片付け上手と整理下手、その特性を比較する。
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最終更新日:2019/06/21
ミニマルライフ
シンプルで物を持たない暮らしを実践している人、ミニマリストを名乗る人は整理整頓やお片付けが上手な印象があります。
実際、効果的な片付けテクニックや収納方法、おしゃれなインテリアを書籍やブログで紹介している人のなんと多いことか。
いやあ、素晴らしい、そして、羨ましい。
私は自慢じゃないけれど片付けも苦手だし収納やインテリアに関するセンスもいまひとつであると自覚しています。現在はモノが少なくなったのでどうにかこうにか管理できていますが、標準的な量の荷物を所持しようとなると、恐らく部屋は大変な有様になることでしょう。
これまで何度もチャレンジしてきたけれど、結局は身につかなかった片付け能力。
片付けセンスのある人とない人、一体何が違うのでしょうか。
片付け能力の高い人の特徴を考える
最も身近にいる片付け能力の高い人間といえば私の母です。
母は残念ながらおしゃれな空間作りやセンスのいいインテリアを選ぶ能力はさほどないのですが、何しろ家を常に美しく保つ力がずば抜けて高い。
幼少の頃は劇的に狭くボロいマンションに住んでいたのですが、遊びに来る友人が揃いも揃って
「crispyちゃんの家はいっつもきれいに片付いているね!」
と褒めてくれたものです。
子供の頃から斜に構えた性格の持ち主であった私はお城のような豪邸に住む友人たち(私の友達は良家の子女が多かったのです)がこの狭い部屋に多少のお世辞を言うポイントは片付いてる、くらいしかないのだろうと思っていました。
が、今考えると狭い部屋にぎゅうぎゅうに荷物を詰めていたにもかかわらずよくあそこまできちんと整理整頓できていたなあと心から感心してしまいます。
当時の部屋で散らかっていたのは私の机まわりだけ。そりゃあ毎日毎日片付けなさい!と小言を言われるわけですね。
さて、母の特性や行動を考えてみると
- とにかくまめに動く
- 生活のリズムを大切にする
- 掃除好き
が思い浮かびます。
あまりアクティブに行動するほうではありませんが、家の中ではダラダラしている印象はありません。いや、趣味はテレビ鑑賞なのでダラダラはしているのですが、やるべきことをきっちりやってから思う存分休憩する、といったタイプ。散らかっているけど面倒くさいから片付けは明日でいいや、みたいなことは絶対にしません。
そして寝る時間や起きる時間、食事の時間といった生活リズムを大きく崩すことを好まず、何より掃除好きのキレイ好き。家事の中で一番好きなのは掃除だ、といつも言っていました。
片付け能力の低い人の特徴を考える
一方、片付け能力が著しく低い人間の特徴は
- がさつで大雑把
- やるべきことを後回しにする
- 物事を適当に処理する
などでしょうか。私のことですが。
ステキ部屋で暮らすイケてる女を夢見て見せる収納とかおしゃれなキッチンツールなどを次々導入してみるものの、全然活かしきれずにいつも残念なことになってしまう私。
ファッションが好きなんだからインテリアだってどうにかできるはず!と果敢にチャレンジしては挫折するの繰り返しで、最終的に行き着いたのが片付け能力が低く収納センスもない人間でもすっきりと暮らせる方法である「モノを持たない暮らし」でした。
もちろん、ここに至った理由も目的も他にいろいろあるわけですが、私に片付けセンスが備わっていればまた別の選択もあったことでしょう。
さらに面倒なことには片付けが苦手でセンスもないクセに、生活感のある部屋が嫌いときている。
おしゃれとかステキな空間をすっぱりと諦めてもっと大胆にモノを減らしたほうが掃除はラクだし管理もしやすいけれどシンプルさを重視して寝袋で寝たりするのはイヤ。100均グッズを利用して上手に空間を作る能力がないから100均にも行かない。
この中途半端さがなんとも自分らしいと呆れかえってしまうわけですが、まあ、人間向き不向き、得手不得手があるから面白いのです。
脳の働きと片付けの関係
などと毎度のように適当に開き直りつつも考えていて、脳と片付け能力に関するこんな記事を見つけました。
参考 あなたの利き脳は? 利き脳別「お部屋の片づけ4パターン」(マイナビウーマン)
片づけが上手な人とそうでない人がいます。片付けが下手な人も、自分の脳に合った片づけ方をすれば、なんと片付けがうまくできるようになれるのです。
こちらで紹介されているテストによると私の場合は
【パターン1】インプット:右脳/アウトプット:右脳
- 直感で行動する
- 好きか嫌いかで判断するとよい
- 手間をかけずにしまえる収納
でした。
脳が云々、性別がどうのこうので性格や人となりを判断する方法って闇雲に信じないほうではありますが、お遊び感覚で捉えるならばこの結果には概ね同意。
後先考えずに思いつきで行動し理論に基づく比較検討作業が苦手な私はやはり納得して選んで心から好きだと思えるモノを少しだけ持つ生活が合っているのかもしれません。
もちろん、片付けの適性やセンスがなくても、練習や努力でカバーできる人は多いのでしょう。うん、私はきっと努力が足りないのだ。片付けと同じくらい努力も苦手だもの。
片付け好きな人は片付け上手、体を動かすのが好きな人はスポーツ万能、楽しんで仕事に取り組める人は仕事ができる。
好きこそ物の上手なれ。
結局のところは好きか嫌いか、楽しめているかどうかが大切なのでしょうか。そうだとしたら、少しでも片付けが楽しくなる方法を探し出すのが片付け上手になるための近道、なのかもしれません。
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