スーツケース1つで暮らす実験。
今回の旅の持ち物はスーツケースひとつです。
正確に言えば機内持ち込みのバッグとかカメラ、ラップトップなどもありますが、スーツケースの中身はぎっしり詰まっているわけでもなく、中身はお土産がほとんどという状態。
よって、自分の持ち物自体はほんの少し。まあ、暖かい国だから簡単に実現できることではあります。
もちろん帰宅すれば部屋には自分の荷物が待っているわけですが、この旅はちょっとした実験を兼ねているのです。
モノを減らす意味と目的
持ち物を減らす目的は人それぞれだと思いますが、私の場合はきっかけがいくつかありました。
参考 典型的な「片付けられない子」がミニマリストに変化した5つの理由
今の暮らしは40を過ぎてからの海外生活の経験が大いに影響していると思います。
40代というすっかり落ち着いているはずの年齢になってから全てをリセットした経験を経て、改めて感じたのは十分な気力と体力があるうちはモノや時間や場所に縛られることなく生きていたい、ということ。
帰国してからの1年間はただこれだけを考えて過ごしていたといっても過言ではありません。このブログを始めたのも自分がどうありたいかを書くことによって探るためです。
完全帰国してから大幅にモノを減らし、住処も仕事の仕方も変え、これから自分がどう生きていくべきか、日々をブログに綴りつつ中長期的に人生についてあれこれシミュレーションし続けてきました。
でも、考えているだけじゃはっきりとした答えなんていつまでたっても降ってこないんですよね。
とりあえず、動きながら考えよう
もともとモノに対する執着心は薄いほうだったので「減らす」というアクションを起こすことは比較的容易でした。でも、モノを減らすこと自体が目的ではありません。
「いつでも移動できるように、身軽でいたい」
そう思いながらもなかなか行動しない自分自身に徐々に疑問を抱きはじめた私。
あれこれ考えて動けなくなっているのか、それとももう動きたくないのか。
そんな風に考えている時にいろんな偶然が重なったこともあり、思い切ってこのタイミングで長期の旅に出ることにしたのです。
よって素敵なホテルステイのゴージャスなバカンスでもなく、もちろん甘酸っぱい自分探しの旅でもなく、異国でただただ平凡に暮らすという妙な旅。転々とはしますが、基本的には平常運転で仕事をして、食事をして、会いたい人に会う。
それだけです。
せっかくの海外旅行なのに勿体無い!
と思われるかもしれませんが、いつもこんな感じなんですよ。はっはっは。
参考 一人旅の正しいお作法。
スーツケース1つだけをお供に転々とする生活を再び実践してみたら、果たしてどう感じるのか。定住志向が希薄なので家を買うようなことは今後もないとは思うけれど、もうそろそろどこかに落ち着きたい、確固たる居場所が欲しい、なんて感じるのだろうか。
それとも、もっと持ち物を少なくして、やっぱり動き続けたいと感じる?
少し落ち着いた生活をしたこの1年を経て、自分の気持ちを改めて試してみたくなりました。ただ考え続けているのと実際に行動してみるのとでは、全然違いますからね。
そんなわけでやや大掛かりな「実験」となった今回の旅。
帰国した暁には、自分の心境に何か変化はあるのでしょうか。
関連記事
-
シンプルな暮らしがあなたを豊かにする21の理由。
Facebookでこんな記事が流れてきました。 >>参考 「シンプルな暮
-
阿波おどり会館でダンサーとしての矜持を見せる。高速バスで行く徳島の旅 その4
一泊二日の徳島の旅、いよいよメインイベントを迎えます。 神戸から高速バスで行く徳島の旅
-
シンプルな暮らしを確実に遠ざける2つの邪魔もの。
By: Haldane Martin[/caption] 現在シェアハウスで生活しているので
-
激しい朝活女子の真実。
某女性芸人の朝の過ごし方に密着している番組がありました。 チラ見だったのでどういう趣旨
-
収納グッズの恐ろしさ 優柔不断なお片づけその後。
再びきっちり測って、実物を店頭で確認し吟味して、ようや新たな収納具を購入。 関連 優柔
-
2018年、買ってよかったものベスト3。
年始恒例、買ってよかったものベスト3、いきましょう。 開始当初は「買った」よりも「捨て
-
台湾一周一人旅 台北 駅近 空港移動に便利なホステル。
今回の台湾一周旅行では基本的にバジェットタイプの宿を利用しました。 というのも台湾旅行は今
-
部屋にモノが多くて困っています。
By: Ally Aubry[/caption] タイトル通りです。 なんだか部屋にあ
-
下手になる、もしくはしなくなる予感。
2019年の秋頃だったか、友人が 「来年はどこか南の島でも行かない?」 などと
-
ミドルエイジクライシスー中年の危機
今これをお読みいただいているのは、40代以上の方が多いと推測します。おばさん、おじさん時代
- PREV
- せとかと甘平を食べ比べてみた。
- NEXT
- セブ島の治安情報 女性一人旅でも大丈夫?