海外在住女性はなぜ化粧をしなくなるのか。
ここ1ヶ月ほどフィリピンやタイにいて新しい出会いもありました。
今回はなぜか海外生活の長い「女性」と出会う機会が多かったのですが、彼女たちが
「日本へ戻ったらもうあまりモノを持たないようにしたい」
と口を揃えて話していたのがとても興味深かったです。
参考 典型的な「片付けられない子」がミニマリストに変化した5つの理由
海外移住や引越しなど、移動が多い生活をしているとモノを減らしたくなる人はやはり多いのですね。
海外在住日本人はどうして化粧をしないのか
モノを減らしたくなる、という意見と同じくらい多かったのが化粧をしなくなったというもの。
確かに、海外在住の日本人女性はナチュラルメイク、またはノーメイクの人が多いように感じます。
なぜなんでしょうか?実際に化粧をしなくなったという女性たちに質問してみたところ
- 日本で働いていた時は周りもフルメイクだったからそれが普通だと思っていた
- 化粧をせずに外を出歩くなんて考えたこともなかった
- 日本を出て外見よりも内面を充実させることに時間を割きたくなった
- 外見で人を判断する文化が薄い地域にいたから
- いつもの化粧をしていると今いる場所では浮いてしまうから
などなど、さまざまな意見を聞くことができました。
ちなみに以前は休日完全ノーメイク派だった私ですが、今は毎日化粧します。日本にいない今でもしています。
もちろん、日本を離れてもいつもきっちり化粧をしている女性もいるのでみんながみんな変化するわけではないですが、やはりその場所、その土地で生きていくに相応しい装いというものは存在します。治安の悪いエリアでゴージャスな装いをするのは危険なように、周りの環境によってメイクやファッションが変化するのはある意味自然なことなのかもしれません。
日本の女の子は、可愛い
メイクやファッションについての意見をいろんな女性に聞いた中、長らくオーストラリアで暮らしていた20代の女性の言葉がとても印象的でした。
「オーストラリアで久しぶりに日本から来た女の子と会った時、彼女たちが眩しすぎて愕然としたんです。メイクも、ファッションも、ずっと日本にいる女の子と外見を気にせずに暮らしていた私とはぜんぜん違う。このままここにいたら彼女たちにどんどん遅れをとってしまうんだ、と思ったら早く帰国しなくちゃ、と思いました。」
もちろん、彼女が日本から来た「眩しすぎる」女の子たちに引け目を感じる必要なんて全くないのですが、このままじゃヤバイ!と感じてしまうところはなんだか微笑ましくもありました。なぜなら、彼女には遠距離恋愛中の彼氏が日本にいるから。
「私がここにいる間、日本の可愛い女の子に彼をとられちゃう!」
そんな気持ちもあったようです。
ああ、なんかいいですね、可愛いですね、甘酸っぱいですね。なんて、本人にしてみればそんな暢気なことは言ってられないでしょうけど。
既に40代の私は完璧に美しい人と自分の外見を比べることに意味などないとわかっていますが、20代の頃なら彼女と同じように感じて悩んでいたかもしれません。
そう考えると歳を取るっていいもんだな、なんて思うものの「内面の充実が外見に影響する」年代になってしまっているのも事実。
参考 服を買うなら捨てなさい スタイリストが提案する持たないスタイル。
おしゃれをする、しない。化粧をする、しない。
外見と内面、必要だと思えるどちらかを取ってどちらかを捨てる、なんていう単純な話ではありません。
見た目を美しく保つ努力をしている人の内面は絶対に空っぽなはずないだろうし、内面が充実している人が人を不快にさせるような汚らしい装いをするとも考え難い。
ファッションもメイクも、自分がどう生きたいか、どうありたいのかを表現する手段の一つ。そう考えれば、自ずと周りに流されることのない40代の今の自分なりの心地いいスタイルが定まっていくのだろうと思います。
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