過剰なおひとりさまアピールの寂しさ。

公開日: : 一人飲み, 生き方と考え方, 食べること

akabane57

一人暮らしかつフリーランスなもので、一人行動にまつわる話をよく書いています。
一人で過ごす密やかな楽しみとか孤独とはなんぞや、みたいなことを考えるのが殊の外好きなのです。

関連 女性が一人で生きていくのは大変、という勘違い。

基本的には一人でも二人でも大人数でも、それぞれの生活に楽しさや侘しさ、喜び、心労はあるのだから、一人だからいいとかダメとかって単純なものではないよね、と考える派。実際、一人暮らしの私は本日も朗らかに過ごしておりますありがとうございます。

けれど、一人イコール大変、寂しい、と捉える人やそう見える場面が多いことも十分理解しているつもりです。




一人の時間とみんなの時間は別のもの

普段は自宅で一人晩酌に勤しんでいますが、友人知人らと食事を共にすることも少なくはなく。最近は

krea2

上野の韓国料理店で旨味たっぷりの海鮮チヂミや豪快な厚みのサムギョプサルを頬張ったり、

chaina

新宿の上海料理店で大量の唐辛子と共にカラリと揚げられたカエルの唐揚げにむしゃぶりついたり、

japanese

渋谷の和食店のカウンターで旬のつまみをつついて日本酒をちびちびやったりしています。うほほ、ご馳走ご馳走。

中華料理や韓国料理は一人よりも大人数で行くほうがあれこれオーダーできるし、何よりワイワイしながら飲食する楽しさというのはこれ格別。なわけですが、誰かと食卓を囲む行為と一人でひっそり杯を重ねるそれは全くの別物。

関連 一人の時間を楽しめる理由と一人で街を味わう理由。

私にとって、誰かと一緒に食事するときの主役は、あくまで会話。一方、一人のときの中心は酒であり肴。よって、外食、特に飲酒を伴う外食について、一人がいいとか嫌だとかで単純に比較して優劣をつけることなどできません。

そんな話をしたわけではないのですが、友人がレモンサワー片手に

「過剰におひとりさまアピールされると対応に困るんだよねえ」

とつぶやいたのでドキリ。あら、それって私のことかしら、なんて自意識過に反応してしまったのですが、彼女の会社の後輩の話でした。

困惑のおひとりさまアピール

聞けば件の後輩嬢は食事や遊びに誘っても一向に応じてくれず

「私は一人でどこでもいけるし、なんでもできるんで、わざわざ誰かとつるんで行動する必要ないんです」

の一点張りなのだとか。

関連 シンプルは孤独、そして何よりも面倒なこと。

ああー、今時の若い人はお酒飲まないから飲みニケーション(死語)とか嫌がるよねえ、と思ったら後輩嬢はすでに40代。帰りにちょっと一杯などという文化が理解できない年齢ではなく、実際お酒は好きだと言う。

勤務時間外まで社内の人と一緒にいたくないという気持ちもわからなくはない。でも、ちょっと距離を縮めて話したいとか、上司に叱られて元気がなさそうだから励ましてあげたいな、なんていう場面でも頑なにおひとりさま最高、一人でいたいアピールをされるので困惑する、とのことでした。

あああ、なんかすみません。いや、私の話じゃないんだけど。

おひとりさまに感じる寂しさ

moalboal-restaurant_1

単独行動大好きな私はおひとりさま大好きな後輩嬢の言い分はよくわかるし、もちろん本当のところはわからない。

もしかしたら会社の人たちとの付き合いで嫌な思いをしたからこそそういう断り方をしているのかもしれないし、単に友達が避けられているだけかもしれないし、私同様酒癖が悪いゆえに醜態を晒したくない、といった理由があるのかも。

けれど、おひとりさまアピールを受け続けることを

「誘いに応じてくれなくて寂しい」

とも表現した友人の言葉にああそうか、と。

一人が好きで、それについて他人にどう思われようが気にしない側の人間はそこで完結できるけど、頑なにおひとりさまポリシーをアピールし、貫くことで近しい、そして少なからず自分に関心を持ってくれている誰かに寂しい思いをさせる場面もあるのか、と。

もちろん、自分の気持ちを差し置いて、犠牲にしてまで誰かの要望を聞き入れる必要はない、というか無理。

関連 気が合わない、嫌いな友達との付き合い方。

一緒にいるのがただただ辛い人の誘いに無理して応じることはできないけれど、嫌い、とまではいかないならば、おひとりさま至上主義でもたまにはうっかり誘いに乗るチャレンジ精神は持っていたいなと改めて考えたのでした。

