おばさんのラストスパートと、終の住処。
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最終更新日:2024/02/11
生き方と考え方
この先の10年を、おばさん時代ラストスパートと位置付けています。
おばさん権を行使せよ。
年齢なんてあってないようなものという気がしなくもないですが、一応我々生き物に平等に与えられた記し。立派なおばさんと呼べるのが40を過ぎてからだとして、おばさん時代は60歳までの20年かな。今時の60歳なんて若くて元気なのだから、60歳で即おばあさん呼ばわりってのはさすがに違うけど、高齢者1年生な雰囲気はあるものね。ちゃんちゃんこ着たりね。
などと、シーズン後半戦にさしかかったおばさんがみんな考えているのかどうか知りませんが、まわりでもチラホララストスパートに関する話題が出てくるようになりました。
おばさんのラストスパート。
度々言及している通り、私は「70歳のライフプランシート」という、謎のデータを更新し続けています。
70歳のライフプランシート。
長く勤めた会社を辞めた頃に作成したので、かれこれ15年も使っていることになりますね。
先日も暇にまかせてこのシートをごちゃごちゃいじりながら、いかにしてちょうどよく今生を終えるかを計算しておりました。
確かこのシートを作り始めた頃は「もう毎月の給料はもらえないのだから、親の援助や自分の老後の生活も考えて手堅く資産を形成していかなければ」という意識をもっており、60歳で2,000万云々も多少は参考にしつつ、ぽちぽちと皮算用を繰り返していました。
おひとりさまの老後資金。自分年金作りは40代からでも遅くない?
しかし今はなぜか、資産を残さずにフィナーレを迎えるには何歳からどれくらい使えばいいのか?という方向に意識が向いている。我ながら滑稽ですね。
いや、わかってるんですよ。人生なんて予定通りにはいかないことくらい。というか、予定通りにいった試しがない。それでもこういうの考えるの、楽しくないですか?無駄に数式組んだりしてさ。
戻る実家のない独り身フリーランスという恐怖スペックなのだから、もっと深刻にフィナーレ前の老後を考えなさいよという感じですが、それなりにお気楽でいられるのは、 生きるために必要なものがある程度わかっているからでしょう。
生きていくために必要な最低限のものが揃ってさえいれば。
もちろん、何が起こるかわからないのがこの世なのだから、これまでのルールが通用しなくなることだって十分あり得る。でも、それはそれ、私が考えたところでどうしようもないことは考えない主義なのです。
というわけで、50代もすり減らない程度に働いて、のんびり遊んで、楽しく過ごします。
おばさんの終の住処。
「定年後は、実家に戻る」
「退職金でマンションを買う。地元近くのほどよい都会で探すつもり」
最近、まわりのおばさんたちがちらほらとこんなことを言い出すようになりました。
40代独身女性が今考える老後の暮らし。
友人知人は地方出身者が多いからか、老後も東京に骨を埋める、という意見はなかなか出てこない。というか、東京での単身年金生活は、経済的にキツイですね。
明日さえ見えない不安定な暮らしをしているからか、終の住処のイメージがなかなか湧いてこない私。残りのおばさん時代は東京で過ごすかなあ、とぼんやり考えている程度です。
10年くらい前は、また国外逃亡してもいいななどと考えていたけれど、まあ例の流行病とかもアレで、現実味のある話ではなくなってきました。
ならば国内で住みたい場所はないのかといえば、ある。前々から住んでみたいと考えていたエリアが、ある。別に老後を待たずとも、今のうちに移り住む選択もあるのだな、と最近気づきました。
日本は超高齢化社会、長年の懸案事項である「老人が賃貸を借りられない問題」も、この先数年で変化していくと期待しています。
独身高齢一人暮らしの賃貸契約事情。
それでも、もしも移住するなら、早いタイミングのほうがいいのかしら?うすらぼんやりでも気力体力が残っているであろうおばさん時代のうちに決めちゃった方が、経済的にも精神的にも安定するかしら?なんて。
ずっと動きがなかった終の住処問題が、ここへきて少し前進した感じですね。って、ただ妄想してるに過ぎないですけどね。
そんな妄想で遊んではいるものの、いつだって私が大事にしているのは今。貴重なおばさん時代をおざなりにして老後の生活のことばかり考えるなんてのは激しくもったいないので、ラスト10年をじっくり味わい噛み締めながら過ごしたいと思います。
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