白髪染めの悲劇、ナンシーへの道。

公開日: : 最終更新日:2018/07/27 健康と美容

headphone

髪が乱れる点が少なからず問題ではありますが、近頃は外出にもヘッドホンを持ち出しがちです。

人間は、そういうふうにできている。

マイクがついていないので、skypeなど音声通話が必要な折には結局マイク付きイヤホン使わなきゃいけないんだけど、音を聞くだけならばヘッドホンが気持ちいい、という結論であります。

小さいとはいえ、荷物は増えるが、まあ重さはさほどないのでよしとしましょう。

白髪染めの悲劇

konbu

お気に入りゆえのヘビーユースで、そこそこ劣化してきたBluetoothヘッドホン。

線が一本ないだけで、こんなに自由になるなんて。

まあ白選んじゃった時点で汚れは覚悟の上です。劣化が気になるのならばやはり黒を選ぶべし、なのでしょうね。

しかしある日、悲劇は起こった。通常ではありえない汚れ方をした。

暑い日が続いたからでしょう。頭皮が熱を発散しようと頑張っていたのでしょう。正式名称わからないけど、あの、ヘッドホンのアーチ状になってる内側が、うっすら紫色に染まりました。カラートリートメントのせいで。

昆布で白髪は染まるのか問題。

髪はしっかり染めてくれないのに、ヘッドホンはきっちり染めてくるとはこれいかに。

自身の名誉のためにはっきり申し上げておきますが、今回の件は私の横着や不手際に起因する惨事ではありません。カラートリートメント塗布後は毎回しっかり洗い流しておりますし、きちんと乾かしてもいます。

しかし、この酷暑には勝てなかった。じっとり汗ばむ陽気のせいで、浸透していたはずのカラートリートメントがうっかりこんにちはしてしまいましたよ。という平成最後の夏にそこかしこで起こっているであろうありきたりなエピソードを披露してみました。

ヘッドホンじゃなくても、帽子とか、シャツあたりで、奥さんもこの手の失敗やらかしてるでしょう?ねえ。ねえってば。

ナンシーへの道

白いヘッドホンにきれいに写し取られた頭髪の跡を、惨めったらしくアルコールで拭き取りながら、写し取ると言えば消しゴムはんこだな、と思う。

あれはもう40年近く前。私の中で空前の消しゴムはんこブームが到来したので、休み時間に教室でせっせと消しゴムを彫ってはノートの端にペタペタ押していました。そうです、昔から一人遊びが好きな暗い子供だったのです。

一心不乱に彫り続ける私を見て幼な馴染みのゆきちゃんが

「crispyちゃんって、そういう子供っぽいところあるよねえ」

と鼻で笑ったことを、昨日のことのように思い出します。

子供っぽいって、我々正真正銘の子供じゃないか。まだ小1やぞ? とは思ったのだけれど、そこはそれ、私とて物心のつき始めた児童。同級生に子供っぽいとバカにされたことが妙に恥ずかしく、その後消しゴムはんこ道からは距離を置くことになりました。

ああ、あの時ゆきちゃんに彫り作業を見つからなければ、ナンシー関になれたかもしれないのに。いや、ゆきちゃんのせいだけじゃない。たった一人にバカにされたくらいであっさり手放せる程度の情熱しか持ち合わせていなかったのだから、どのみちナンシーには遠いのだ。そもそもなりたいのかという疑問もあるけれど、ああいう細かい作業をコツコツ続けていられれば、もう少し器用に育っていたのではという悔いは、残る。

今すぐ一から人生全部やり直したい。

連日の暑さのせいでしょうか。ヘッドホンの話からずいぶん遠くへ来てしまった気がするけれど、ゆきちゃん、その後お元気ですか。

 




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Comment

  1. まるい より:

    タイトルの「ナンシー」で、ナンシー関しか思い当たらず。
    本文にナンシー関の文字を見た時は、ニッコリしたまるいです。
    他にナンシーといえば、というお題で絞り出したのが「夏色のナンシー」。
    昭和に「時代」と付ける事に抵抗(大正時代や明治時代と同じ遠さを感じてしまって)を覚える昭和な女ですが、平成も終わるんだから慣れないとね、昭和時代。

    消しゴムはんこで思い出しましたが、消しゴムはんこを押すようにファンデーションを肌に付けるんです、習ったアラフィフメイク。
    崩れないです。
    でも、うっかり法令線周囲にもパウダーを施したようでコントのおばあさんメイクのごとくくっきり溜まってしまうという失態を久々にしちゃいました。夏奴!

    • crispy-life より:

      まるいさん

      おっしゃるとおり、関と早見が我々世代の2大ナンシーと言えるでしょう。早見について触れたこの記事は、まさにナンシーから連想したものであります。

      しかし不思議なもので、昭和の女と言いつつも実は平成歴のほうが断然長いんですよね。自分の歴史の半分以上、大人になってからはずっと平成を生きてきたのに、未だ強めの昭和感を持っているとはこれいかに。などと考える平成最後の夏、私もベースをぐいぐい肌に押し込んでいく所存です。

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