必要なもの、いらないものは変わり続ける。

公開日: : 最終更新日:2017/02/05 これからの働きかた, ファッション, ミニマルライフ

NY_upsndmid_31

ニューヨーク滞在中、7thアヴェニューを散策していてふと気づく。

あ、そうだ、確かこの辺りだったはず。

ブティックじゃなくてオフィスだけかもしれないけどショールームになってるかもしれないし、ついでだから寄ってみようかな。

そう思い立ち住所を調べて向かったのでした。

住所を頼りにオフィスを探す

ストール

目的地はYarnz NY。なんだかんだと頻繁に名前を出しているNY発のブランドです。

関連 手持ちの服でおしゃれ、便利すぎるカシミヤストール。

GoogleMapによればウエスト35stのビルに入っているとのこと。住所を確認すると2Fだったのでこりゃやっぱりオフィスかもね、と思いつつ位置確認。が、Google先生の指し示すビルの入居者リストにはそれらしき名前が見当たらず。

あれえ?

よくよく調べてみるとピンが立っている場所と実際の住所が異なる模様。GoogleMapってたまに位置ズレしてることあるもんね。ということで実際の住所の番地のビルを探し、無事たどり着いたのでした。おお、あったあった。

が。

yarnzoffice

あれ。工事中だ。

元々オフィスだったのかショールームだったのかは分かりかねますが、残っているのは入り口に貼られたサインのみで中身は既に跡形もなく。改装中なのか、移転したのかどっちだろう。とにかく今日現在ここには存在しないってことね、と諦めてエレベーターに乗ると件の部屋から出てきた黒人男性も乗り込んで来た。お、関係者かしら。

「ちょっと聞いてもいいでしょうか」
「はい、何か?」
「今工事してたそこの部屋、入ってたブランドはクローズしたの?」
「そう、閉まっちゃったんだ」

改装中、ではない模様。

「クローズ?たたんだの?」
「潰れたんじゃなくて、移転ね、移転」
「移転先わかります?」
「いやー移転というか、今後はホームオフィスでやっていくみたいだね」
「あ、オンラインショップのみで」
「そうそう」

なるほど、と納得してお礼を言うと男性は1Fにあるビルの受付カウンターに戻っていく。工事関係者かと思ったら受付の人でした。だから詳しく知ってたのね、ご親切にありがとうございます。

というわけで時既に遅し、だったのは残念でしたがそもそも勝手に突撃したのだから仕方なし。
しかしオフィスは持たないスタイルに移行とな。ミッドタウンのど真ん中にオフィスを構えるのはそりゃ大変だよなあと妙なところに共感してしまったのでした。いや、ご本人に聞いた情報ではないので実際の事情はわかりませんが。

変わり続ける柔軟さ

HotelEdison_NY_9

そういや私も10年前は結構なコストをかけてオフィスを借りていたなと思い出す。もちろん今回の件とは全然規模の違う話だけれど、当時は一等地のオフィスが欲しかったし、絶対に必要だと信じていたのです。

関連 盛らない生き方。

どう考えても自分には過ぎた出費だったなあと今では思う。まあそれがわかっただけでもいい勉強だったでしょうか。

もちろんこれは業種や働き方によるのでオフィスなんていらない、立派なワークスペースは不要、なんて簡単なものではありません。それでも時代や自分自身のライフスタイル、理想の生き方によって働く場所や働き方は変わっていくだろうし、変わり続ける柔軟さは長く働くために大切な要素だよなあ。

モノを持たずに身軽に暮らす

と、たった10年ぽっちで考え方も働き方も住む場所もくるくる変わり続けている移り気な私は考える。この先10年もまたこんな調子なのかしら。50くらいになったらさすがにもうちょい落ち着いているかな。

 




関連記事

自分の中に面白いものがなくてもいい。

孤独はたのしいです。 もともと一人で過ごすのが大好きなので、一人が寂しいとか、誰かに話

記事を読む

未知の味、ミニマリスト主婦の困惑。

私がまだ10歳かそこらだったので、昭和50年代の話です。我が家のマドンナこと実母は、若い頃

記事を読む

ミニマリストの部屋着(秋編)

真夏にこんな記事を書いていました。 参考 ミニマリストの部屋着 ここ数日はまた少

記事を読む

今日捨てたもの 3/14 20年後に選ぶ靴。

By: Andrei Dimofte[/caption] のんびりしていたらもう3月半ばじゃない

記事を読む

40代の痛いファッション。

By: sagesolar[/caption] 昨年高らかに宣言しておきながら結局実現しなか

記事を読む

Tシャツしか着ない夏。

この夏はほぼTシャツで過ごしています。 少ない服で着回す、私服の制服化、そんなポリシー

記事を読む

食うために働かない、サステナブル・ワークスタイル。

あと10年ほどでリタイアを予定しているという知人がいます。 リタイアというか、今時な

記事を読む

今日捨てたもの 12/29 傷んだことに気がつきにくい。

By: Didriks[/caption] 私が現在住んでいるシェアハウスは若い人が多いので

記事を読む

リストは心を導く道具。ドミニック・ローホー「ゆたかな人生が始まるシンプルリスト」

夕方の雷、凄かったですねえ。 そういや夏の夕方の雷雨を部屋から眺めるの好きだったなあ、

記事を読む

今もなお古着をディグるおばさんの秋。

またもやこれといった買い物をしないまま、1年が終わりそうです。毎年恒例の「 今年買ったもの

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

韓国・釜山一人旅の食事 その1。 釜山名物をたしなむ。

年をまたいでしまいましたが、韓国・釜山旅行記の続きです。韓国

ミニマリスト主婦の貯金残高。

年末年始はいつものように帰省して、伝家の宝刀寝正月をキメてき

仕事帰りにふらっと富山一人旅。

12月のある夜のこと。いつものように部屋で一人酒を飲んでいて

師走の逆転ホームラン。

手術する必要があると言い渡されビビり散らかしていた私。

生涯独身なんて、選ぶんじゃなかった。

恐ろしく肩が痛いので病院に行ったら、肩関節周辺炎、いわゆる「

→もっと見る

PAGE TOP ↑