使い勝手全振りトート 女の価値は鞄でわかる。
先日の衣替えの際に、もういい加減いいかなと思ったものがもうひとつ。
それは、鞄。
ずっと使い続けてきた春夏用のトートバッグが相当なお疲れ具合だったので、ここらでいい加減引退させることにしました。
使い勝手全振りのナイロントート
ここ数年春夏の普段仕様に愛用していた帆布のバッグ。かれこれ15年ほど前にジム用バッグとして調達したものですが、ジム通い自体がそう長くは続かなかったもので、しばらく寝かしていた代物でした。よって、さほど激しい傷みはない状態にて使い始めたと思っていたのだけれど、実はそうでもなかったのか、はたまた使わずとも劣化は進むのか。前シーズン終わりにはすでにあちこち綻びて、すっかり無残な状態に。
それでも南国で学習鞄として愛用した後に、またまた洗濯してしまい込んでおりました。
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大事にし過ぎィ!
さすがにもうアレなので、後継バッグとして軽くて丈夫、ポケットいっぱい、収納力抜群の機能性全振りナイロントートを購入しました。使い勝手はいいけれど、この大きさだと旅行でも行けそうなのがやや誤算だったか。
ああ、迫り来る特大バッグの危機。色目も似た感じになってしまったし、益々登場機会が減ってしまいそうです。
女の価値はバッグでわかる
つい最近、鞄のブランドとそれを持つ女性の価値は連動する云々というネタが一部で話題になっておりましたね。
鞄に限らず、そして女性に限らず、何を持つか、何に対して情熱や時間、お金をかけるかによって人となりが透けて見えるのは当然のこと。
もちろん、女性のブランドバッグや男性の高級時計などというわかりやすい持ち物やブランドごときで人間の「価値」が決まるはずはなく、あくまでもその人のほんの一部分が垣間見えるに過ぎない。けれど、多少なりともわかることは、ある。
私が重さも肩こりも身軽さも顧みず、セリーヌレベル以上のブランドバッグを持ちたいという心理状態にあるとするならば、ナイロン素材は選ばないだろうし、そもそも帆布トートやコーデュロイバッグをボロボロになるまで使い倒したりはしないはず。
物持ちがよかろうと、少ないもので身軽に生きようと、そんなことは個人の好きにすればいい。けれど、鞄にお金をかけない人とはお近づきになりたくないし、腕時計の値段で大体の人間性がわかるのだ、という考えの人がいるのだとしたら、私のような人間は避けられるのでしょう。
人は見た目が全てじゃないけれど、全人類ととことん話し合った末に密なお付き合いを始められるシステムなどこの世の中にはない。よって、持っているもの、こだわる事柄や方向性によってある程度の判断が下されるのは致し方ない。というか、むしろ合理的ですらある。
となれば、自分が心から欲するものを面倒がらずに選び、持ち、聞き、読み、観て、書き、食べ、飲み、そして集いたいものだよねと思うのです。もちろん、自分自身の定める基準にて。
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