40代の冬の服、可愛いと若作りの間で。
眠らせてしまいがちなアイテムの活用に成功している今秋。
今秋って、もうそろそろ季節は冬ですね。
今年は今の時期に是が非でも活躍させたい1枚があります。
40代の服、可愛いと若作りの間で
今年こそはと考えているのはイタリアブランド PierAntonioGaspari のコート。コート、というか何でしょう、ポンチョ、ケープか。
限りなくブラックに近いネイビーのローゲージニットなんだけど、ラバー加工効果により甘さは抑えられハードさが加味されている、という印象の1着です。
これ、今着るにはどうなんだろう?としばらく寝かせていたのですよ。
一目惚れして購入した当初はまだ髪が長かったので、すっきり一つにまとめてこのコートを羽織るのが気に入っておりました。が、いくら甘さ控えめといってもポンチョという形状からしてフェミニン感満載だし、大ぶりのボタンも可愛いといえば可愛い。
30代ならともかく、40半ばでこれを着るのはどうなんだろうか。下手な若作りになりやしないか。という迷いがあり、ついでに件のスヌード同様見た目よりも暖くはないことも手伝って、ここ数年は登場機会がありませんでした。
でも、捨てはしない。もう2度と着たくないとか、着る機会がないと判断できる物以外、お気に入りは使わずとも極力捨てない主義なのです。
数シーズン寝かせてすっかり気持ちも落ち着いた(?)ので、改めてこの冬の活用法を探っていて気付く。
だからもう、大丈夫なんだってば。
ちょっとくらい頑張ったって、もう可愛くはならない
若い頃からとにかく徹底的に「可愛いもの」を避けて生きてきた私。ピンクとかレースとかリボンとかフリフリとか、女の子っぽさとできるだけ関わらないようにしてきたのは、下手すれば可愛らしい雰囲気になってしまう危険性があると本能が察知していたからでしょう。なんせ、若かったので。私だって、生まれた時からおばさんだったわけじゃないからね?
が、今はどう頑張っても可愛くなんてならない。リボンふりふりとかお姫様ルックとかでもない限り、多少のフェミニンさを付け加えたところで、もう可愛くはならないんだってば。
いや、相変わらず可愛い方面は苦手だから努力もしないんだけど、可愛くなる事故はもう起こらないのだから、多少可愛げのあるものを纏ってもある意味安心なのではないかと思うわけです。
多少なりとも可愛げがあると思われるアイテムに手を伸ばす怖さが薄れた一方で、近頃はプレーンなシャツやジャケットにも惹かれる。こういうなんでもない服を着ても着られてるようには見えず、程よい枯れ味というか、頑張りすぎないきちんと感が出せるのは年の功と言えましょう。いや、枯れてちゃダメなのか。でも、枯れるよね。枯れ木も山の賑わいの精神。
一応付け加えておくと、単純に私の趣味として可愛い物が苦手なだけで、いくつになってもラブリーメルヘン好きな人だっているし、それはそれ。おばさんは可愛くしちゃダメ!などという偏った主張ではございません。
若い頃とは別の方向で姫ルック(?)を追求する方法だってきっとあるだろうし、要は力技と個性でどれだけ戦えるかってことですよ。
そんなわけで、ポンチョ。
以前は黒のスキニーにロングブーツなどで着ておったのですが、今年はもうちょいラフな感じに仕上げようかと。だるっとした白Tシャツにデニム、足元はパンプス。ショルダーバッグを持つのが難しい形状のアウターなので、鞄は斜めがけポシェットをイン。これくらいの適当さが、今はちょうどいいのではなかろうかと踏んでおります。
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