迷惑をかけない老後を送るために、一番大切なこと。

公開日: : 最終更新日:2017/08/13 生き方と考え方

先日こんな記事を書いたからでしょうか。

参考 老後貧困の不安と「持てない」暮らし。

「おひとりさまの老後 迷惑をかけない」

といったキーワードで検索してこられる方がいらっしゃいます。きっと私と同年代の方でしょうか。この年になると色々思うところがありますよね。

ところで、「迷惑をかけない老後」って、具体的にどういうことなんだろう?
そんなことをふと考えました。



 

老後も自分のことができるような健康づくり

やはり一番に思いつくのはこれですね。
もちろん、病気や怪我は好き好んでするものではないので病気=迷惑ではありませんが、自分のことは自分でできる程度にいつまでも健康で自立していたいと考える人は多いのではないでしょうか。私もその一人です。

どれだけ気をつけていても病気になるときはなる。それは仕方ないことですが、健康を省みない生活習慣や不摂生によって体に不具合が生じてから後悔するのは辛い。日々の心がけ次第で健康的に過ごせる時間を長く持てることを信じて毎日を送りたいものです。

公的年金に頼らない資産作り

おひとりさまは迷惑をかける子供がいなくても、金銭的に困窮すれば兄弟や親戚に頼る他ないという状態になってしまいます。

近頃年金受給額に不満を持っていたとされる人物による物騒なニュースもありましたが、私たち世代が60代、70代になる頃に1人暮らしで悠々自適な毎日が送れるような年金が支給されることはまず有り得ません。最悪システム自体が破綻しているか、そうでなくても支給開始年齢が引き上げられる、もしくは支給額が減額になることはほぼ確定だと考えていいでしょう。
私の場合は厚生年金加入期間も長くはないので、年金はないものとしてマネープランを考えています。

参考 自分年金作りは40代からでも遅くない? おひとりさまの老後資金。

困ったときに家族を頼るのは決して悪いことではありませんが、できれば金銭的な負担をかけることなく対等な立場で付き合っていきたい。そのためにも資産作り、そして長く収入を得るためのキャリアプランは重要になるでしょう。

老後も付き合う家族や友人との良好な関係作り

おひとりさまじゃなくとも、子供に迷惑をかけたくないと考える方もおられるのでは。でも、迷惑って具体的にどういう状況でしょうか。

現在私の両親は介護の必要もなく穏やかな毎日を送っていますが、もしも今後サポートする必要性が出てきたとしても、私はそれを「迷惑」とは思わないでしょう。

なんて私は介護の大変さを知らないからこんなことが言えるのかもしれません。もちろん、実際経験してみるとそれはそれは想像を絶する大変さだとは思いますが、大変と迷惑とはちょっと違うような。

おかげさまで家族とはべたべた付き合わないなりに良好な関係を築けているので、家族が困っているならば助けたいと思っています。私には老後に迷惑をかけたくない子供も親戚もいませんが、助け合うことを「迷惑」と感じないような関係性作りも大切なことだと考えます。

参考 難しい実家断捨離問題。本質は別のところにあるのかも。

逆に、悲しいことですがどうしても分かり合えない家族とはきっぱり疎遠になる、というのもひとつの方法かも。
血が繋がっていればいい関係が作れるかというとそんなに単純なものではありません。和解するのが一番平和ですが、もはやいがみ合い、憎しみ合うだけの関係になってしまっている家族や親戚に頼らねばならない状況が返ってストレスになるのなら、関係をすっぱり断ち切ってしまうという考え方があってもいいのではないでしょうか。その分、血は繋がっていない友人との関係を大切にすればいいのですから。

老後に資産を残さないのもひとつの方法

これもおひとりさまに限ったことではありませんが、資産を残さないのも迷惑をかけない方法のひとつだと思うのです。

若い頃は遺産相続で揉めるなんてほんの一握り、富豪の世界だけのお話だと思っていました。が、この年になると相続問題も身近になってきて、聞けば周りはまあ揉めること揉めること。大の大人が話し合いの席で取っ組み合いの喧嘩を始めたなんてエピソードも珍しくありません。

家族に残せる財産があるのは立派なことですが、自分がせっせと作った資産で揉め事を起こさないように生前贈与を済ませておく、若しくはきれいさっぱり使い切るのも迷惑をかけない行動と言えそうです。もっとも、自分の寿命にあわせてきれいさっぱり使い切るのは難しいですけどね。

