ブログを毎日書く理由と目的、メリットは?
ここのところ毎日時間を取ってオンライン英会話でレッスンを受けています。
テキストに沿った授業を選ぶ時もあれば自己紹介の延長でそのままフリートークをする時もあるのですが、英会話レッスンにありがちな旅行の話なんかをしていても仕方ないので、意図的に違う話題にすることが多いです。
先日ブログを毎日書いているという話をしたら、予想以上に講師が食いついてきたので驚きました。
彼女の興味はブログのテーマについて、そして何よりもブログを書く目的は何なのか、ということだったようです。
ブログを書く目的は啓蒙活動?
以前もブログ運営について書きました。
参考 個人ブログの平均アクセス数ってどれくらい?なぜ書く?そしてなぜ止める?
ブログでよく取り上げるトピックスについて説明すると、講師は
「あなたはミニマルライフの普及のためにブログを書いているの?」
と聞いてきました。
モノを減らしたいと思っているけど実際には難しいとか、手放すのが怖いとか、そんな風に考えている方の参考になる記事を残せたら確かにうれしいけれど、「普及のため」と言われると、うーん、ちょっと違うような。
ブログを書く理由とは
私がブログを書いているのはタイトルにもあるようにただ
「毎日を記録しながら愉快な人生をデザインしたい」
からです。
果たしてブログを書くことで人生が愉快になるかどうかはわかりませんが、少なくとも今のところは日々の更新が楽しくはあっても苦しくはありません。
「多くを持たないミニマリストたるもの、ブログなんかに執着すべきではない」といった意見も度々目にしますが、ブログはどれだけ記事を積み重ねようが部屋が圧迫されることもスーツケースが重くなることもないので邪魔には感じません。もちろん、やたらめったら執着するのはどうかと思うけど。
人気ブログの秘訣は多くの人に共感される内容や役立つTips、あれこれ調べた上でのまとめレポートなどを投稿することらしいのですが、残念ながらそういう作業はすごく苦手だし、自分のスタイルがマイノリティであるという自覚も少なからず持っています。ゆえに人気ブログを運営することが目的でもない。
もともと自分の思考を観察する内省的な文章を書くことが好きだったので、このブログを開設する以前にもいくつかのブログを運営していました。
が、どうやら実名で文章を書くことにはてんで不向きだったようで、リアルな知り合いの読者が増えてくるとなんとなく更新ができなくなって削除、の繰り返し。友人知人に売れっ子ライターやらベストセラー作家やら文章のプロフェッショナルが多いので、そんな人たちに自分の稚拙な文章を見られるととたんに恥ずかしくなる、というのもあったのですが。
でも、今考えれば好きで続けるだけのことに上手いも下手も恥ずかしいもなかったんですけどね。
ブログを毎日書くのは何のため?
結局、講師の質問にはこう答えました。
「モノを減らすってことは、自分にとって何が大切なのか、何が幸せなのかを探る作業だと思う。私は持たない暮らしについて日々発信しているけれど、これが私の道だ!と発見したからみんなにも進めているわけじゃなくて、私もまだほんの少し見えかけた光を頼りに進むべき道を探している途中。その「旅」の過程を記録し続けている感じ、かな。」
若い世代の「自分探し」とは全く異なる自分の本質を深く探るための行為。それが私がモノを減らす理由であり、ブログを書く目的のようです。
ブログ更新の思わぬメリット
毎日の暮らしのなかで不愉快な時間がなくなったのはブログのおかげだと感じています。
以前だったらイライラするだけだったであろうシチュエーションでも、
「ほほう、こういうことが起こったときにどう感じたかを書いてみるのもいいかもな」
などとネタに昇華できるようになったのは大きな収穫。
私にとってはそれがたまたまブログというツールでしたが、人によってはSNSだったり、日記帳だったり、それこそ踊りだったりもするわけで。
自分を自由に表現する場を持つことは自己顕示欲を発散するためだけに在らず。
ブログ運営は手間と時間は少々かかるけれど、幸い場所は取らないので今の私には合っているようです。
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