必要なもの、いらないものは変わり続ける。
ニューヨーク滞在中、7thアヴェニューを散策していてふと気づく。
あ、そうだ、確かこの辺りだったはず。
ブティックじゃなくてオフィスだけかもしれないけどショールームになってるかもしれないし、ついでだから寄ってみようかな。
そう思い立ち住所を調べて向かったのでした。
住所を頼りにオフィスを探す
目的地はYarnz NY。なんだかんだと頻繁に名前を出しているNY発のブランドです。
GoogleMapによればウエスト35stのビルに入っているとのこと。住所を確認すると2Fだったのでこりゃやっぱりオフィスかもね、と思いつつ位置確認。が、Google先生の指し示すビルの入居者リストにはそれらしき名前が見当たらず。
あれえ?
よくよく調べてみるとピンが立っている場所と実際の住所が異なる模様。GoogleMapってたまに位置ズレしてることあるもんね。ということで実際の住所の番地のビルを探し、無事たどり着いたのでした。おお、あったあった。
が。
あれ。工事中だ。
元々オフィスだったのかショールームだったのかは分かりかねますが、残っているのは入り口に貼られたサインのみで中身は既に跡形もなく。改装中なのか、移転したのかどっちだろう。とにかく今日現在ここには存在しないってことね、と諦めてエレベーターに乗ると件の部屋から出てきた黒人男性も乗り込んで来た。お、関係者かしら。
「ちょっと聞いてもいいでしょうか」
「はい、何か?」
「今工事してたそこの部屋、入ってたブランドはクローズしたの?」
「そう、閉まっちゃったんだ」
改装中、ではない模様。
「クローズ?たたんだの?」
「潰れたんじゃなくて、移転ね、移転」
「移転先わかります?」
「いやー移転というか、今後はホームオフィスでやっていくみたいだね」
「あ、オンラインショップのみで」
「そうそう」
なるほど、と納得してお礼を言うと男性は1Fにあるビルの受付カウンターに戻っていく。工事関係者かと思ったら受付の人でした。だから詳しく知ってたのね、ご親切にありがとうございます。
というわけで時既に遅し、だったのは残念でしたがそもそも勝手に突撃したのだから仕方なし。
しかしオフィスは持たないスタイルに移行とな。ミッドタウンのど真ん中にオフィスを構えるのはそりゃ大変だよなあと妙なところに共感してしまったのでした。いや、ご本人に聞いた情報ではないので実際の事情はわかりませんが。
変わり続ける柔軟さ
そういや私も10年前は結構なコストをかけてオフィスを借りていたなと思い出す。もちろん今回の件とは全然規模の違う話だけれど、当時は一等地のオフィスが欲しかったし、絶対に必要だと信じていたのです。
関連 盛らない生き方。
どう考えても自分には過ぎた出費だったなあと今では思う。まあそれがわかっただけでもいい勉強だったでしょうか。
もちろんこれは業種や働き方によるのでオフィスなんていらない、立派なワークスペースは不要、なんて簡単なものではありません。それでも時代や自分自身のライフスタイル、理想の生き方によって働く場所や働き方は変わっていくだろうし、変わり続ける柔軟さは長く働くために大切な要素だよなあ。
と、たった10年ぽっちで考え方も働き方も住む場所もくるくる変わり続けている移り気な私は考える。この先10年もまたこんな調子なのかしら。50くらいになったらさすがにもうちょい落ち着いているかな。
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