そして、遺産整理の手間を取らせないためにも生活をシンプルにすることは言わずもがな、です。

モノを持たずに身軽に暮らす

迷惑をかけない老後のために、一番大切なこと

と、なんだか殺伐とした事ばかり書いてしまいましたが、人に迷惑をかけない老後のために一番大切なことって、実は

「幸せでいること」

なのではないか、とふと思いました。

人間は生きている以上、誰にも頼らずに関わりを持たずに過ごすことは不可能です。迷惑、とまではいかないまでもいつかはきっと家族、施設や病院の職員さんなどのお世話にならざるを得ない時がくる。

その時に迷惑な老人になるか、そうでないかは健康や資産を別にして、本人が幸せを感じているかどうかが大きいのではないでしょうか。

例えば、もし今私が両親の世話をすることになったとして、親が暗い顔をして毎日毎日愚痴や不平不満、他人の悪口、人生の後悔などを繰り返し口にしたとしたら、いくら愛する家族の世話だとしてもどこか「迷惑」に感じてしまうと思うのです。

けれど、体が不自由なりに日々健やかに笑っていてくれたらそれは迷惑ではなくなる。

老後に迷惑をかけない方法が「幸せ」だなんてふんわりしすぎ、40過ぎて頭の中お花畑かよ?と思われるかもしれませんが、置かれた状況がどうであれ誰かが幸せでいてくれることの素晴らしさって確かにある、これは事実です。

参考 ささやか過ぎる平凡な人生は退屈か。

もちろん健康や資産作りなどの基本をしっかりおさえる必要はありますが、それ以上に常に自分が満足のいく幸せな状態でいること。

随分自己中心的な考えのようですが、これが回りまわって「人に迷惑をかけない老後」に繋がっていく気がしてなりません。

 




関連記事

NY_upsndmid_2

人間は、そういうふうにできている。

先日うっかり通しで聴きましょうキャンペーンの開催を決定してしまったこともあり。 方向性

記事を読む

naruto_15

年を取るほど幸せになるという話。

年を取っても偉くも賢くもなれないと言い放った舌の根が乾かぬうちにアレですが。 40代半

記事を読む

By: Gavin St. Ours

あちらのお客様からです(スッ)。

By: Gavin St. Ours[/caption] ドラマでよくあるバーでのシチュエー

記事を読む

spainfood24

週休3日勤務、生まれたその1日で何をする。

いやー、スランプ気味だわ。というメッセージを送ると、 「え、crispyさんでもスラン

記事を読む

By: ilovebutter

大人のジュエリーは年齢を強調するアイテム論。

By: Roderick Eime[/caption] おしゃれな人の旅支度、という見出しが

記事を読む

By: planetlight

新しい情報を求めてフラフラせずに済む方法。

By: mkhmarketing[/caption] 先日SNSでこんな記事が流れてきました

記事を読む

By: Stephan Mosel

自分を疑え。

By: Kanko*[/caption] 今年やりたいことを紙に書き出しました。 え、

記事を読む

By: Ben Sutherland

こんにちは、の先制打。

By: 4johnny5[/caption] 改めて告げるまでもないのですが、割と単独行動が

記事を読む

suginami_42

子供に迷惑をかけない老後、とは多分違う話。

80に手が届こうかという親が入院となるとドキリとするものではないかと思うのです。 いや

記事を読む

京都散歩2017

京都 清水寺、随求堂胎内めぐりで生まれ変わった私。

齢すでに40半ば。人生を一からやり直すことはできません。 関連 今すぐ一から人生全部や

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

煎り焼き豆腐献立
煎り焼き豆腐、春菊の酒粕味噌汁献立。

魚類つまみの登場頻度が落ちている気がする今日この頃。 最

NY_upsndmid_16
ハラハラする質問力。

酒を飲みながら、スーパースターの引退会見を眺める深夜。結構長い

カリッとした毎日。白湯。
足首のある暮らし、もうむくまない足。

越冬話ついでに、最近改めて感じることを。 祝・越冬。寒が

里芋のねぎ油炒め
里芋のねぎ油炒め、春菊の白和え献立。

あらかじめ仕込んだねぎ油と野菜の組み合わせ、特にいも類のうまさ

chiyoda_sanpo_9
なくても困らない、キャッチアップできない。

この1年間の活動が、まるっとなかったことになっていました。

→もっと見る

PAGE TOP ↑