スープで胃腸を休ませる。

健やかかつ強靭、いつも頼れるパートナーである我が胃腸が
「なんか最近お疲れだわ」
と申告してきたので、数日間休ませることにしました。
胃の疲れ対策としては「食べないこと」が効果的らしいのですが、悲しいかな疲れていても腹は減る。だからといって、胃に優しいものを考えて、あれこれ工夫して作る覇気もない。
結局は、スープでお茶を濁すことにしました。
スープで胃腸を休ませる
旅行や帰省など、日常とは異なる食が続いた、または暴飲暴食したあとは、きのこスープで休憩したりします。
その感覚で今回もスープを選んだのだけど、振り返ってみたらばさほど胃腸に優しくはないような気もしますね。
きのこと卵の黒酢スープ

鶏がらスープでしめじ、ねぎ、白菜、春雨を煮て水溶き片栗粉でとろみをつけてから溶き卵を流し入れふんわりと固めます。黒酢とごま油で味を整えたら完成。仕上げの胡椒を振りすぎた。
今回は少ししか入れてないけど、春雨をたっぷりいれれば腹持ちもするスープ。黒酢の酸味がいい感じ。
ミヨックク風わかめスープ

鍋にごま油とみじん切りのにんにくを入れて火にかけ、豚薄切り肉とわかめを加えて炒めます。肉に火が通ったら水を入れ、しょうゆを加えてよく煮込み、ねぎを入れて完成。
「ミヨックク」とは、韓国のわかめスープのこと。本場で食べたことはないけれど、個人的にいろんな思い出のあるスープなのです。本来は牛肉で作られることが多いので、豚肉を使った今回はかなりのなんちゃってミヨックク 。日本の味噌汁ならわかめを長時間煮たりはしないけど、ミヨッククに近づけるならばぐっつぐつに煮込むのが正解なのだと今回初めて知りました。

韓国料理といえばおかずもつけたいよね、ということで、しめじの卵炒めと小松菜のナムルを添えて。
卵やら肉やらがっつりたんぱく質入ってるし、ミヨックク に至っては刺激のあるにんにくを使った上にパンチャン風おかずまでつけちゃって、もはや休息する気無し。まあ酒は飲んでいないので、肝臓にはいい休暇となったかな。
というわけで、久しぶりのロング休肝日はスープで過ごしたのでした。
晩酌好きの休肝日ごはん
胃の疲れ以外にも、所用とか仕事の都合とかあって、実は1週間くらいまともな食事を作っていなかったのですよ。
普段から簡単な料理しか作らないとはいえ、毎日の食事準備ってそれなりに面倒だし、作り食べて片付けるだけの気合もパワーもいる。
でも、家にいるのに自作ごはんから遠ざかってしまうと、なんだか調子が狂うんだよなあ。と、今回も実感しました。
なんでしょうね、コレ。外食やテイクアウトのほうが絶対美味しいし、見た目もいいし、ラクなんだけど、美味しすぎて疲れちゃうみたいなところもある。外では食べられない質素な家庭料理の愛おしさ。
調子も戻ったので、地味晩酌ネタもまたぽちぽちあげてまいります。
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