肉吸い、おかひじきと干しえびの和えもので晩酌。
肉吸い、という食べものをご存知でしょうか。平たく言えば肉うどんのうどんぬきスープ。蕎麦屋における天ぬきみたいなものです。
その昔、吉本新喜劇の劇場近くのうどん屋で芸人さんがアレンジ注文したものが発祥とされ、大阪名物的な位置付けで紹介されることの多い一品。しかし肉吸いはあくまでこのお店のスペシャリテであり、大阪や関西地域の家庭で広く親しまれている味ではない、と個人的には思っております。
本来の肉吸いは関西風の昆布出汁ベースに、肉はもちろん関西らしく牛肉で、青ねぎがたっぷりのっており、生卵を落としたり、卵かけご飯をお供にして食べたりするスープ。
よって、材料も作り方も異なる本日のそれは肉吸いとは似て非なるもの。ただ「肉吸い」と書いてみたかっただけです。すみません。
肉吸い、おかひじきと干しえびの和えもので家飲み
- いりこのおろし和え
- きんぴらごぼう
- おかひじきと干しえびの和えもの
- 肉吸い
いりこのおろし和え
出汁をとった後の煮干しの出汁がらを大根おろしで和えたもの。カルシウム補給おつまみです。
きんぴらごぼう
こちらは先日の残りもの。
おかひじきと干しえびの和えもの
さっとゆでて水にさらしたおかひじきの水を切って適当な長さに切り、干しあみエビと少量の塩、ごま油で和えたもの。
肉吸い
しっかり煮出したいりこ出汁を塩、みりん、しょうゆで少し甘めに味付け。豚薄切り肉をさばき入れ、アクを取りながら煮込みます。途中でえのきを加え、最後に生わかめを入れさっと煮てうつわに盛り、たっぷりのさらしねぎを乗せ七味唐辛子を振ったら完成。肉にきのこ、海藻と具沢山ではあるけれど、これはアレですね。汁で飲む系つまみですね。いや、本来はつまみじゃないですけどね。
出汁はいりこだし、肉は豚肉だし、わかめとかえのきとか余計なものが入ってるしで、肉吸いを名乗るのはきっと間違っている本日の一品。単にこれらの材料が揃っていたのであわせてみた次第。ボリューム出すならえのきじゃなくて豆腐がスタンダートでしょうか。
豚肉で作るにしても、もうちょっと脂身のある部位のほうがそれらしくできるのかもねと思いつつ、赤身ばかりのもも肉を選んでしまうお年頃。健康を考えるのならまずは酒をやめろという話なのですが、まあそれはおいといて。
よくよく考えてみれば肉うどんすらあまり食べたことがない私。関西のうどんならばきつねとか梅昆布あたりを選んでしまうし、そもそもうどんは関西風より讃岐うどんを好むという郷土愛薄めのうどん食いであります。
でも、本家本元の肉吸いは美味しそうだよね。大昔、難波エリア勤務時代ならいつでもチャンスがあったのに、なぜかお目にかかることなく大阪と疎遠に。またそのうちあの辺りにも顔を出してみましょうかね。
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Comment
crispy様
ちょうど今週の定休日を利用して大阪に
遊びに行きましたので、グッと来ました。
甲府からは夜行バスにて、東梅田で降りて
朝御飯は難波で肉うどんにかやくご飯だった模様ww
肉吸いは本店でも花月でも食べたことがありますが、
なるほど、一般家庭料理ではないのですね。
crispy肉吸いの方が美味しそうです。
20年位前の良い意味で汚く雑多な大阪が好きだったので、
今の大阪はちょっと綺麗過ぎ……のような。
もちろん綺麗に越した事は無いのですが。
夜は道頓堀にある老夫婦二人で切り盛りしている
呑み屋さんで一献傾けました。
大阪らしい緩やかなお店がどんどんなくなっているのは
寂しいですね。長コメント失礼致しました。
ちゅーなーさん
大阪へ行かれていたのですね!それはタイムリー肉吸いでした。
私の道頓堀付近の記憶は15年前くらい前までで止まっていますが、当時はそれでも「最近どんどんテーマパーク化していくなあ」などと思っておりました。実はあまり得意なエリアではないのですが、それなりの期間過ごした場所なので思い出も多い場所です。
新世界辺りは少し脇に逸れれば変わらない風景があるとはいえ、新今宮に星野リゾートができる時代です。友人と通った十三の名店も数年前の大火事で全焼してしまいました。決して懐古主義者ではないけれど、そこそこ長く生きてきたのだなあと思わずにはいられません。今お気に入りの場所や店も永遠ではないのだから、存在に感謝しつつ足繁く通いたいものですね。