お金を使わない節約生活、のつもりはないのだけれど。

By: Katie Brady
何しろ持ち物が少ないし、買い物も少ないし、食事は極めて粗食だし、だからでしょうか。
最近「お金を使わない生活」や「節約」の情報を求めてたどり着く方が増えたような気がします。
が、ごめんなさい。
節約に関する具体的なヒントやテクニックはここにはないかもしれません。
なぜなら、本人が節約している気があんまりないからです。
確かに以前に比べて支出はぐっと減っていますが、私がモノを持たないのは身軽に暮らしたいからであって、直接的な節約が目的ではありません。
え、そんなの一緒でしょ、って?
うーん、一緒なんですかね。
誌面狭しと美魔女が舞い踊るアラフォー向けファッション誌を見ればわかるように、世の中には未だバブルの残り香をまとった40代も少なくはありません。よって、特に若い人の目に私の暮らしは40代らしからぬ質素な生活に映るのでしょうか(憶測)。
嫌儲主義者ではありません
さて、これまでもお金にまつわる記事をあれこれ書いています。
参考 「もう十分豊かな時代なのだから、必死に働かなくてもいいのでは」
こういうことを書いているとお金を稼ぐことに否定的な所謂「嫌儲主義」なのかと思われそうですが、ぜーんぜんそんなことはありません。
だって楽しいじゃないですか、仕事も、お金儲けも。
今でこそこんな感じですが、私は30代までは人一倍金銭に執着があるタイプでした。年収をいかにしてあげるかだけに注力して生きていた、と言ってもいいかもしれません。その数字こそが自分の価値だと思っていたところすらあります。
それがここ数年で、目指すところが「お金を得ること」そのものから、もっと違うものに移行したのは事実。
40を過ぎてようやく「世間でよしとされているライフスタイル」を追い求めるのではなく「自分が本当に実現したいことは何だろう」と考えるようになっただけの話です。
え、遅い?
ですよねー。
節約目的ではないけれど、無駄なお金は使いたくない

By: Nana B Agyei
倹約目的で持たない暮らしをしているわけではありませんが、モノを増やしたくないという意識が強くなってからは「なんとなく」の買い物をすることがなくなりました。
そして、無駄なことには小さなお金でも使いたくないと思うようにも。
なぜなら本当にやりたいこと、欲しいもののためにリソースを全力で注ぎたいから。
「無駄」とは、例えば以前ならなんとなく乗っていたタクシー(歩け)や、本当は行きたくない食事会(断れ)、別に欲しくもないのに安く手に入れたという「お得感」を感じたいがためにセールで買う洋服(着ないくせに)などでしょうか。
あくまでも、私にとっては、ですが。
生活をシンプルにすればするほど、自分が何を大切にしたいのか、人生の優先順位は何なのかが見えてくるようになります。すると、以前のように「なんとなく」お金や時間を消費することはなくなります。そういう意味ではモノを持たない暮らしは間接的な節約にはつながるかもしれません。
が、残念ながら具体的な倹約方法とか、効率のよいTポイントの貯め方とか、光熱費を抑える裏技とかそういうのには本当に疎いので期待しないで下さい。
…細かい日々の節約よりも、生活そのものをシンプルにするほうが簡単に支出を減らせるのは事実、ですけどね。
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