ひとりぼっちのクリスマス。
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最終更新日:2016/11/30
生き方と考え方
「クリスマスに恵比寿のレストランに行ったよねえ」
先日LINE上で友人が突如懐かしいネタを繰り出してきました。
24日だったか25日だったかに友人がイタリアンのコースを予約してくれていたというのに運悪く日比谷線が止まってしまい大遅刻にて到着するというとんでもない迷惑をかけた辛いクリスマスの記憶が蘇る。
「そうそう、私が大遅刻してあなたは待ちぼうけだったんだよねえ、懐かしいねえ」
おいおい懐かしいねじゃないだろう。無邪気か。
もちろん到着時には平身低頭で謝りまくったわけですが、そして友人は快く許してくれたからこそ今だに付き合えているのですが、苦い思い出も10年近く経てば全て美しい思い出です。
ひとりぼっちのクリスマス
浮き足立つカップルで賑わうレストラン、クリスマスムードを盛り上げるセッティングがなされたテーブルで一人カヴァを片手に携帯を見つめる友人の様子は
「彼氏にドタキャンされ突然ひとりぼっちのクリスマスになり途方に暮れている風」
だったかなあ、なんて笑いながらその後無事ディナーを楽しんだわけですが、遅い時間の予約で本当によかった。クリスマスってびっちり予約入れて時間制にしてる店も多いから後が詰まってたら大変だったわ。いや、いずれにしてもお店にも迷惑をかけたことにはかわりないのですがどんくさい遅刻客に快く対応してくださって嬉しかったなあ。イルミネーション輝く街を冷や汗かきかきヒールで爆走したのをついこの間のように思い出すけれどああ時の流れとは、などとまたもやうっかり走馬灯をまわしかけてしまうのです。
この時はたまたまお互いのスケジュールを調整してクリスマスなら空いてるからというノリで食事に行っただけなのだけど、暖炉を囲んで家族でしっぽりなイメージの強いクリスマス、一人部屋で過ごすよりも誰かと一緒にいたい人は多いのでしょうか。
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なんと未婚男性の4割以上の方が、クリスマスをひとりで過ごすと答えています。2位を大きく引き離しての堂々の(?)1位…これはちょっとショッキングな数字ではないでしょうか。
そうでもないか。というかこのアンケートは20~30代を対象としたものなので40代以上ともなるとさすがにクリスマスだからどうこうってこともないでしょう。一人暮らし1年目の学生さんとかならちょっと切なくなったりするのかな。
一人暮らしが寂しくない理由
イベント事は好きだし乗っかるけれどなけりゃないで別にいい私。若い頃からクリスマスだから予定入れなきゃと思った事もなく仕事が入れば普通に仕事するし、楽しい予定があれば出かけるし、クリスマスをさほど意識したことがありません。そういう意味では生粋のまりや派なものでね everyday is a special day。
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懐かしいクリスマスの珍事を思い返しつつ、最近のクリスマスは何してたかなあと考えてみれば意外や意外。去年は友人とバルセロナにてマッチ売りの少女になっていたし、その前は友人ファミリーとファミレスでほっこりハンバーグとか食べてたし、そのまた前は南国で真夏のクリスマスパーティー。さすがに全部は思い出せないけれどなんだかんだでパーティーだ旅行だ飲み会だ友達と家飲みだと、一人好きかつコミュニケーション能力難ありで人付き合いが滅法希薄な割にクリスマスの思い出は誰かと一緒のものが多いのでした。
なんだこれ、奇跡か。みんな私をちやほやし過ぎじゃないのか。さらに今年のクリスマスも既に予定が。しかも長年の夢が実現するスペシャル企画。そして年明けにも楽しみすぎるイベントが。それらにふと思いを馳せるだけで大興奮の年末年始なのです。鼻血出そう。
貧困に弱いが孤独に強い人間であると散々言い続けてきたけれど、私が長年の一人暮らしでも全く寂しさを感じないのは本当の意味では一人じゃないからなのかもしれないな。そして愛想ない自分をなんだかんだ構ってくれる友人知人家族に対して私は何も返せないけれど、何もできないなりに日々楽しく元気に過ごしていればそれが一番いいんだろうな。
こういうことを考え始めるとなんか年末だなあとしみじみしますね。しみじみばっかりしてないで年末年始のお楽しみに向かってラストスパートかけねば。
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