージが頭にあるからなのです。
が、今思えばそれは純粋にどじょうのみが入った鍋のスタイルあって、卵でとじるのはまた別だったかしら?あれは三つ葉だったかしら?記憶が古すぎて、わからなくなっています。
大江戸線にならって、清澄通りを歩く。東京散歩・江東区
そもそも偉そうに柳川を語るほど、私のどじょう経験値自体が高くない。ならば今一度あの味を確かめに行きましょう、ということがもう叶わないのが残念。味も良かったし、何より雰囲気が最高だったんだけどな。
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