独身高齢一人暮らしの賃貸契約事情。

公開日: : 生き方と考え方

今年の「やりたいことリスト」に、引越しをリストアップしました。

2年ぶりの「やりたいことリスト」’22。

今の住まいに越してきて早5年。物件もエリアもすっかり気に入ってしまい、近年ではめずらしく長い間居座っていますが、ここが終の住処になるかといえば、そんなこともなく。

今でさえ賃貸契約を結ぶのには難しい条件を携えているのに、年齢が上がるとさらに厳しくなるだろうな、ならば早いうちに移っておこうか。そんな考えから書き込んだのでした。

独身高齢一人暮らしの賃貸契約事情。

先日、こんな記事を目にしました。

「ここで5軒目。どこも門前払いされました」(まいどなニュース)

日本は平均寿命が世界一長い長寿国であるにもかかわらず、高齢者の住まい探しは超難関といわれる。家賃の滞納に、孤独死、ゴミ屋敷化…高齢者が住まうことで起きるかもしれないトラブルを懸念する家主は多く、「高齢者には貸さない」が不動産業界では一般的になっている。

一昔前ならサラリーマンはみな35年ローンでマイホーム買って、最期は夫婦で、とか、一人になったら子供と同居して、なんてのが一般的だったのだろうけど、時代は変わり、今や一人暮らし世帯は全体の38%!高齢者おひとりさまの増加がそのまま反映されている格好です。

おひとりさま、寂しい老後の真実は。

高齢者が住まうことで想定されるあれこれは、家主にとっては確かにリスク。けれどこの超高齢化社会において人口の30%近くを占める65歳以上の世帯を完全排除するのは、もうそろそろ無理があるのでは。

という世界観になるだろうなとは、数年前から考えていました。

おひとりさまの老後資金。自分年金作りは40代からでも遅くない?

この時よりは、自分が高齢者となる日のイメージが近くなった気がします。そりゃ歳取ってんだから当たり前だけど。

新しい老後のスタイル。

冒頭の記事では、65歳以上の部屋探しを専門とする仲介サービスが紹介されています。家主の不安を解消する見守りシステムの導入や、地方自治体との連携なども進んでおり「高齢者家借りにくい問題」解消に向けて期待が高まっている様子。

高齢者賃貸については家主側の懸念材料以外に、外側からは見えにくい業界の商習慣とかもあるのだろうけれど、世間がなんとなく諦めていた課題を解決するような事業が進んでいるのは、なんか気持ちいいですね。

40代独身女性が今考える老後の暮らし。

若い世代はまだまだ老後のことなんて考えないだろうし、高齢者の賃貸住宅事情なんてあまりピンとこないでしょう。でも、高齢単身者世帯爆増の最中にいる私たち世代があれこれ考えながら「新しい老後スタイル」を作ることができたら、それがスタンダードとなり次の世代の生きやすさにつながるかもしれない。そんな風にも思うのです。

お子様、若者、中年、高齢者。みな違う時代を生きているように見えて、時間はすべてつながっているのだから。

あらやだ、ってことは、私ごときでも後世に対して責任があるってことなのね。と、なんか話が逸れましたけど、今回の物件探しについては今すぐ終の住処を見つけたい!とかではなく、多分あと10年前後?になるであろう都心生活のラストを過ごす部屋に移ろうかな、という感じです。

大人一人暮らしのヒント





関連記事

盛らない生き方。

By: David[/caption] 先日いただいたご質問にお答えする記事を書きました。

記事を読む

あなたが今すぐモノを減らすべき5つの理由?

捨てたものと買ったものを毎月記録し続けています。 関連 捨てたものリストと買ったもの

記事を読む

孤独力に再現性はあるのか。

しばらくは距離を取っていたのですが、最近になってまたTwitterをちょろちょろと触り始めま

記事を読む

nana plaza

作家、本当のJ.T.リロイ 人は本質以上に「誰が言ったか」で評価する。

中身はもちろん大切。けれど時に内容やクオリティなどそれ自体の本質よりも 「誰が言ったか

記事を読む

毎日同じでつまらないなら、新しいことをすればいい。

By: Donnie Ray Jones[/caption] 3月は毎日意識して何か新しいこ

記事を読む

たった1回の失敗で心が折れるメンタルの弱さ。

かなり前のことになるのですが、ちょっとしたイベントを仕込んだことがあります。 それは仕

記事を読む

仕事ができない人とは一緒に働きたくない。

リクエストされたレトロ喫茶でケーキをつつきながら、近況報告を聞く。 内定が出た企業の社

記事を読む

お金のためだけに働いて悪いか。

お金のためだけに働く。 個人的にはその行為が悪いことだとはとんと思いません。もちろん、

記事を読む

年を取ると涙もろくなる理由とは。

By: Lindsey Turner[/caption] 一般的に 「歳を取ると涙もろくなる」

記事を読む

つまらない人生、つまらない暮らし 犯人は誰だ。

By: Thangaraj Kumaravel[/caption] ものをあまり持たず、買わ

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

50代一人暮らしの晩酌
50代一人暮らしの晩酌事情。

100年ぶりの晩酌記事です。長年しつこく書き続けていた晩酌記

引っ越しから1年、ものが増えまくっている。

新居に越してから、早1年が経ちました。持たない暮らし、引っ越

ブログ開設10周年、あとは「老後」のお楽しみ。

カリッとした毎日。を開設したのは、2014年7月3日。なんと

働くことに飽きている。

自分の中で「かなり重い」と認識している案件の打ち合わせ前日。

腰痛改善記録、椅子がこわい。

腰痛改善計画の続きです。 長年苦しみ続けている腰痛を改

→もっと見る

PAGE TOP ↑