ブランドアイテムは、いつもやさしい。
季節外れにブーツを捨てました。
いや、冬が終わった今だからこそ捨てるのか。
もう役目を終えているだろう、近いうちに捨てるだろうという予感は持ち続けていた代物なのですが、最後に使ってから、とずっと考えていました。
で、予定通りに最後に使ったのに、その後冬から春の境をすっ飛ばして生活していてすっかり存在を忘れていました。
やれやれですな。
今日捨てたもの
- ロングブーツ
PRADAのナイロン素材のロングブーツ。
もう15年くらい前のラインでしょうか。このぬめっとしたマテリアルのプレーンなブーツが欲しくて購入。ゴム底で歩くのがラクなこともあって出張などにもよく使っていた記憶があります。
が、20代の頃はそれなりに名のあるブランドを持つことへの憧れみたいなものも持ち合わせていたので、もしかしたらこのブーツがノーブランドものだったらさほど活躍しなかったかもしれないなあとも思います。
ゴム底なので歩くのが楽なのはこのブーツですが、好き、という点で考えれば断然別のものに軍配が上がります。
参考 ミニマリスト女性の秋ファッション(5)最期通告を受けたロングブーツ。
デザイン的にそんなに好きなタイプではないのに購入してよく使っていた…のは、やっぱりどこかブランド信仰的なものがあったのかしら。
今となってはわかりませんが。
それでも長年活躍してくれたし、旅にも同行してくれたものであることには変わりなし。
この冬久しぶりに一度だけ履いてみましたが、今の私にはもうしっくりこなかったのでようやく手放すことにしました。
長い間、お疲れ様でした。
ブランドはやさしい、頼るとラクだ
若い頃の私のように、ブランドものを選ぶのって確かにラクなんですよね。
それなりに値段が張るものが多いので自分の目やセンスをさほど磨かずともとりあえず粗悪品を掴まなくて済むし、きちんとしたものを選んでいるという安心感も得られる。
もちろんユーザーにその安心感を与えられてこそ一流ブランドたりえるのですが、そのネームバリューだけに頼ってしまうことも少なくないわけで。
ファッションブランドの場合はそのブランド自体のファンだったり、歴史的背景に共感したり、デザイナーが好きだったりという様々な理由がありますが、もっと厄介なのは「価格」。
安かろう、悪かろうなどという言葉があるように、私たちは日ごろ販売価格によりものの価値を判断しているところがあります。が、価格はその時の需要や希少性、そしてブランドのネームバリューなどによって変化するものであって、ダイレクトに品質の良し悪しだけで決まるものではありません。
高級品=いいもの、は真実か
先日バンコクの高級食材店で日本製のアイスクリームが売られているのを見かけました。
日本のコンビニやスーパーで198円とかでよく売られている、6本入りのお徳用バーアイス、確か抹茶味だったかな。で、値段を見るとなんと600バーツ!!日本円にして2,220円!!高っ!!
でも、まあ、当たり前ですよね。輸入品ですから。にしてもちょっと高いけど、でも買う人はいると思うんです。タイはまだまだ日本ブームだし、日本の甘さ控えめなお菓子が好きな人もいるし、長年日本に帰っていない在タイ日本人が幼い頃を懐かしんで食べたいと思うかもしれません。例え10倍の値段がついていても、状況が変わればその価格でも売れるのです。
でも、10倍の金額で購入しても美味しさが10倍になるわけじゃないですよね。私がハマってしょっちゅう食べていた15バーツのココナッツミルクアイスより6倍美味しいわけでもない。
名のあるブランドと同じ生地、同じ製法で作られた洋服でもブランドタグがついていなければたちまち値段が変わるように、
ブランドや価格=モノ自体の品質
なんて直結しないわけです。
考えてみれば当たり前のことなんだけど、私たちは普段「価格」という数字にやけに振り回されている。内容はともかく「高いもの」となればとりあえずありがたがり、安いものは低品質というレッテルを貼ったかと思えば高級品を安く手に入れるためにセール品を漁ったり。
滑稽ですね。
価格にはその数値になったきちんとした理由があるけれど、品質をダイレクトに示してくれるものさしにはならないし、ましてや自分にとってそれだけの価値があるのかどうかを判断できるのは自分しかいない。
ブランドネームや価格に「だけ」頼ってモノを選ぶのはとてもラクだし多くのモノから選択するという行為を効率化できるかもしれないれど、ずっとそんな風に全てを選んでいたら、自分が心から満足できるモノや経験は何なのかを見極める本当の力は鍛えられないかもしれない。
ならば、どうやって鍛えようか?
少し考えてみますか。
関連記事
-
-
毎日ひとつづつ捨てるという試み。
今日で7月も終わりですかー。 今月は新居での生活にも慣れ、新しい生活のペースを確立した
-
-
割れ窓理論とパリのマダムで考える本当に欲しいもの。
By: Anthony J[/caption] 任侠ものの映画が上映された映画館から出てくる
-
-
80代ミニマリスト主婦の幸せのかたち。
昭和10年代生まれの老夫婦にしては珍しく、ものの少ないすっきりとした部屋で暮らしている我が
-
-
マイ流行語大賞 2018。
先日、今年の新語・流行語大賞ノミネート語の発表がありました。 新語・流行語大賞ノミネー
-
-
ミニマリスト主婦はよく食べる。
連休中は実家に帰省しておりました。 ここ数年は年末年始、ゴールデンウィーク、シルバー
-
-
今日捨てたもの 1/24 無理して使うこともない。
By: Anina Abola [/caption] 今月は自宅にいることが少なかったの
-
-
癒しを必要としていない人が癒されている。
アボカドの水耕栽培にチャレンジしています。冒頭の写真は、連休前の4/27に撮影したものです
-
-
今日捨てたもの 8/31 『捨てる月間』最終日。
今月1ヶ月間取り組んできた「一日一捨」運動、ついに本日で最終日となりました。 なん
-
-
持ち物の中で、一番大きなものは何 ?
現在、私の持ち物の総数は一般家庭の平均的な数には遠く及ばないかもしれませんが、洋服や鞄、靴な
-
-
妥協せずとも欲しいモノを作れる強さ。
By: Karyn Christner[/caption] 先日とある会で知り合った女性が食事中









