70代ミニマリスト主婦の年明け ’17。
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ミニマルライフ
今年もお正月は両親宅にて過ごしました。
毎回の帰省イベントを少々の緊張とともに迎えるのは私だけではないでしょう。年に数回しか高齢の親と会わない生活をしている方ならば、姿勢や歩く速度、食事の仕方、会話のキャッチボールのテンポなどに現れるちょっとした変化に敏感になるもの。
70代後半にしてはすっきり整った家で快適に暮らす我が両親の場合は部屋の散らかり具合がひとつの目安になるのではないかと考えています。
さて今年はどうでしょうとびくびく訪問してみたところ、お蔭さまで相変わらず、なのでした。
70代ミニマリスト主婦の年明け ’17。
今年もどこかしら室内の写真を隠し撮りしてやろうかと思ったのですが鬼畜すぎるので自粛。
今年も全くこの通り。
前回の訪問同様モノが少なく掃除は行き届き買い置きはせず、毎日きちんと化粧をして食材を買い出しにいくスタイルの母は健在でした。相変わらずテレビ大好き主婦なので年末はスマスマ最終回をじっくり堪能したそうです。よかったね。
お茶を入れるたびにシンク下にあるミルクパンでお湯を沸かす様子を見てティファールの電気ポット買ってあげようかと申し出ると
「んー、今は要らない。そのうち面倒になってからでいいわ」
とのお答え。便利と言われてもモノを増やしたくはないのでしょう。うんうん、元気な証拠だな。
ホッとしつつ毎年恒例家族揃っての年越し鍋をつついていた大晦日の夜、ふいにインターホンが鳴りました。
悪くない人生の後半戦
ご近所同士のご挨拶もすっかり済ませた午後8時過ぎ、高齢者ばかりの集合住宅の来客としてはかなり遅い時間。
これは事件か?と食卓に緊張が走る。
母が応答してみると何のことはない、訪問者はお隣で一人暮らしのご婦人。どうやら玄関の照明がつかなくなってしまったとかで足の不自由なご婦人が父に助けを求めていらしただけのことでした。大晦日の遅い時間に申し訳ない、と恐縮するご婦人にいえいえこれくらいいつでも大丈夫ですよと腕まくりの父。
「もう大分飲んでるんだから高いところに上ったりするのは危ないわ。アンタも一緒に行きなさい」
母に促され後をついて出ていくも、父は既に作業を終えておりました。仕事早いな。
3年ほど前に倒れた時は後遺症を覚悟したものの現在は普通に話し、歩き、自転車で街をならし、酒もそこそこ嗜んでいる父。さらにはご近所さんからこうして頼りにもされているなんてなかなか悪くない人生の後半戦ではないですか。
「結局何のトラブルだったの?電球切れ?」
「いや、ウィンドブレーカーが落ちただけや」
お父さん。それ電気やない、ジャンパーや。
毎回帰省してはくだらない両親ネタを書いている気がしますが、もしかしてこの記録もいずれ懐かしく読み返す時がくるのかもしれない。そう考えると特に面白みはなくとも毎度書き続けようかなと思うのでありました。
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