人と関われば痛い目をみる

誰かと時間を共にすることが「チャレンジ」って大げさな、とお思いでしょうか。
いやいや、私のようなもじもじ型の人間にとってはこれが結構な高さのハードルなんですよ。でも、だからこそ得られる果実的なものもあるわけで。

例えるならば年がら年中ツアーだらけのバンド活動はキツくても、たまのセッションなら気負いなくやれるよね、という話。
ソロ活動ではありえない面倒や息苦しさはあれどそれが一生続くわけじゃなし、えええなに今のリフ、なんでそんなの出てくるの?みたいな発見だって多々あるのだから。

関連 私なら行かない。

寂しい、とつぶやいた彼女の隣で菜の花のおひたしをつつきながらそんな風に考えたのは、孤独大好きおひとりさま万歳の私がここのところ重なった友人らとの会合にてそれはそれは痛い目にあっているからであります。

ミニマリストの持たない暮らし

無論痛みを悦ぶ複雑な癖は持ち合わせておらず、基本的に痛いのはイヤなんだけど、たまに痛い目をみるのもアリだなあと思うことしきりの2017年春。

今もなお胸をチクチクと刺してくるこの痛みについて、書き始めると夜が明けそうなのでまたいずれ。ああ痛い。

 






関連記事

170301ienomi_5

里芋と鶏もも肉のしょうが煮、小松菜のおひたし献立。

今週は訳あっての里芋シリーズです。 甘味探求キャンペーンの件もあり、メインはしっかり甘

記事を読む

鶏肝煮献立

鶏肝煮、おつまみ奴献立。

気持ち悪い。 自分で画像を加工しながら、ちょっとグロいなと思ってしまいました。

記事を読む

塩鮭と蕪の味噌煮込み

塩鮭と蕪の味噌煮込み、ちぢみほうれん草と椎茸のおひたし献立。

お得意の汁飲みです。 「汁飲み」とは、味噌汁、スープなどの汁物をアテに酒を飲むスタイル

記事を読む

suma1608_25

どこへも行かないお盆休みの過ごし方。

地元を離れて以降、出張やらなんやら他の予定が入ってついでに立ち寄る以外は、毎年正月に帰省して

記事を読む

肉団子とキャベツの煮込み 献立

肉団子とキャベツの煮込み、小松菜とツナの和えもの。

一人暮らしの料理はあれこれ食材を買い揃えることが難しいのでどうしても内容が偏りがち、ではない

記事を読む

osaka_shinsekai_25

夜景をチラ見で地獄どうふ。大阪新世界はしご酒ツアー後編。

大阪新世界はしご酒ツアー、後編です。 関連 新今宮から通天閣を歩く 大阪新世界はしご酒

記事を読む

鯛のかぶと煮献立

鯛のかぶと煮、きのこと梅のすまし汁献立。

習慣で日々の晩酌献立を撮影し、ちまちまと記録し続けております。 暮らしの定点観測のすす

記事を読む

By: Kevin Dooley

本当は一人で生きてるわけじゃないけれど。2016年6月ブログまとめ。

By: isvend09[/caption] 先日ブログ開設2周年を機にブログ運営まとめ的な

記事を読む

鯖水煮缶 献立

家飲み献立 5/27 鯖と玉ねぎのサラダ、小松菜のオイル蒸し。

毎晩食事の時にはさー、ビールだ!と冷たく冷やしたヤツをぷしゅっと開けるのが日課なのですが、こ

記事を読む

砂肝炒め献立

一人晩酌つまみ 砂肝の黒七味炒め、塩鮭と白菜のみぞれ煮。

3月ですね。 3月って言ったら何かなあ、そろそろ春らしいあれこれが出てくるよねえなどと

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

1st_fuda_40
JR鳴門駅から一番札所・霊山寺へ。高速バスで行く徳島の旅 その2。

ついでだからと立ち寄っただけだった鳴門公園の楽しさに朝から大興

きのこの卵とじ
きのこの卵とじ、さつまいもとわかめの味噌汁献立。

芋と海のものの組み合わせって、妙な魅力を感じませんか。 じゃ

counter
おばさんが旅に出る理由。

おばさんって連れ立って旅行とか散歩とかしたがるじゃないですか。

naruto_24
神戸から高速バスで行く徳島の旅 その1 鳴門渦潮ワクワクタイム。

帰省先の神戸から高速バスを使って徳島に行ってきました。

さつまいものにんにく焼き
さつまいもにんにく焼き、ほうれん草と蒸し鶏のしょうが和え献立。

秋めいてきましたね。 相変わらず四季とあまり関係ない生活

→もっと見る

PAGE TOP ↑