美魔女より難易度の高い妖怪に関する考察。
何年経っても全然変わらない人がたまにいます。そういう人たちは同窓会に出席するたびに
「○○ちゃんすぐわかった〜、全然変わらないね!」
とかなんとか言われ続ける人生なのでしょう、多分。
ちなみに私は同窓会的なものには一度たりとも参加したことがないので、気付いたり気付かれなかったりの甘酸っぱい経験はありません。
いくつになっても変わらない人
先日テレビから懐かしい歌が流れてきまして、ふと画面に目をやると鈴木雅之が若手アーティスト2名をを従えてセンターでクールに歌い踊っておりました。
鈴木雅之(まーちん)。
久しぶりに見たけど、なんでこの人はこんなにも変わらないんでしょうか。彼もまた妖怪ですね。
関連 好きなものだけの毎日が、出会いのチャンスを逃している。
私の中での鈴木氏は黄色×黒のタキシードに白手袋でドゥーワップ、のちの姉弟デュオあたりで歴史が止まっておるのですが、ランナウェイもめ組もチャップリンもいずれの鈴木もみな鈴木。小学生の頃ベストテンで見た顔と40半ばになった今見た顔、というか印象がまるで同じで驚きました。
何十年も追いかけ続けた本気の鈴木狂ならば、60代となった2017年の姿に感慨深いものがあるのかもしれませんが、鈴木事情に明るくない一般人の私はあまりの妖怪っぷりに目を見張ったのであります。
そして、思う。キャラ立ち最強かと。
鈴木はいつも鈴木
変わらない、と言っても1980年のランナウェイ時代と2017年の今で全く違いがないはずもなく、髪型だってファッションだって明らかに変化を遂げている。それでも変わらないと感じてしまうのは、年齢とか時代背景なんかを飛び越えた個性が際立ち過ぎているからなのでしょう。
いくつになっても鈴木は鈴木であり、それ以上でもそれ以下でもない。
常に時代と同一化すべく、その時々のトレンドを確実に押さえ続ける行為もスタイルとして愉快ではある。あるけれど、確固たるキャラを確立している人は、トレンドがどんな方向に向こうとも自分なりのスタイルをアップデートし続けるという独特の強さがあるよね。
関連 雰囲気イケメン最強説。
還暦過ぎの大御所ボーカリストを引き合いに出して語るのもアレですが、やれ美魔女だほれアンチエイジングだに走るよりもキャラなり雰囲気なりを獲得していく道のりのほうがより達成感がありそうだなと思った次第。そりゃあキャラの確立は高級クリーム塗布よりも圧倒的に難易度は高いですけども。
しかし何が一番驚いたって、鈴木氏の年齢を調べるべくチェックしたWikipediaに記されていた氏のニックネーム。一般常識的に彼がまーちんと呼ばれていることはうっすら知っていたけれど、「まーちん」じゃなくて「martin」だったなんて。ひどいよまーちん。
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Comment
先日、20年ぶりくらいに会った人と「変わらないね!」と言い合いました。
それはたぶん、互いに率直な感想だったかと。
後日、ここ数年つきあいのある人が20年ほど前の私の写真を見たらしく、
半笑いで「変わりませんね」と言われ。
半笑いが解せぬと思っていましたが、まーちん扱いだったのかも!
うれしげな反応をしなくてよかったです…
ASAさん
なんと!ASAさんまーちんでしたか、素晴らしい。私なんて20年前の写真を知り合いに見せた瞬間にものすごく悲しい表情を浮かべられたことさえあります。いいじゃないですか、まーちん。やっぱり目指すところはまーちん的年の取り方なんじゃないかと本気で思います。そこはうれしげな反応と言わず、歓喜のダンスのひとつでも披露してよいのではないでしょうか。私も見習います!