鞄の中身は絶対に見せられない。

公開日: : ミニマルライフ, 生き方と考え方

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訳あって、友人宅の留守を預かることになりました。

「部屋にあるものなんでもテキトーに使っていいから」

と、彼女は言う。

あら、そりゃどうも。じゃあお言葉に甘えて勝手にさせてもらいましょうかねと、人の家で遠慮なくくつろぐ私です。



鞄の中身は絶対に見せられない

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本人の留守中に部屋に入り、そこで寝泊まりする。

家事代行とかシッター系とか、しかるべき業者に仕事として依頼する場合を除き、ある程度親しい仲でないと成り立たない行為でしょう。自分が入るときに招き入れるのとは違って、一定レベル以上に信頼できる人間でないと難しい。

残念ながら私はさほど信頼に値する人間ではないけれど、かといって盗みや家探しなどはやらかさないと見込まれているからこその依頼であり、まあありがたいことではあります。

ありがたいが、これは頼まれる方より頼む方の度量によるところが大きいな。と、この手の依頼をされる度に思う。

この手の依頼。例えば

「私の鞄の中から、財布とって」

とかです。

鞄の中身を開示できる人

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以前も似たようなことを書いた気がするけれど、どれだけ仲のいい友人でも、家族でも、相手が誰であっても、私は鞄の中身を見せられない。よって、旅行中などに友人らとのやり取りでよく交わされる

「私の鞄の中から、財布とって」

などというやりとりが、ものすごく眩しいのです。

「私のデスクの引き出しに入っている書類持ってきて」

も同様でしょうか。

「私のパソコンのデスクトップに置いてあるファイルコピーしておいて」

なんて、考えただけで背筋が凍る。要するに、自分の持ち物の中身を人に見られることに、強い恐怖を感じるのです。

以前は鞄の中身が散らかっていて恥ずかしいからだ。と思っていたけれど、多分そうじゃない。どれだけ散らかっていても、鞄の中身も部屋も平気で見せられるオープンマインドな人なんて、いくらでもいるもんね。

荷物が少なければ鞄の中はすっきりするのか。

ちょっと踏み込んだ(大げさ)お願いができる人は、きっと、うつわが大きいのだ。鞄の中身や部屋を他人に見せるというリスクを取れる(大げさ)度量があり、それだけ人をまっすぐに信頼する、清らかな心も持ち合わせている。

私の場合は、他人に心を開かない閉じた性質が行動にも現れているのでしょう。さらには自分自身が信頼に値しない人間だから、相手のことも信頼できず、中身を見せられないのでしょう。という、寂しげな仮説はいかがでしょうか。

逃げよ、生きよ。孤独は怖いか、苦しいか。

単にパーソナルスペース云々の違いかもしれないけれど、あながち大はずれでもないのでは。

「部屋の鍵渡しとくから、適当にやってて」

そんなイカした台詞を自分が口にする機会は今後あるのだろうか。と、ひとんちのソファで寝転がって酒飲みながら考えるのでした。

 




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Comment

  1. Yosh より:

    私も、カバンの中と自分の部屋は他人に見られたくないです!
    あと、お財布の中も見られたくないですね。
    ただ、勤め人なので、会社の机の中やPC、ロッカー、は、他人に見られても仕方ないな~と達観しています(業務上必要な場合、ですが)
    祖母が、寝たきりになった際、お財布の管理もしなくなって、叔父が一切合切面倒見てました。私も寝たきりになりそうだったり、施設に入ったりする際は、自宅を徹底的に断捨離して、あとは親類に任せるのか~と思ったり、かと思えば死ぬまでお財布の紐は握っていたい、と思ったり。いろいろ考えさせる記事でした。

    • crispy-life より:

      Yoshさん

      お、同士ですね。なんでだろう、なんで見られたくないんでしょう。明確な理由って何かあったりします?

      鞄や財布はともかくとして、今改めて見渡してみても部屋の中に特に見られたくないもの、見られて困るものがあるわけでもない、(そもそももの自体がない)のに、我ながら不思議です。そして自分はできないのに人の家に上がり込んで堂々とくつろぐ厚かましさ。

      誰かに任せたり見られたりすることがストレスになるタイプは、人一倍元気でいられるよう努力すべきなんでしょうか。と言っても、自分で管理できなくなることだって十分考えられるのだから、見られても大丈夫な人になっておくべきなのか…。答えは出ませんが、せめて見られても恥ずかしくない程度にはしておきましょうかね(消極的)。

      • Yosh より:

        私の場合は、なんというか、自分を理解されてしまうのが苦手、というか怖いと言うことですかね。以前、素人にタロット占いをお願いした時に、「秘密主義でしょ」と言われたのを思い出しました。占い師に自分をさらけ出せないって、意味ないじゃん!と今頃自分で自分に突っ込んでいます(笑)

        • crispy-life より:

          Yoshさん

          「秘密主義」ってなんだかすごい響きですね。

          でも、私もそうかも。理解されるのが怖いという感覚、すごくよくわかります。そんな性質も鞄の中身開示できない問題と関係があるのかもしれません。って、サンプル数2ですけど。

  2. あき より:

    私はバッグと財布はいつでも中を見られてもよいように整えてます。
    自分に何かあった場合、おそらく身分証明書を探されるでしょう。crispyさんのおっしゃるとおり、見られたくなければ健康に気を遣うべきですが、発作的に起きたらどうしようもない。ここは割り切ってます。

    部屋は絶対無理!好きに滞在してとか本当に無理!家族でもパーソナルスペースに入ってほしくない。ミニマムライフをめざそうとしたきっかけは「生前整理」という言葉に出会ったからですが。まだまだ晒せる程にはならず…。

    • crispy-life より:

      あきさん

      >自分に何かあった場合、おそらく身分証明書を探されるでしょう。

      確かに!むしろ、わかりやすいようにしておくべきなのかもしれませんね。気をつけていても何が起こるかはわからないので。

      開示上手な友人らの部屋にはおもてなし用のあれこれがきちんと揃っており、なるほど社交性も大きなポイントかと考える次第です。私、友人を部屋に泊めることになってもパジャマひとつ貸してあげられないわ…(持ってない)。

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