スーツケース1つで暮らす実験。

公開日: : 最終更新日:2017/01/27 ミニマルライフ, 旅人への道, 生き方と考え方

domi

今回の旅の持ち物はスーツケースひとつです。

正確に言えば機内持ち込みのバッグとかカメラ、ラップトップなどもありますが、スーツケースの中身はぎっしり詰まっているわけでもなく、中身はお土産がほとんどという状態。

参考 お土産は、たとえ記憶に残らなくても。

よって、自分の持ち物自体はほんの少し。まあ、暖かい国だから簡単に実現できることではあります。
もちろん帰宅すれば部屋には自分の荷物が待っているわけですが、この旅はちょっとした実験を兼ねているのです。

モノを減らす意味と目的

持ち物を減らす目的は人それぞれだと思いますが、私の場合はきっかけがいくつかありました。

参考 典型的な「片付けられない子」がミニマリストに変化した5つの理由

今の暮らしは40を過ぎてからの海外生活の経験が大いに影響していると思います。

40代というすっかり落ち着いているはずの年齢になってから全てをリセットした経験を経て、改めて感じたのは十分な気力と体力があるうちはモノや時間や場所に縛られることなく生きていたい、ということ。

帰国してからの1年間はただこれだけを考えて過ごしていたといっても過言ではありません。このブログを始めたのも自分がどうありたいかを書くことによって探るためです。

参考 ブログを書く目的を改めて考えた、ひとつの質問。

完全帰国してから大幅にモノを減らし、住処も仕事の仕方も変え、これから自分がどう生きていくべきか、日々をブログに綴りつつ中長期的に人生についてあれこれシミュレーションし続けてきました。

でも、考えているだけじゃはっきりとした答えなんていつまでたっても降ってこないんですよね。

とりあえず、動きながら考えよう

もともとモノに対する執着心は薄いほうだったので「減らす」というアクションを起こすことは比較的容易でした。でも、モノを減らすこと自体が目的ではありません。

「いつでも移動できるように、身軽でいたい」

そう思いながらもなかなか行動しない自分自身に徐々に疑問を抱きはじめた私。

あれこれ考えて動けなくなっているのか、それとももう動きたくないのか。

そんな風に考えている時にいろんな偶然が重なったこともあり、思い切ってこのタイミングで長期の旅に出ることにしたのです。

よって素敵なホテルステイのゴージャスなバカンスでもなく、もちろん甘酸っぱい自分探しの旅でもなく、異国でただただ平凡に暮らすという妙な旅。転々とはしますが、基本的には平常運転で仕事をして、食事をして、会いたい人に会う。
それだけです。

せっかくの海外旅行なのに勿体無い!
と思われるかもしれませんが、いつもこんな感じなんですよ。はっはっは。

参考 一人旅の正しいお作法。

スーツケース1つだけをお供に転々とする生活を再び実践してみたら、果たしてどう感じるのか。定住志向が希薄なので家を買うようなことは今後もないとは思うけれど、もうそろそろどこかに落ち着きたい、確固たる居場所が欲しい、なんて感じるのだろうか。

それとも、もっと持ち物を少なくして、やっぱり動き続けたいと感じる?

モノを持たずに身軽に暮らす

少し落ち着いた生活をしたこの1年を経て、自分の気持ちを改めて試してみたくなりました。ただ考え続けているのと実際に行動してみるのとでは、全然違いますからね。

そんなわけでやや大掛かりな「実験」となった今回の旅。
帰国した暁には、自分の心境に何か変化はあるのでしょうか。

 




関連記事

トランクひとつで暮らす未来は、すぐそこに。

一人身で持ち物も少なく、身軽なので、引っ越しが好きです。ひとところに止まらず転居を繰り返して

記事を読む

ミニマリストの器えらび。

By: Naoharu[/caption] 今日ふと通りかかったお店で珍しくウィンドーショッ

記事を読む

ファーベストのコーディネイトで考える「よそゆき」のこと。

服を少しづつ減らしている近頃ですが、古くなったから、痛んでしまったからといった事情以外での私

記事を読む

捨てなくてよかった昔の記録。

By: MIKI Yoshihito[/caption] モノを大切にし過ぎるあまりズルズル

記事を読む

数字が示す真実と、理解しない適当さ。

体感としてなんとなく予想はついていても、実際の数値を示されると俄然現実味が帯びてくる。

記事を読む

眉山ロープウェイと3色の徳島 高速バスで行く徳島の旅 その3

鳴門公園、一番札所・霊山寺を経て、徳島駅に到着しました。 神戸から高速バスで行く徳島の

記事を読む

新今宮から通天閣を歩く 大阪新世界はしご酒ツアー前編。

久しぶりに大阪に遊びに行きました。 平日の昼下がり、神戸からJRに乗って、目指すは環状

記事を読む

増え続けるばかりで、整理の仕方がわからない。

先日ようやくマイマシンのメンテナンスを行いました。 軽くて小さい、はどれくらいもってく

記事を読む

ブランドアイテムは、いつもやさしい。

By: Luis Villa del Campo[/caption] 季節外れにブーツを捨て

記事を読む

未知の味、ミニマリスト主婦の困惑。

私がまだ10歳かそこらだったので、昭和50年代の話です。我が家のマドンナこと実母は、若い頃

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

韓国・釜山一人旅の食事 その1。 釜山名物をたしなむ。

年をまたいでしまいましたが、韓国・釜山旅行記の続きです。韓国

ミニマリスト主婦の貯金残高。

年末年始はいつものように帰省して、伝家の宝刀寝正月をキメてき

仕事帰りにふらっと富山一人旅。

12月のある夜のこと。いつものように部屋で一人酒を飲んでいて

師走の逆転ホームラン。

手術する必要があると言い渡されビビり散らかしていた私。

生涯独身なんて、選ぶんじゃなかった。

恐ろしく肩が痛いので病院に行ったら、肩関節周辺炎、いわゆる「

→もっと見る

PAGE TOP ↑