孤独力に再現性はあるのか。

公開日: : 生き方と考え方

suma1608_10

しばらくは距離を取っていたのですが、最近になってまたTwitterをちょろちょろと触り始めました。

おしゃピクでなぜ悪い インスタ女子の歪んだリア充。

というのも、仕事絡みでいろいろ試したい施策があり、テストアカウント作ってやるのもめんどくさいので、自分のアカウントで実験しているのです。

つい先日、プロフィールの充実化を図るべく「孤独力研究家」なる文言を入れてみました。おかしなセミナーに誘導しそうな怪しさ満載のフレーズだけど、他にこれといって書くことがなくてですね。

細々と興味を持ち続けていること

setagaya_34

趣味や興味範囲、職業や居住エリアなど、何かしら似たカテゴリに属する人のアカウントをまずはフォローしてみるのがSNSスタート時行動の王道でしょう。所属ジャンルが狭ければ狭いほど、深ければ深いほど、掘る楽しみは、増す。

テスト目的とはいえ、せっかくだからどれ、私もどなたか似た属性の方を探してみるか。と思ったのですが、これが難しいんだな。

興味や好みをものすごく狭い範囲にまで絞り込める情熱のようなものが、相変わらず何もない。酒とか旅なんてものはあまりにもざっくりとしており広すぎるし、年齢とか働き方で切り取るのも違う感じがして、悩ましい。そもそも、自分を表現する要素も、特にない。積極的に営業活動を繰り広げる意識の高さすら持ち合わせていない。

【勝手にHOW I WORK】社会人失格ノマドワーカー、crispy-lifeの仕事術。

そこで戯れに記載してみたのが冒頭の「孤独力研究家」ですよ。

この5年、ものを捨てたり、シェアハウスに住んだり、旅に出たり、新しいことを始めたり。基本的にどうでもいいことばかりをブログに綴り続けてきました。その全編にずっと横たわり存在し続けているテーマといえば「孤独」なんだよなあ。

何者かを名乗るのが苦手な人間なので、しばらくしたらプロフィールにまた出鱈目な文言を書き足すことは目に見えているが、孤独はなかなかにしっくりくるテーマではなかろうか。

孤独力に再現性はあるのか

suginami_45

研究などという大それたことは何もしておらず、ただぼんやりと孤独とはなんぞや、と考え続けているだけです。

逃げよ、生きよ。孤独は怖いか、苦しいか。

しかも、私は一人の時間を心底楽しめる孤独愛好家だけれど、それは性格に起因するものだから、やっぱり一人は苦手だ嫌だという人もいて当然だし、まあ人それぞれですよね。みたいな救い用のないオチの記事ばかりを書いています。ずるいやり口だけど、実際、そうだろうし。

おひとりさま 孤独を美化して推奨するべからず。

でも、ふと考えたのです。体質や性格、経歴や考え方に関係なく、孤独な時間を楽しむための方法論のような物はあるのかと。要は孤独耐性強化に再現性は存在するのだろうかと。あったらそこそこ役に立ちそうだねと。

だって、孤独な時間は心身に悪影響を及ぼすとか一人酒は健全な精神を蝕む要因になりうるとか言われても、じゃあ明日から誰かと一緒に暮らしましょう、毎日みんなでワイワイ食卓を囲む生活にチェンジします、なんてことできる人、います?難易度高すぎやしませんか。

しなかった、できなかったことで得たもの。

それよりも孤独な状況の改善を中長期的な目標にしつつ、足元ではできるだけひとりの時間を楽しむ方法を試し、孤独からくる悪影響を回避する。こっちのほうがよほど現実的な気がするのですがどうでしょう。

つらつらともっともらしい話をしてますが、もちろん今なんとなく思いついて書いているだけです。口からでまかせならぬ、指からでまかせです。適当さなら誰にも負けません。

でも、もしも本当に再現性のある孤独耐性メソッド(大げさ)があったら面白そうだな、孤独力研究ってのはたのしそうだなと思うのは事実。というか、これまでの40数年で再現性のある行動を取ってきた記憶がないのが恐ろしい。一体何を教わってきたの。

とにかく、自分のアイデンティティーに「孤独」があり、今ホットなキーワードが「再現性」であるようです。だからどうだということもありませんが、研究は細々と続けます。

 




関連記事

初心者 瞑想

何一つ変化していないのに揺れる不思議。

お釈迦様バースデイ月間だから、というわけではありませんが。先のことばかり考えて、肝心要の「今

記事を読む

イカゲソ兄弟とおじさんと私。

ある週末の夕刻、近所の居酒屋のカウンターで飲んでいると、すぐ後ろのテーブル席にファミリーの姿

記事を読む

履かない靴

履けない履かない靴のその後。

ずっと履いていなかったパンプス。 他に処分する服と一緒にファストファッションOKの買取サイ

記事を読む

誰だって、いつでもいちばん欲しいもの。

今回のセブ島滞在では多くのセブっ子と話す機会があったので、ネタになるかなという軽い気持ちで会

記事を読む

モノを減らせば時間の余裕ができる。その時間をどう使う?

