頭の中の声が相変わらずうるさい 、あなたいったい誰。
相変わらず、眠りが浅いです。
現在絶賛サマータイム導入中。よって、早朝目覚めたらばもうそのまま起床してしまえるのでそう辛くはないですが、眠りが浅いか深いかで言えば、多分浅い。
なんだろう。浅い眠りにさすらいながら、私はホントは愛を叫んでいるのだろうか。
頭の中の声が相変わらずうるさい 、あなたいったい誰
冒頭でリンクした脳内会話に関する記事は、睡眠中というよりもひとり言にフォーカスした内容でしたが、こんなことを書いておりました。
他人が私の頭を支配しているなんていうオカルトなアレではなくて会話しているのは自分なので全然怖くはないにしても、寝ている時もおしゃべりはずっと続くので睡眠の睡眠たる爽快感に欠けるのです。
大丈夫ですよ、別にヤバいことは言ってませんからね?と牽制しつつの発言ではありますが、頭の中の声は私自身のものであるからしてうるさくはあれど、健全なのだ、と。
が、先日読んだ本の一節に
「頭の中の声は実は自分自身のものではない、と気づくと開放感が味わえる」
なる記載があり、へえ、と思う。曰く、「自分」とは「思考している自分を見ている者」らしいが、なにそれ怖い。我が脳内にて日夜相当おしゃべりな、あなた一体誰。
なぜこんな恐ろしい本を読んだかというと、先日kindleライブラリを整頓していたから。なんだか見慣れない、読んだ記憶もない本が入っていたので、はてこれはなんだったかいなと内容を繰ってみれば、どうやら宇宙の神的なトピックス満載の1冊でありました。
思い出した。そうだそうだ、これ、あちら側の情報にやたらと詳しい友人に強くプッシュされたんだった。
履歴を探ってみれば、ダウンロードしたのは2013年の秋のことらしく、ああなるほどね、と思う。行くか戻るか、続けるか止めるか、この先どこで生きていくか、などなど、それなりに大きな分岐点を迎えていた時期でありました。
よりよい選択をしたい、正しい判断を下したいと考えて勧められるがままにこの本に手を出した、はず。でも、冒頭数ページをめくってみただけでああ宇宙か、と判断して放置。結局その後本書の存在すら忘れて現在に至る、という脱力感溢れるエピソードです。
で、今になって再度出会ったのも何かの縁、と今回改めて読んでみて、冒頭の説に目が止まったというわけ。
思考と自己とを同一化しないという視点
目に見えるものが全てだとは思わないけれど、内なる存在とか、宇宙とか、神とか、そういうものもよくわからない。でも、頭の中が常にうるさく、時にそのうるささに掻き回されている自覚がある私にとって、思考と自己とを同一化しないという視点はへえ、と思えるものではありました。アレですかね、思考を止める、瞑想と似たようなものでしょうか。
瞑想に関しては何度も書いているし、なんならチェンマイで修行したりもしたけれど、未だに全然修得できておりません。
できない、というか、むしろやってない。いや、やろうとすると、寝落ちする。で、落ちた後にもやっぱり思考していて、犬を抱いてタクシーに乗せようとしたら断られたから仕方なく人の姿に変身させて、しかしこれ、よく考えたら結構な技術なのだからしかるべき機関に研究を依頼して発表すべきでは?なんてことを犬と相談しながら、ていうかせっかく人型に変身したのになんでアンタ私の膝の上に乗ってんの?みたいなシーンを昨日も延々考えておりました。
これは思考ではなく夢か。単に夢見がちなだけなのか。いや、夢を見るのも眠りが浅い証拠か。
ところで今これを書いていて確認した本書のレビューの多さに驚きました。みんなサクッと気付いたり目覚めたりしているようにも見えて、なんだかちょっと羨ましい。
煩悩まみれ欲まみれで俗世を絶賛サヴァイヴ中の私がこの手の本を1冊読んだところで宇宙の秘密は皆目わからず、意識も世界も変わりはしないけれど、脳内在住の誰かさんに翻弄されないようにはしたいと思います。
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