孤独力に再現性はあるのか。
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生き方と考え方
しばらくは距離を取っていたのですが、最近になってまたTwitterをちょろちょろと触り始めました。
というのも、仕事絡みでいろいろ試したい施策があり、テストアカウント作ってやるのもめんどくさいので、自分のアカウントで実験しているのです。
つい先日、プロフィールの充実化を図るべく「孤独力研究家」なる文言を入れてみました。おかしなセミナーに誘導しそうな怪しさ満載のフレーズだけど、他にこれといって書くことがなくてですね。
細々と興味を持ち続けていること
趣味や興味範囲、職業や居住エリアなど、何かしら似たカテゴリに属する人のアカウントをまずはフォローしてみるのがSNSスタート時行動の王道でしょう。所属ジャンルが狭ければ狭いほど、深ければ深いほど、掘る楽しみは、増す。
テスト目的とはいえ、せっかくだからどれ、私もどなたか似た属性の方を探してみるか。と思ったのですが、これが難しいんだな。
興味や好みをものすごく狭い範囲にまで絞り込める情熱のようなものが、相変わらず何もない。酒とか旅なんてものはあまりにもざっくりとしており広すぎるし、年齢とか働き方で切り取るのも違う感じがして、悩ましい。そもそも、自分を表現する要素も、特にない。積極的に営業活動を繰り広げる意識の高さすら持ち合わせていない。
【勝手にHOW I WORK】社会人失格ノマドワーカー、crispy-lifeの仕事術。
そこで戯れに記載してみたのが冒頭の「孤独力研究家」ですよ。
この5年、ものを捨てたり、シェアハウスに住んだり、旅に出たり、新しいことを始めたり。基本的にどうでもいいことばかりをブログに綴り続けてきました。その全編にずっと横たわり存在し続けているテーマといえば「孤独」なんだよなあ。
何者かを名乗るのが苦手な人間なので、しばらくしたらプロフィールにまた出鱈目な文言を書き足すことは目に見えているが、孤独はなかなかにしっくりくるテーマではなかろうか。
孤独力に再現性はあるのか
研究などという大それたことは何もしておらず、ただぼんやりと孤独とはなんぞや、と考え続けているだけです。
しかも、私は一人の時間を心底楽しめる孤独愛好家だけれど、それは性格に起因するものだから、やっぱり一人は苦手だ嫌だという人もいて当然だし、まあ人それぞれですよね。みたいな救い用のないオチの記事ばかりを書いています。ずるいやり口だけど、実際、そうだろうし。
でも、ふと考えたのです。体質や性格、経歴や考え方に関係なく、孤独な時間を楽しむための方法論のような物はあるのかと。要は孤独耐性強化に再現性は存在するのだろうかと。あったらそこそこ役に立ちそうだねと。
だって、孤独な時間は心身に悪影響を及ぼすとか一人酒は健全な精神を蝕む要因になりうるとか言われても、じゃあ明日から誰かと一緒に暮らしましょう、毎日みんなでワイワイ食卓を囲む生活にチェンジします、なんてことできる人、います?難易度高すぎやしませんか。
それよりも孤独な状況の改善を中長期的な目標にしつつ、足元ではできるだけひとりの時間を楽しむ方法を試し、孤独からくる悪影響を回避する。こっちのほうがよほど現実的な気がするのですがどうでしょう。
つらつらともっともらしい話をしてますが、もちろん今なんとなく思いついて書いているだけです。口からでまかせならぬ、指からでまかせです。適当さなら誰にも負けません。
でも、もしも本当に再現性のある孤独耐性メソッド(大げさ)があったら面白そうだな、孤独力研究ってのはたのしそうだなと思うのは事実。というか、これまでの40数年で再現性のある行動を取ってきた記憶がないのが恐ろしい。一体何を教わってきたの。
とにかく、自分のアイデンティティーに「孤独」があり、今ホットなキーワードが「再現性」であるようです。だからどうだということもありませんが、研究は細々と続けます。
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crispy孤独力研究所所長殿
【報告書】
都心から地方へ転居したC氏の
事例に基づき、孤独力は華やかな都会では
その力量を発揮するものの
夜になれば暗闇が支配する地方においては
相当な減力を強いられる
灯りと店が存分にある場合と
無い、或いは極めて少ない場合
放出されるエネルギー量に
大きな差があり、その再現性においても
地方では時として難度が高くなる
なるべく自宅酒、或いは近隣の飲み屋
または交通機関を使用し、都会に出た場合
蓄積されたエネルギー量の放出
かつ再現性が高くなる傾向にある
本屋、文具屋などの付帯があると
よりその再現性が大きくなる
出生地、思考などによる個人差は
追って調査を続ける
そして写真のモザイク女性が
所長だとしたら、随分とお綺麗な方だと
調査協力頂いたC氏の発言も併せて記載する
以上
ちゅーなー特派員
実体験に基づく報告書、大変興味深く拝読しました。
おっしゃる通り、環境が孤独に与える影響は大きいと考えられ、また、人との関わり方も全く異なることから、都会と地方では有効な孤独力ジャンルにも違いがあるかもしれません。本研究を進めるにあたり、都会暮らし経験しかない私の仮説検証はひどく視野の狭いものになってしまう恐れがあると感じました。今後とも中部地方特派員としてお力添えを賜りたく。
ちなみに冒頭の「モザイク熟女」は所長ではなく、毎度おなじみプルシェンコ嬢であります。
自分の周辺の人々を観察しても、メディアから発信される社会の様子を見ても、孤独を怖がっている人は大勢いると思います。というか、自分もその一人。
「孤独死」とか「おひとりさまの老後」とか、ホラー映画の何十倍もおっかない(笑)
だから、孤独力の研究というのはすごく需要のあるテーマだと思います。
その研究が進んで、何かしら再現性のある方法論が発見できれば、ぜひ世の中に発表してほしいです。
書籍化されたら、予約してでも買います!(笑)
maruさん
コメントありがとうございます。
確かに、情報に脅されているところもありますよね。年齢的に気になるから余計なんですしょうけど、孤独や老後に関する情報ばかり入って来ちゃう。
私自身、同じ立場にある方と比べて孤独耐性はかなり強い方であると自負しているのですが、いかんせん再現性がないのですよ。必要以上に大きな孤独感に苛まれて苦しんでいる方もおられるでしょうし、何かいい方法はないものかしら。誰しも考え方は違って当然なので100%は無理でも、5%くらい軽減されたらラッキーですよね。
孤独力の強化だけじゃなく、恐怖を克服する方法との掛け合わせが有効なのかな。などとあれこれ考えています。結論なんて出ない問題かもしれませんが、今後ともお付き合いくださいませ。