改めて書きます、といったまま書くのを忘れていたことがありました。 参考 モノを持たない

記事を読む

迷惑な独り言と脳内会話、頭の中がうるさい。

By: Jon S[/caption] 先日、某紙の人生相談コーナーにて、家族の独り言が多く

記事を読む

もうどうでもいいわという投げやりな態度で。

奥さん、6月です。そろそろ開いてる店も増えてきたので、修理に出すタイミングをうかがっています。

記事を読む

決められない理由と優柔不断を治す方法。

いきなりですが、私はかなり優柔不断な人間であると自負しております。 とにかく迷う、決め

記事を読む

毎日ブログを書き続ける人のブログ論。

奥さん、2月です。 毎月月初は先月のブログ振り返り記事を書いています。 ブログ運営記

記事を読む

当たり前のことを当たり前と思うべからず。

By: Keng Susumpow[/caption] 自分にとっては普通のこと、なんでもな

記事を読む

Comment

  1. ちゅーなー より:

    crispy孤独力研究所所長殿

    【報告書】
    都心から地方へ転居したC氏の
    事例に基づき、孤独力は華やかな都会では
    その力量を発揮するものの
    夜になれば暗闇が支配する地方においては
    相当な減力を強いられる

    灯りと店が存分にある場合と
    無い、或いは極めて少ない場合
    放出されるエネルギー量に
    大きな差があり、その再現性においても
    地方では時として難度が高くなる

    なるべく自宅酒、或いは近隣の飲み屋
    または交通機関を使用し、都会に出た場合
    蓄積されたエネルギー量の放出
    かつ再現性が高くなる傾向にある
    本屋、文具屋などの付帯があると
    よりその再現性が大きくなる

    出生地、思考などによる個人差は 
    追って調査を続ける

    そして写真のモザイク女性が
    所長だとしたら、随分とお綺麗な方だと
    調査協力頂いたC氏の発言も併せて記載する

    以上

    • crispy-life より:

      ちゅーなー特派員

      実体験に基づく報告書、大変興味深く拝読しました。

      おっしゃる通り、環境が孤独に与える影響は大きいと考えられ、また、人との関わり方も全く異なることから、都会と地方では有効な孤独力ジャンルにも違いがあるかもしれません。本研究を進めるにあたり、都会暮らし経験しかない私の仮説検証はひどく視野の狭いものになってしまう恐れがあると感じました。今後とも中部地方特派員としてお力添えを賜りたく。

      ちなみに冒頭の「モザイク熟女」は所長ではなく、毎度おなじみプルシェンコ嬢であります。

  2. maru より:

    自分の周辺の人々を観察しても、メディアから発信される社会の様子を見ても、孤独を怖がっている人は大勢いると思います。というか、自分もその一人。
    「孤独死」とか「おひとりさまの老後」とか、ホラー映画の何十倍もおっかない(笑)
    だから、孤独力の研究というのはすごく需要のあるテーマだと思います。
    その研究が進んで、何かしら再現性のある方法論が発見できれば、ぜひ世の中に発表してほしいです。
    書籍化されたら、予約してでも買います!(笑)

    • crispy-life より:

      maruさん

      コメントありがとうございます。

      確かに、情報に脅されているところもありますよね。年齢的に気になるから余計なんですしょうけど、孤独や老後に関する情報ばかり入って来ちゃう。

      私自身、同じ立場にある方と比べて孤独耐性はかなり強い方であると自負しているのですが、いかんせん再現性がないのですよ。必要以上に大きな孤独感に苛まれて苦しんでいる方もおられるでしょうし、何かいい方法はないものかしら。誰しも考え方は違って当然なので100%は無理でも、5%くらい軽減されたらラッキーですよね。

      孤独力の強化だけじゃなく、恐怖を克服する方法との掛け合わせが有効なのかな。などとあれこれ考えています。結論なんて出ない問題かもしれませんが、今後ともお付き合いくださいませ。

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

腰痛改善に向けて始めたこと2つ。

今年こそは腰痛改善に取り組むぞ!と宣言して早1ヶ月が経過。や

ご近所感覚の酒場を求めて。韓国ソウル一人旅で食べたもの・その2

韓国・ソウル食記録の続きです。1人で飲むなら、定食で。韓国・

やりたいことリスト’24「ちゃかし倒してゲームする」

毎年恒例の儀式・その2「やりたいことリスト」のお時間がやって

2023年、買ってよかったものベスト3。

1年間の買い物を振り返る恒例行事、今年もいってみましょう。

あの世にものは、持っていけないから。

銀座で酒を飲みながら、友人の現役引退後、つまり、定年退職後の

→もっと見る

PAGE TOP ↑