70代ミニマリスト主婦のファッション。
みんなのアイドル、70代ミニマリスト主婦。約8ヶ月ぶりの登場です。
いつも通り、美しく整頓された両親宅を確認してまずはひと安心する娘。
彼らの生態については毎度驚かされることも多いのですが、とにかく今回もお元気そうで何よりです。
70代夫婦 部屋が元気のバロメーター
そろそろ80歳の声が聞こえてこようかという我が両親宅。前回の帰省時までは存在していたスリッパ立てその他の姿が消えるなど、現在進行形でものは減っている模様です。そして相変わらず冷蔵庫の中身を含むキッチンはがらんとしておりました。
買ってきた食材は基本その日のうちに全て使い切って、そして食べきってしまいたい母曰く
「冷蔵庫と電子レンジの使い方が未だにわからない」
専業主婦歴50年、この人は一体何を言っているのでしょうか。ちなみに見出しの写真はミニマリスト主婦の冷凍室隠し撮り。アイスノンは熱帯夜の安眠グッズとのこと。ていうか、肝心の食料が入ってないじゃないか。
私も大概だと思うけど、母の「ストック持ちたくない意識」は、それ以上かもしれません。先日も大きい台風があったことだし、これでも母なりに最低限の災害時の備えはしているそうですが。
台風と言えば、娘の予想した通り父は水辺を確認に行ったようです。
まあ、嵐が収まった翌日だからいいけども、言わんこっちゃない。
「部屋が散らかり始めたらそろそろヤバい、と心得るように」
と食事の席で語るは父。ものを捨てられない性質ではあるものの、母以上に綺麗好きかつ几帳面な父だからこそ、自分が部屋の整理整頓に無頓着になるのは大きな変化であると断言できるのでしょう。
父の部屋のスチールラックをこれまた隠し撮り。とっくの昔にリタイヤして現在はのんびり年金暮らしだというのに、一体何の資料を整理しているのか。中身は見ていないのでわかりませんが、なんか怖い。散らかっているよりはいいのか。
本人らが言うように、部屋の美しさが両親の元気のバロメーターであると、私自身も考えています。
今年の酷暑も夏バテ知らずで毎日ご飯とおかず+素麺4束をぺろりと平らげているという2人なので、きっともうしばらくは元気で過ごしてくれることでしょう。長生きして下さい。
70代ミニマリスト主婦のファッション
さて昨年の夏はit Girl Tシャツで私の度肝を抜いた母ですが、今回はフラミンゴ柄のTシャツでお出迎えしてくれました。しかも、素材はスパンコール。
ショッキングピンクとゴールドの、スパンコールでできた、大量のフラミンゴ付着T。
「可愛いし、安かったから」
とまるで女子高生のような購入理由を述べる母に驚きを隠せませんでしたが、本人はいたく気に入っているようなので、時にはアニマルTもいいでしょう。
しかしフラミンゴの翌朝、追い討ちをかけるようにRun-D.M.C.Tシャツで颯爽と現れた母の姿にさすがの私も腹筋崩壊。もちろん本人は何も考えていないというか、これまた
「可愛いし、安かったから」
選んだと言いますが、他にいくらでもあっただろうになぜRun-D.M.C.を。可愛いの基準とは一体。動揺して思わずエアロスミスの曲聴いちゃったじゃないか。
ちなみにこれ、GUのグラフィックTのようで、なるほど確かに安いし、種類豊富。しかし派手好きの母ならデザイン的にはNIRVANAあたりを選びそうなものなのに、あえてのRun-D.M.C.ロゴ。ミニマリスト主婦はヒップホップがお好き、ということでしょうか。
いずれにせよ、この1ミリたりとも迷いなきロックスピリットを見習うしかありません。
汗っかきのダイナマイトボディゆえ、夏場は替えのTシャツが多めに必要であると主張する母。清潔を保つ意識も、これまた元気のバロメーター。ものを増やしたくないから夏場もTシャツは1枚で乗り切る、なんて妙なことを言わずに、快適にいられる必要枚数を持っていて欲しいものです。
それがロックTでもフラミンゴTでも、いいじゃないか。
関連記事
-
-
あなたが今すぐモノを減らすべき5つの理由?
捨てたものと買ったものを毎月記録し続けています。 関連 捨てたものリストと買ったもの
-
-
洋服の収納がぐちゃぐちゃ、でも問題は先送り。
By: Floodwall Project[/caption] 私がモノを減らしているのは身
-
-
必要なもの、いらないものは変わり続ける。
ニューヨーク滞在中、7thアヴェニューを散策していてふと気づく。 あ、そうだ、確かこの
-
-
1,000円で手に入る、毎日の快適。
ただでさえもののない部屋から、さらにものを少なくして、ごちゃごちゃしたものは極力目に入らな
-
-
少ない服でも頭を使う必要大ありの秋。
どれだけ服を減らそうと、手持ちの洋服を満遍なく着こなせるはずもなく。 特に秋物ってのは
-
-
どこへも行かないお盆休みの過ごし方。
地元を離れて以降、出張やらなんやら他の予定が入ってついでに立ち寄る以外は、毎年正月に帰省して
-
-
洋服が少なくて本当によかったと思った話。
年末年始の帰省も例の鞄を使いました。 リュックサックしょって街に出ない。 抜群の
-
-
鞄の中身は絶対に見せられない。
訳あって、友人宅の留守を預かることになりました。 「部屋にあるものなんでもテキトーに使
-
-
お花見ファッション、温度差考慮と負荷の重要性。
By: Peter Lindberg[/caption] 先日は今年初めてのお花見に。 こ
Comment
ありがとうございます!!
このシリーズ、楽しみにしていました(笑)
ご実家は、テーブルとソファですか?
それとも座卓?
色んなことをもっと知りたいです。
毎日どんな家事をされてるのか、とか。
もちろん、ストックなんてお持ちじゃないんでしょうね。
お母さま、本当にミニマリストの先駆けですね。本人が全く意識しておられないって所が素晴らし過ぎです!!
ごめんなさい、追加です。
食材のストック、とかではなくて、ほか一般の例えば洗剤とか予備の下着とか、頂き物の綺麗なタオルとか、そういうのです。
またいつか、書いて頂けたら嬉しいです。
これからも楽しみにしていますね!!
さつきさん
さつきさんによろこんでいただけただけでも書いた甲斐があるというものです。こちらこそありがとうございます。
母は確かにミニマリスト気質ではあるものの、所謂ていねいな暮らしや素敵ライフスタイルとは程遠いキャラ及び生活なので、果たしてどなたかの参考になるかどうかはわかりません。しかしながらネタとしては非常に興味深い観察対象ではありますゆえ、近々ご質問の件にお答えする記事を書きたいと思います。しばしお待ちを!