今日捨てたもの 11/6 いただきもの、思い出の品を捨てること。
冷蔵庫や洗濯機、ベッドといった大型のものは全てなくなった我が家。
今では自分で持ち運べるような細々とした荷物しか所有していません。それでも、それなりに、
「手放すタイミング」
というのは訪れるものです。
今日捨てたもの
- 靴下
長年、寒い時期に部屋履きにしていた厚手の靴下です。
はっきりとは覚えていないのですが、アメリカ在住の友人からお土産で貰ったものだったような…。いただきものなのにはっきり覚えていないとは失礼な、と思われるかもしれませんが、この靴下、20年近く持っているような気がします。
そりゃ記憶も曖昧になりますね。
普段履きの靴下と比べるともこもことしたかなり厚手の靴下なので、寒さ対策になるかなと「部屋履き」に位置づけていましたが、これ、見た目に反して実はぜーんぜん暖かくないんです。多分素材の問題ですね。
しかもつま先部分が赤く汚れている。
実はこの靴下、一度だけ「外履き」になったことがあって、この汚れはその時についたものなのです。
引っ越したときに下着関係は大量に処分したのに、この汚れ以外はほつれても破けてもいなかったのが大規模な断捨離を生き残った理由だったのかなあ、などと思ったのですが、よくよく考えてみるとこの靴下は「外履き」した時の思い出の品になっていることに気がつきました。
ここで披露するほどの話ではないので内容については省略しますが、その思い出は私の中では既に「靴下を見る度に嬉しくなる」ようなものではなくなっています。
暖かい厚手の靴下を新しく購入したことだし、もうこれは持っていなくてもいいかな。
というわけで、晴れて本日めでたくご卒業となりました。
物持ちのいい私の所有物の中でも、これはかなりのご長寿さんでしたね。
長い間、おつかれさま。
基本的に使えるものは使うので、もしこの靴下が足元をぽかぽか温めるような素材だったら、多分まだ捨てていなかったと思います。そして、冷え性改善に取り組んでいなければ、この靴下の機能性のなさを気にせずに使い続けていたことでしょう。既に「思い出」になっていることにも気付かずに。
いろんな要素が絡み合ってのご卒業。
やっぱり、モノの捨て時には自然なタイミングがあるなあと近頃改めて実感しています。
思い出のもの、いただきものを捨てること
お土産ものやプレゼントなどのいただきものは相手に失礼な気がしてなかなか捨てられない、という方もいるとは思います。
以前も書きましたが、私はいただきものに関してはわりとあっさりと手放してしまいます。
もしも全く趣味に合わない置物などをいただいて、部屋に飾るのはいやだからと引き出しの奥底にしまい込んでいたら、それを目する度に
「せっかくもらったけど、これ、あんまり好きじゃないんだよな…。」
「いただきものを使わない私ってなんかひどくない?」
なんて、嫌な気持ちになってしまうからです。
実際に、以前はそんな風に戸棚の奥にしまい込まれた陶器や置物などを見る度にどうしたものかと悩んでいました。
家族や親しい友人から貰った気軽なお土産ものなら
「これは私には合わないから別の人に差し上げて」
とはっきり言えますが、そうとは言えない場合のほうが多いもの。
ならば、直接モノにではなく、それを贈ってくれた相手の気持ちに感謝しつつ受け取って、その後、モノは誰かに譲るなりすれば、お互いを思いやる「贈り物」の役割は十分に果たせていると思うのです。
思い出の品については、悪い思い出が染み付いているようなものならいつまでも持っていないで手放してしまったほうがすっきりします。
それとは逆に「素敵な思い出の品」と信じているモノであっても、わざわざそれを手に取らないと思い出せないような思い出ならば、執着する必要はない気がします。
人間は忘れる生き物だし、また、忘れなきゃ生きていけない。そして、思い出とは人の頭や心に残すものであって、形はさほど重要ではないのでは。
もちろん、見る度に元気が出るとか、うれしくなるなんていう特別なモノなら捨てようかどうしようかと迷う必要もないですけどね。
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