お金の「見えない不安」を取り除くには。
感情の見える化にはまんまと失敗しましたが、家計の見える化は、なぜか継続しています。
人生初の「お小遣い帳」が、思いの外たのしい、というか、至れり尽くせり必要な機能満載の今時アプリ事情に舌を巻く。
妙にハマりました。お金大好きか。
見えない不安を取り除くには
「なぜ何も使っていないのに、すぐにお金がなくなるのだ」
そうぶーたれて頻繁に不機嫌になる友人がいて、それは多分使っているからではないでしょうかとしか思えなかった20代の私。でも、彼の不機嫌の出処は「見えない不安」だったのではないかと、今では思うのです。
つまり、自分が何にお金を使っているか、どこにお金が必要なのかがわからないままなんとなくお金が減っていく日々に不安を感じていることすら認識できておらず、正体不明の不快感が不機嫌に繋がっていたのでは、と。
ご機嫌至上主義の自分からすると、不安感が不機嫌に移行する心理は正直理解不能なのですが、自分の手に負えないことを全て不機嫌で片付けてしまうケースは確かにあるようです。
なぜ甘えた男ほど”不機嫌さ”を表に出すか(プレジデントオンライン)
目の前の相手とはまったく関係ないところに不機嫌の原因があることもしばしばで、複数の要素が絡み合って不機嫌が発生している場合も多々あります。しかしそのような状態にある当の男性は、自分がなぜ不機嫌になっているか、その理由を具体的に把握できていないことが多い。
特に男性に限った傾向ではない気はしますがともかく。自分で原因すら把握できていない不機嫌と共に時間を過ごすのは相当しんどそうです。
2019年の今、件の友人が目の前にいたら「不安の見える化」が可能になる家計簿をすすめるでしょう。もちろん、すでに50近くなっている彼が今なお不機嫌なまま暮らしているとは思わないけれど。
チェックすべきはお金だけじゃない
さて、相変わらず「いかに働かずに暮らすか」を考えています。
「働き方」同様に「働かない方法」も多様な選択肢がある。私の理想はだらだらもにょもにょ細長く働かないプランですが、アメリカではもっと潔くリタイアをキメる若者が増えてきているようで。もちろん日本でも似たような気運がある気がします。
30代で誰でもアーリーリタイアできるって本当ですか?(courie Japon)
「私の趣味は非常に素朴です。派手な服や車、パソコンなどは買いません。私が目標としたのは、金持ちとしてリタイアすることではなく、自分の生活水準を保つためには現実的に何が必要になるかを理解してリタイアすることでした」
家計簿って、節約を目的として導入するイメージがあったけれど、自分が満足できる生活を保つためにはどれくらいのお金が必要なのかをチェックするツールでもあるんだなと、今更わかりました。何でも試してみるもんだ。
理想の生活を実現するためにチェックすべきは、お金だけでなく時間も同じ。
自由が欲しい!といっても、どれくらいの時間があれば自由と感じるのかは人それぞれ違います。やるべきことや約束事がなくなると途端に怠惰な生活になってしまい生活満足度が下がる人だっているのだから、仕事ダルいわー、休みたいわーくらいのぼんやりした感覚で自由を求めるのはもったいない。
もう十分豊かな時代なのだから、必死に働かなくてもいいのでは。
私の場合は時間の拘束をできる限り少なく、さらには遊びながらお金を稼いでたのしく生きていくのが理想の形。遅まきながらやってきた家計簿ブームで自分に必要なものとお金を「見える化」し、細長く働ける気力体力と、ゲーム感覚で仕事と向き合える図太さなどなどを、懲りずにビシバシ鍛えていきたいです。
そろそろ会社辞めようかなと思っている人に、一人でも食べていける知識をシェアしようじゃないか
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